第36詩 過ぎ去りし追憶

死んでから有名になった作品。

そんなものに意味はあるのだろうか?


苦しい…辛い…悔しい…なぜ…なぜ…なぜ…。

ゴッホの黄色…感情をぶつけるような感覚

賢治の闇…悲しく暗い蒼く暗い闇

そんな気持ちが…色が…音が…言葉が…僕の心に入ってくる。


評価なんて…その人に伝わらなければ意味がない。

「キミには期待していたんだが…」

そんなことを言われた心を彼らが笑いながら視ている気がした。

「俺たちでさえ…そうなのに…お前みたいなカスが、何やったって評価されるわけないだろ」


そのとおりだ。


苦しい…辛い…悔しい…なぜ…なぜ…なぜ…。

この想いだけは僕だけのものじゃない…。


ずっと…ずっと…積み重なってきた想い。

僕も今、その思いの中で生きる、眠る。


隣で眠るキミは…僕は…。

キミになにかしてあげられるだろうか…ごめんね…僕で…本当にごめんね。

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