第31詩 消えたい…ただ消えたい

存在感ってなんだろう……。

僕はここにいるのに……存在感ってなんだろう。


なぜ?ここにいるのに、存在ごと否定されるのだろう。


視えないの?

見ようとしないだけ。


存在ってどうやって伝えるの?

伝えないと見てくれないの?


僕は誰だっけ…名前なんてあったっけ


夜の街…ひとりで歩く、誰も僕を知らない。

このまま闇に溶けていけたら…幸せなのかな。


あのノラ猫は夜に溶けていくのかな。

もし…よかったら、僕もそっち側へ連れて行ってくれないか?


視えない僕だって…すべてを視ているのだろうか…。

消えたい…消えたい…消えたい…何年願えば叶う?

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