その7「話のリズムと記法」

 最近めっきり忙しくなった私です。カクヨムを覗く暇も無い毎日で倒れそうです。ま、それは置いておいて、今回は文章レイアウトの話です。実は私自身、これら話がここまで長く続くとは思いませんでした。とりあえず息抜きになればいいかなとか、メモ書き程度になればなぐらいの気持ちでしたので、今までの一連の駄文大変見づらかったと思います。改行もなくさらさらと字が並ぶだけ、これではいかに有用な内容でも読んでいるうちにストレスが溜まりますね。それを防ぎ、疲れさせないレイアウトとは何かを考えていきたいと思います。


 ~その1 全ては基礎と同じ~ 


 と、言っても書き手ならば常識と言える事ばかりの内容です。きっとこの話は飛ばしても何ら変わらないでしょう。上のように話題が変わる際には何らかの方法で大きく行間を作り、休めるスペースを設けましょう。一定のタイミングで区切りを付けることで途中で止めて、再度読み始めるときに、始点を探す手助けとなります。また、極端な方法ではありますが。


 行間を敢えて1行分開けて、全体的な文字の密度を下げて、1スクロールに入る文


字の量を物理的に下げてしまうというやり方であったりとか。


 他にも物語中にできるだけ多くの対話の描写を入れていく事によって、「」の分行間を開けたり出来ますし、口語表現なので比較的読みやすく、リズムを整えることが出来ます。


女「そうね…例として挙げるならこんな感じかしら…?」


男「あぁ、確かにこれなら見やすいし、キャラクターが直接絡めるから、読み手としても物語に没入しやすくなるな」


女「キャラクター…?読み手…?男くん急にどうしたの?何のことだかさっぱり…」


男「おっと失敬、つい前世の記憶が…ね?」


女「…?」


 ~その2 自分なりの特徴を作り出そう~


また、その書き方に自分なりの良さや特徴を見出すのも書き手の仕事のうちです。ここで少し遊んでみましょうか。以下は本当に単調な物語の展開を書いたものです。それを自分の言葉で再構成してみましょう。


「少女が電車を待っていた。そこに男性が現れて、大森行きは何番ホームかと聞いた。少女は5番ホームですと答えると、男性はありがとうと言って去った。」


本来は私も例として挙げたいのですが、元々上手く無いのと、不要な影響を避けるために敢えて書きません。でも、大概の場合自分の文章に意図的に特徴を作るのは大変難しく、だいたいは慣れや癖が大きく関わってきます。こんな時こそ前回話したよき読み手と協力して、自分の良さ、あるいは癖を知って貰いたいのです。


まとめ:行間を開けると情報量は減る分読みやすくなる。話題が変わるときには大きく題を取り上げておくことで区切りもつけやすく、途中から読んでも読みやすい。また書くときに自分なりのルールを取り入れることで、個性を生み出したり、さらにまとめ易くすることができる。このレイアウト例は好きに活用して下さい。


次回:さいごに

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