メカニックファイル(1st Attack)
解説事項について
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スペックの意味合い
全高:機体の頭まで含めた全体の大きさ
重量:武装無装備状態重量
装甲材質:その機体の装甲の材質
生産台数:3275年現在までに生産された機体数
生産開始年:その機体の製造が行われ始めた年。大概は設計から何から何まで半年あればロールアウトできる
タイプ:その機体がもっとも得意としている任務内容(AEGISのみ)
フレーム:その機体の基礎フレームユニット
最大行動時間:バッテリーフルチャージ状態での活動限界時間のこと
マインドジェネレーター:その機体に装備されているマインドジェネレーターの型式
武装:その機体が所持する武装
オプション:固定武装以外にもっとも頻繁に扱う武装
捕捉「マインドジェネレーター型番の意味合いについて」
プロトタイプエイジス
例:紅神「T-2-68-RN-0402」
T(Type)-2(マインドジェネレーター型番)-68(68年度製)-RN(Rod Number)-04(04ロッド製)02(2番機)
ベクトーア製エイジス
例:BA-09-S「Burst-73-VMG-4Ⅱ」
Burst(マインドジェネレーター制作会社名)-73(73年式)-VMG(正式採用型マインドジェネレーター(Yだと試作型))-4(4型)Ⅱ(改)
華狼(ファロウ)製エイジス
例:
孟起重工(製作会社名)七一式(71年製)精神感応型電力発生器(要はマインドジェネレーターのこと)四型(型式)
フェンリル製エイジス
例:リュシフェル「L-V-69-MG6」
L(製作会社の頭文字。これは「Lilac」社)-V(正式採用型)-69(69年式)-MG(Mind Generator)6(6型)
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ベクトーア
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XA-006
全高:20.2m
重量:52.8t
装甲素材:レヴィナス
生産台数:一機
生産開始年:2268年
タイプ:強襲能力機動性重視型
フレーム:T-03α
最大行動時間:7時間30分
マインドジェネレーター:T-2-68-RN-0402
武装:ナックルクロー×2、オーラシューター×2、特殊両刃銃剣『デュランダル』
オプション・追加:スクエアブレード、『YB-75』試作型ビームカノン、『MG―65』45ミリマシンガン
プロトタイプエイジスの一機。
元々強襲用に考え出されていたプランの一つから生まれた機体だが、バランス自体も極めて良好であり、理想体の一機とされた。
最大の武装は標準装備された特殊両刃銃剣「デュランダル」にある。この武装はオーラカノンとオーラブレードの機能を併せ持つ装備であり、『XA-004蒼天』にて装備されたカノンブレード『クラウソラス』のスタイルである『銃剣』をより推し進めた形である。普段はツインブレードとして機能するこの武装だが、あくまでもこの武装の神髄はガンモードにある。
イーグの質にも寄るが、初期型デュランダルのガンモードは最大出力で放出した場合6000㎢を消し飛ばすとまで言われた(実際3139年にヴァーティゴ・アルチェミスツがそれを実行し、日本の山口地区を消し飛ばしている)。それ故に使用にはパスコードの入力が必要となっている上、チャージに最低一分三十秒(フルチャージの場合最初期型だと3時間以上を要したと言われている)という長い時間が必要であり、護衛の存在が不可欠である。
現在ではあまりに危険すぎることと、最初期型デュランダルの崩壊に伴い、現在の技術でリメイクされた物が使用されており、出力は大幅にダウンしているが、それでも前方1キロを40%の出力で消し飛ばせるなど、人型兵器の持つ瞬間的な破壊力に関してはトップレベルを維持し続けている
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XA-022
全高:19.8m
重量:48.3t
装甲素材:レヴィナス
生産台数:一機
生産開始年:2270年
タイプ:ヒットアンドアウェイ能力並びに指揮管理能力重視型
フレーム:T-12γ
最大行動時間:10時間
マインドジェネレーター:T-10-70-RN-0802
武装:ナックルクロー×2、オーラシューター×2、オーラブラストナックル×2
オプション:CAR―No.01『ゲイルレズ』
プロトタイプエイジスの一機。
機動性に優れヒットアンドアウェイを重視した機体。そのため一撃で最大の威力を与えられ、かつ確実に敵にダメージを与えられる零距離攻撃に着目した結果、『オーラブラストナックル』と呼ばれる武装が装備された。
またその機動性の特性上切り込み隊長として機能することが多いため指揮管理能力が高められた。そのため頭部には当時最新鋭であった『広範囲認識型三次元ドップラーレーダー』の採用や広域通信のための大型アンテナの装備などがなされている。
その頭部の姿故に『戦乙女』-ヴァルキリーのようだとも言われている。
だがこの機体には『射程の短さ』と『防御力の無さ』が欠点である。オーラブラストナックルの射程は接近戦兵器の中でもかなり短めの部類であるが故に補助武装としてロングレンジにも対応できるようにと『ゲイルレズ』が作られた経緯もある。更にヒットアンドアウェイという機動力を求められる特性上、シールドの装備が不可能であり、しかも本体の装甲も結構薄いととにかく防御力は皆無である。
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BA-09-S-RCホーリーマザー
全高:19.5m
重量:45.6t
装甲素材:KL
生産台数:三機
生産開始年:3273年
タイプ:空中戦闘重視型
フレーム:BF-T-913-S
最大行動時間:7時間
マインドジェネレーター:Burst-73-VMG-4Ⅱ
武装:T-09特殊銃剣『ブレードライフル』×2、腕部25ミリガトリングガン×2
白と青が基調のボディであるレムのカスタムバージョンで、BA-09-S三号機。
ブースターが他の二機は二個の大型ブースターを付けているのに対し、この機体は一機のみの巨大ブースターであるため半分別物と化して型番が変更となった。
こうした理由は彼女の熟練不足が原因で、当時戦場に出ていなかった彼女用に出力を下げて運用し始めたのが切欠である。最初素の状態でやったら出てきた途端に吐いた上に倒れて病院送りになったため出力を下げて運用し始めた。今では慣れたため通常機並の出力が出るブースターを使用しているものの、それでも扱いやすさを重視しているため、出力は通常機の85%程度に止まっている、端から見ればダウングレードされたようにも見える機体である。
なお、本来のBA-09-Sはあまりにもじゃじゃ馬すぎてイーグ選定の際に奇跡的に死者こそ出なかったが事故が続出した欠陥機である(本来なら六機生産する予定だった)。
型式のRCはReminiscence Custom、つまりレム専用機である証で武装のRCも同様。名前の由来は亡き母への思いから。
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BA-012-Sファントムエッジ
全高:20.1m
重量:51.9t
装甲素材:KL
生産台数:一機
生産開始年:3273年
タイプ:大器晩成バランス型
フレーム:BF-T-121Ⅰ
最大行動時間:9時間30分
マインドジェネレーター:BASARA-73-VMG-15
武装:MG-65マシンガン×2装備型トンファー『デッドエンド・レイ』×2、肩部中口径オーラカノン×2
三二六五年に設立された第十二課が不知火などと同時期に開発したマシンで、不知火の兄弟機に当たる上第十二課初めてのエイジスで、ブラッドの愛機。
発足当初から陸戦兵器開発に定評のある第十二課だけにこの機体もまた陸上での戦闘能力を高めてある。
この機体は現在「012シリーズ初期ロッド」と呼ばれている機体の一機で極めてバランスに優れているがその分器用貧乏という乗り手をさして選ばないバランス型。
012シリーズ初期ロッドは開発された五機のエイジス(S型「ファントムエッジ」、H型「不知火」、L型「シルキー」、B型「レイヴン」、E型「イービルアイ」)全機が一部のパーツを除いてほぼ全てで互換性のあるパーツで構成されているため、補給が容易に進むなど、メンテナンス性も考慮した珍しいタイプのエイジスシリーズでもあるのだ。
現在は一部戦線でこれをベースにしたセカンドモデルが数機配備されている。
なお、型式のSはSpeedの略称。
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BA-012-H
全高:20.3m
重量:64.5t
装甲素材:KL
生産台数:一機
生産開始年:3273年
タイプ:拠点制圧並びにバックアップ能力重視型
フレーム:BF-T-121Ⅳ
最大行動時間:6時間
マインドジェネレーター:BASARA-73-VMG-15
武装:破砕マニピュレーター×2、腰部搭載型ハンドグレネード×2、18.25mオーラハルバート
オプション:『BHG―012-H』30ミリガトリングガン
ファントムエッジの兄弟機に当たり、フレームアビオニクスの60%近くを共有しているが012シリーズ初期ロッドの中ではもっともパーツ共有率が低いため補給が大変という難点を抱えた、重装甲タイプのエイジス。ブラスカの愛機でもある。
火力が若干不足しているファントムエッジの後方支援用の役割も兼ねて開発された機体で、ファントムエッジと違いこちらはシールドを必要としないほど装甲が極めて厚い作りになっている分、機動力は他の機体よりも劣る重装甲パワーファイター型の機体。基本的に重武装を用いた近距離戦闘を得意としているが大降りである分命中率が少々悪い。だがその分破壊力は相当の物。
それでも脚部にはホバーシステムも搭載しており、それほど機動力が劣悪と言うほどでもない。
頭部に傷があるが、これはブラスカが自分の戒めのためにわざとハルバートで付けた物である。
格闘戦、射撃戦共に優秀な出来であるため、これの改良機(H2型)が現在前線で三機配備されている。
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BA-08-Lレイディバイダー
全高:19.9m
重量:60.4t
装甲素材:KL
生産台数:六機
生産開始年:3272年
タイプ:後方支援能力重視型
フレーム:BF-T-825-L
最大行動時間:8時間
マインドジェネレーター:GIS-72-VMG-9
武装:オーラナイフ×2、メガオーラカノン『ゲイボルク』×2
オプション:『BSR-68』55ミリスナイパーライフル、『BGR―64』155ミリグレネードランチャー、130ミリ大型カノン砲『ハウリングウルフ・β』
第八課の開発した砲撃戦闘能力重視型エイジスでアリスの愛機であるBA-08-Lの二号機。通常機とは頭部の形状が異なり、センサーが強化されている。
完全な砲撃戦闘仕様機で遠距離からの攻撃を得意とするバックアップ用の機体。命中率を高めるために機体固定用アンカー並びにターゲットスコープが付いているのが特徴でもある。
最大の特徴であるゲイボルクは人工衛星を破壊できるほどの射程とデュランダルガンモードに匹敵できるほどの威力を持つがマインドジェネレーターの変換効率の問題やラジエーターの問題などで発射後は機体を四〇秒も強制冷却しなければならない。更に本人がダウンする危険性すら秘めているため基本的にそんなに使用されることはない奥の手。その他数多くの遠距離砲撃用重火器を装備可能。
性能自体は悪くないため六機も生産されている優良機種。
しかし技術革新により現在マイナーチェンジ版のBA-08-L2が開発中。
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BM-070クレイモア
全高:19.9m
重量:52.5t
装甲素材:EL
生産台数:12500機(受注待ち含む)
生産開始年:3270年
フレーム:BFM-2-70
活動時間:22時間
武装:腕部35ミリガトリングガン×2、ヒートナイフ×2
オプション:『MG―65』45ミリマシンガン、『BC―61』125ミリ低反動砲、『BGR―64』155ミリグレネードランチャー、『BMR―71』140ミリ径ミサイルランチャー×2、『BS-71』12mタクティカルソード
ベクトーア現在の主力M.W.S.。
ベクトーアがかつて主力M.W.S.として使っていた「BM-064バウンドロッド」の老朽化に伴い新機軸の兵器が必要となったが故に開発した機体で、ルーン・ブレイド初代隊長機「ハンマーフォール」をベースにした、「量産型ハンマーフォール」とも言うべき機体。
フェンリルの開発した「FM-068スコーピオン」の出現に伴い、それまでのトレンドであった「重武装による高火力と重装甲化」が瓦解した結果、フルモデルチェンジを行う必要性が出てきてしまい、第六課がハンマーフォールを元にして製作した。
「素体」に「オプション換装」を行わせあらゆるタイプのM.W.S.へと変貌できるという考えを持たせることで、旧来のバウンドロッドに比べ大幅な軽量化に成功、更にそれに伴い全駆動系に回すバッテリー容量が低下したため全体としての活動期間が大幅に伸び、戦闘可能時間を向上させた。
3270年2月にロールアウトされてからすぐさま前線の部隊へと送られていき順次モデルチェンジ化されていった結果、75年現在ではほとんど全ての部隊がこの機体を扱っている。
素体単品でもそれなりの性能を秘めてはいるが、あくまでもこの機体の真価はオプションにあり、そのオプションによって様々なM.W.S.に変化を遂げる戦う場所を選ばない機体。
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華狼
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XA-058
全高:21.5m
重量:62.9t
装甲素材:レヴィナス
生産台数:一機
生産開始年:2272年
タイプ:拠点防衛能力重視機
フレーム:T-15γ
最大行動時間:5時間
マインドジェネレーター:T-7-72-RN-0412
武装:ナックルクロー×2、オーラシューター×2、メガオーラブレード、オーラリフレクトバインダー×2
スパーテインの愛機であるプロトタイプエイジス。
拠点防衛に優れると同時に走攻守全てが高レベルでまとまった機体でもある。
最大の特徴は背部のオーラリフレクトバインダーである。オーラリフレクトバインダーから発生するオーラによって作られる防御フィールドが攻撃された際の物理的なエネルギーを吸収し、そのエネルギーを十個に連なったバインダーのそれぞれに貯め込む。それを任意に解放し、全方位の拡散オーラシューターをバインダーから放つことが出来るという攻防一体型武装である。
しかし連続使用は下手するとパイロットの生命にも関わってくると同時に、その特性故に消費するエネルギーもまた膨大であるため、最大限界稼働時間はせいぜい五時間とプロトタイプの中でもかなり燃費が悪いのが最大の難点。
実際、長時間稼働をこの機体が実施した記録はなく、また、防御フィールドも常に張っているわけではない。
なお、発掘された当時(50年以上前)頭部センサーの一部に異常が見つかっていたため代用品として外付けとなっている別ユニットの超高感度センサーユニット(KL製)が取り付けられているが、何の因果かそれがスパーテイン自身と被って見える。
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XA-071
全高:20.6m
重量:54.8t
装甲素材:レヴィナス
生産台数:一機
生産開始年:2273年
タイプ:対多数戦闘能力重視機
フレーム:T-18η
最大行動時間:8時間
マインドジェネレーター:T-10-73-RN-0403
武装:ナックルクロー×2、オーラシューター、パイルパンカー内蔵型大型シールド、オーラワイヤードシステム
エミリオの愛機であるプロトタイプエイジス。
片手だけ大型化されている独特の風貌を持つ。
大型化された右腕(冷却ユニット込み)にはオーラシステム内蔵式ワイヤーユニットが装備されている。そこから多数の目標へ向けてワイヤーを放ち数多くの敵を瞬時に破壊することを目的とした対多数戦闘能力重視型。最大範囲は半径800mにも及び、その範囲内の敵機を瞬時に切り刻むことが出来る。
ただし鋼糸の操作には相当の鍛錬がいるため乗り手を選ぶ。下手したら味方も傷つけかねないからだ。そのため普段は部隊を組んでいてもたった一機で突撃をかけることが多い。また、最大の難点として、この特殊な形状の腕故に汎用性がないに等しいという点が挙げられる。
だが、これを除けば狭霧単体は至って普通の性能を持った標準的なプロトタイプエイジスである。
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六九式歩行機動兵器ゴブリン
全高:20m
重量:54.3t
装甲素材:EL
生産台数:15800機
生産開始年:3269年
フレーム:六九式機械歩兵骨格
活動限界時間:20時間
武装:腕部搭載型35ミリ二連ガトリングガン×2、ヒートナイフ×2
オプション:六四式機械歩兵用円筒形薬莢型機関砲、六八式機械歩兵用カノン砲、五四式噴進砲×2、大型シールド
華狼の主力量産機。
基本的には『六〇式歩行機動兵器ベヒモス』を次世代に昇華させた機体である。
この機体の特徴とすら言えるのがその徹底した『フレーム換装能力』である。胴体部をコアとして『ユニット』と呼ばれる四肢や様々な武装を取り付けそれに付随する能力を機体に与えるというのがそのコンセプトにある。
ただどうも設計思想が微妙にスコーピオンに似ているからか一時期は機体の開発にはフェンリルが関わったと言われた事もあったが、後にベクトーアの出した『クレイモア』もこの運用思想を取り入れたところを見るとただの偶然にしてそう言う運用思想が現在のM.W.S.のトレンドだと言える。
それに華狼はこの手のユニット換装がお家芸であるためか極めて扱いになれており一機頭のコストも極めて安くできる。そのため大量生産が可能となり現在のこの配備数に至っている。
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フェンリル
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XA-012
全高:20.2m
重量:51.9t
装甲素材:レヴィナス
生産台数:一機
生産開始年:2269年
タイプ:強襲能力重視機
フレーム:T-08γ改
最大行動時間:9時間30分
マインドジェネレーター:T-2-68-RN-0402-mk.2
武装:ナックルクロー×2、オーラシューター×2、オーラフィストブレード×2
オプション:『FM―67』50ミリマシンガン
紅神の兄弟機で強襲戦闘能力重視機であるプロトタイプエイジス。
元々は紅神のサポート用に開発された機体であり紅神とはフレーム並びに一次装甲を約65%共有している。紅神のデュランダルガンモードの際、チャージに時間がかかるためその間の敵勢力排除が目的とされていた。
しかし、実際には村正の手で運用され、本来護衛するはずの紅神と幾度となく戦いを挑んでは、互角の勝負を繰り広げてきた。
紅神はデュランダルの性質上、多くの冷却ユニットを追加で配置せざるを得なかったが、紫電の場合はデュランダルのような大出力火器を持つ運用を想定していない。そのため、極端な冷却を行う必要がないと判断されており、熱が出にくい。その分冷却ユニットの数が紅神に比べて少ないため、重量も紅神より0.5t以上落ちている。
マインドジェネレーターは紅神の持っている物の改良型であるため、出力は理論値では紅神を上回るが、紫電の運用はその出力を攻撃の手数、或いは活動時間の向上に当てている。
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FM-068スコーピオン
全高:19.9m
重量:54.5t
装甲素材:EL
生産台数:14800機
生産開始年:3268年
フレーム:LF-VT-68
活動限界時間:20時間
武装:ナックルガード×2
オプション:『FM―67』50ミリマシンガン、『FG―63』155ミリグレネードランチャー、『FC―70』120ミリキャノン砲、『FS―62』110ミリスナイパーライフル、『FMR―72』220ミリ径二連ミサイルランチャー
フェンリルの主力量産機。
フェンリルが参戦した際に使用していた初期の主力量産機『FM-065リザード』をプロトタイプとして改良を加えた物であると同時に、それまで30年にわたってM.W.S.の主流だった「重装甲高火力」を一新し、原点回帰を測ったまさに現代M.W.S.の革命児的存在。
アフリカ特有のあらゆる気候を制するために開発された全天候型M.W.S.でもある。その悪天候への強さは驚異的で、新型ラジエーター、並びにバッテリーユニットの搭載により連続百時間稼働実験(大型増加バッテリー装備でこの稼働時間は可能となる。普通は最高でも20時間が限度)でも戦闘行動にはほとんど支障がない程である。
またスコールの降りしきる中での十時間耐久模擬戦闘テストでもエネルギー効率低下がわずか10%に抑えられている。そのためほんの少しの改良であらゆる土地に対応できる強みがある。
ただ固定武装がナックルガードのみというのが難点だが、数多くのオプションを装備できる極めてスタンダードな傑作機。
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