少年と主人公(わたし)の二人の話。これだけを聞くと「ハァ?」となるが、最後まで読み進めていくと真相がわかる。「なんだこれは……なんか凄いな」つい、そう呟いてしまったほどである。まぁ、私がここに書かなくても読むとわかる。だから是非読んで「なんだこれは……」という気持ちになってほしい。
作品を最後まで読んでください。
星新一のショートショートのような作品です。さくっと読めて、あっと驚ける短編SF作品です。おやすみ、クレモン。
短いSF短編ですが、オチを読んだら、もう一度最初から読みなおしちゃいました。ああ、そういうことか、と。でも、(少しネタバレますが)ひっくり返った設定で読んでも、きちんと矛盾なくつくられていて、よく考えられて書かれているなと感じました。いいアイデアで、それに過不足のない長さの文章。ぜひ皆さんも読んでみてください。
ネタバレ禁止なので深く言えないのが残念なのですが、「はあはあ、そういうことなのね」と想像しながら読んでいたことが最後にひっくり返されました。お見事です。
ん?…あれ!?そうか。やられた…!!思わずそんなことを呟かずにはいられない、秀逸な物語です。滑らかに進む文章や、登場人物の描かれ方はとても魅力的で、読む者を一気に作品の世界に引き込んでいきます。そうして最後の一行まで到達した瞬間、驚くべきラストが…。作品を書く者として、大きな衝撃と刺激を受ける作品です。ぜひご一読を!
最後の三行で、一気に世界が変わります。発想力というか、頭の柔軟性というか、短編を上手に書く方は本当に騙すのが(もちろん良い意味で)上手いです。目が覚める思いです。
少年が少女(?)と出会う話です。キャラクターの説明がなかったのが、逆によかったです。会話主体で物語が始まり、それで終わる。簡潔した世界で、読者の想像で補うことができます。僕的には、葵さんがどんな年齢なのかが気になりました。雰囲気的には年上な女性という感じをうけました。次の話にも、期待して星3つ送らせて頂きます。
ショートショートはあまり内容に踏み込み過ぎるとネタバレになってしまうので深くは語れないのが残念ですが、確かなのは、この小さな物語の登場人物たちは、少なくとも互いに幸せな雰囲気に包まれていると言う事なのかもしれません。きっと近い将来、現実に起こりうる光景かもしれないですね……。
二度読みしてしまいました。 センスの良いショートショート。完成度が高く仕組まれた罠にしっかりはまってしまいました。
自身がショートショート書きで、他の方のレビューも先に読んでしまっていたがゆえ、オチが当初から読めてしまいました。それが非常に残念です。先入観なく読めれば充分楽しめる作です。また、淡々としていて「全部を説明してしまわない」(オチを知った上で考えれば意味がわかる)ところも魅力。