天国にいけるＣ言語入門 ヘキサ構造体 ver３.2128

つまり いきなり直接、数値データ1がint型の変数aに格納されているのではありません

int a=1; の実行においては int型の形式でメモリに格納された数値データ1 がint型の変数aに格納されることになります

ソーラー「それでは

今日は

とってもとっても基本的で大切な

　　　　　　　　　　🌞int a=1;🌞

が実行されるときの仕組みを見ていきたいと思います」

#include <stdio.h>

int main(void){

int a=1;

return 0;

}

ビルド実行結果

1

ソーラー「

みなさん

aの変数宣言、初期化

int a=1;

はよく見かける

基本的な命令文だね

この命令文では

　　　　　　　　　🌞まず🌞

数値データ1

が

int型の形式でメモリに格納されることになります

その後

int型の変数aに

int型の形式でメモリに格納された数値データが1が格納されているんだよ

いきなり

int型の変数aに数値データ1が代入されているわけではないんだ」

アレサ「😊

int a;

短い命令文の中にそのような仕組みがあるのですね」

ソーラー「で(^_-)-☆

次のプログラムをみてよ

👇

#include <stdio.h>

int main(void) {

int a = 1.12345;

printf("%d\n", a);

return 0;

}

警告文

警告 C4244 '初期化中': 'double' から 'int' への変換です。データが失われる可能性があります

とともに

ビルド実行結果

1

が表示されます

ソーラー「このプログラムの

int a = 1.12345;

に御注目下さい

int a = 1.12345;

が実行されると

　　　　　　　　　🌞まず🌞

数値データ1.12345

が

double型の形式でメモリに格納されることになります

次に

その

double型の形式でメモリに格納された数値データ1.12345が

int型の変数aに代入されることになります

このとき

double型の形式でメモリに格納された数値データ1.12345は

int型の変数aにそのまま代入することはできないので

数値の型変換により

1.12345の小数点以下の項が切り捨てられた

1

が

int型の変数aに代入されることになります

このとき

1.12345から1にデータ変換が行われることにより

1.12345の小数点以下の項のデータの情報量が失われています

そのことを

コンパイラは

警告 C4244 '初期化中': 'double' から 'int' への変換です。データが失われる可能性があります

で

教えてくれているんだよ

この警告文からも

int a = 1.12345;

が実行されたとき

まず

数値データ1.12345

が

double型の形式でメモリに格納されているのがうかがえるね!(^^)!」

ソーラー「さらに

次のプログラムをご覧ください

👇

#include <stdio.h>

int main(void) {

float a = 1;

printf("%f\n", a);

return 0;

}

ビルド実行結果

1.000000

ソーラー「

今回は警告文は表示されないね

このプログラムでは

　　　　　　　まず

int型の形式で数値データ1がメモリに格納されることになります

その後

float型の変数aに

int型の形式でメモリに格納された数値データ1が格納されることになるのですが

float型の変数aに

int型の形式でメモリに格納された数値データ1が格納されることになるので

数値の型変換がおこり

1 が（実数値の1.0として） に変換され

float型の変数aに1.0

が

格納されることになります

この場合は

1 が1.0になっただけなので

数値データの情報量が失われることがないので

警告文が表示されることはないんだね

つまり

int型の形式でメモリに格納されたデータを

float型の変数に格納する場合は

数値の型変換がおこなわれても

データの情報量が失われることはなく

コンパイラによって警告文が表示されることはないというわけなんだ

数値の型変換がおこなわれるからといって

必ずしも警告文が表示されるとは限らないんだね

そして

printf関数に%f出力変換指定子をもちいて

数値データを表示する際は小数点以下6桁までが表示されるので

ビルド実行結果

1.000000

が表示されているんだね」