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「うん。ちゃんと全員揃ってるねーそれじゃ行こうかー」


「いや…何処に?」


まだ目的地を誰も聞いていないので皆呆れ顔になる


「あれー教えてなかったけ?」


「聞いてないから早く言え」


「黒狼君は冷たいねー。目的地はなんと!

北海道でーす」


北海道と聞いた瞬間皆が一斉に嫌そうな顔になった。……北海道は嫌な場所なのかな


此処以外の場所に行ったことがほとんど無いので北海道と聞いても寒くて雪とかがあるぐらいにしか分からない


「……北海道の管轄理事ってあいつじゃなかったっけ?私嫌よあいつの顔見るの」


「俺も嫌だよーと言うか此処にいるメンバーであいつのこと嫌ってない奴なんていないでしょ」


シロの言ったことに皆頷くけど皆に嫌われる人は珍しいと思う

基本的に人を嫌ったりとかどうでもいい考え方の人ばかりだからすごい人なのかもしれない


「クロ。その管轄理事は嫌な人?」


「嫌なんてレベルじゃないくらい最悪な奴だよ。凛も関わるのは止めといた方がいい」


「……わかった。管轄理事には関わらない」


「その方がいいよー。後凛、管轄理事"さん"って一応つけとこうねー」


シロにそう注意された。管轄理事じゃ駄目らしい……気を付けよう


「はいはい。嫌でも何でもさっさと行くよー時間無いからさっさと出発!」


そうして皆が嫌だと渋りながらも北海道に向かって出発した








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