第2召喚 まぁ、予想はしてました……

 ――二度目の召喚。

 

 魔法陣から溢れる光が周囲を包み込み、前回同様その光が収まるまでは何が召喚されたのか分からない。


 前回の失敗から、全員祈る気持ちで魔法陣を見つめている。 


 光が収まると、彼女は中央には色めかしく立っていた。

 美しいS字曲線に誰もが思わず見とれてしまう。


「おぉっ!」


 感嘆の声を漏らす神官長。


「こ、これは……!」


 ソウジは健全男子として興奮(?)している。


「まぁ……」


 同じ女性としてのユリカも、思わず見とれてしまう。


 そして、ルリは目を輝かせて魔法陣に近付き、彼女を抱き上げた。


「まじかわっ」

 

「――ニヤァ!」


 膝から崩れ落ちる神官長にルリはフォローの一言を送る。


「神官長、グッジョブ」

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