+四日目-悩み事-

 昼とも夜ともわからない闇の中の空間で彼菜は再び起床し、万芽が用意したらしい朝食をとる。それは彼女の母親のものとそっくりな味だか、種類はあまりないらしい。ここに来たばかりの献立に戻ってしまっている。

 万芽は食事のために使用している部屋の隅で目を閉じていた。眠っているのか、あるいは、休んでいるだけなのか、彼菜にはわからない。その巨体のわりには、万芽からは呼吸が聞こえないのだ。

 彼菜がこの部屋につく頃には、万芽は食事を用意していた。同時に、この状態だった。

 彼菜は彼女の名前を口にしてみる。すると起きていたように、なんだい、と返事が返ってくる。少し遅れて目がぱちくりと開き、つぶらでありながらぎょろりと動く目が彼菜を捉える。

「食べ終わって少ししたら、続きをしましょ。また勝つよ、私が」

 温かい食事が口に含まれた。

「は、そうかい。不公平だから、あんたには是が非でも負けてもらわないとねぇ。あんたの時間をよこしなよ」

 くく、と笑う万芽はまた瞼を持ち上げる。瞳は見えなくなった。

 やがて彼菜の食事は終わり、部屋へと戻る。昨日とは異なるおもちゃで遊ぶ準備が整う頃、ようやく万芽が訪れた。

さて始めようかい、と万芽が少年の手を介さずに遊戯を始めた。彼菜も笑って負けないよ、と改めて宣言した。吠えているがいいさ、と万芽が先攻で駒が動き始める。

 やがて彼菜は追い詰められて、四方八方と手を尽くすものの弄ばれてから敗北を喫した。残念だったね、と高笑いする万芽に、眉尻を下げる彼菜は手駒の一つをぴしりと投げつけた。

 それは柔らかい羽毛に着地して、畳の上に落ちる。

「負けは負けさ、彼菜。悪あがきがすぎるよ」

 にやりと笑っていそうな声に、はいはい、といい加減に答える彼菜はどうしたらいいの、と立ち上がって猛禽に尋ねる。

「そうだねぇ、後であそこに来なよ。食事している部屋の、となりの部屋。あんたの親父の部屋に、さ」

 そう言うと彼女は、楽しみにしてるよ、と部屋から立ち去った。廊下の床がきしむ音が、今更ながらはっきりと彼菜の耳に届く。

 ふとした悪寒が彼菜を震わす。何だろう、と呟きながらおもちゃを片付けて一息つく。少し休憩をはさんで、ようやく猛禽に誘われた部屋へと向かった。

 彼菜はこれまで数回した開いたことのない場所のふすまの前に立ち、声をかけた。来たよ、と。

 すると中から万芽が答えた。早かったねぇ、おいでよ、と。

 彼菜はふすまに手をかけて、力を込めた。左右に開くそれは独特の音を立てて闇を開放した。

 そこには何もなかった。これは夜の帳なのかと、彼菜は手を伸ばした。闇は深いらしく、その手をたやすく飲み込んでしまった。

 そこにいるの、と投げかけてみると、早くおいでよ、との返事があった。わずかに間をおいて、意を決し闇へと足を踏み入れる。

 自らの手さえも見えない空間を数歩も歩くと、ふすまの滑る音が鳴る。振り返る彼女にはなにもわからない。

 早くおいでよ、と潜む万芽が語り掛ける。どこにいるの、と闇に迷う彼菜が叫ぶ。

 数秒の静寂が流れた。おそるおそる歩を進めた彼菜は、大きく口を開いた。均衡を崩し、背中が床に引き寄せられながら。

 畳らしいものも見えない床に倒れこんだ彼菜は、短い悲鳴を上げた。あはは、と楽しそうな万芽の声が響く。

「間抜けだねぇ。じゃあ、約束通りつきあいなよ。あんたの時間をあたしに頂戴よ」

 くく、と笑う万芽は、彼菜に近づいた。彼菜は目を動かして、猛禽の姿を探した。

「じゃあさ、あんたはこんな話をしても、あたしと一緒にいてくれるかい」

 倒れている娘の耳元で、嘴がさえずる。


---


彼菜が難しい顔で部屋にいた。霊を送り始めて何年も経っているのだが、先日、ふと口にした言葉がある。霊とは何か、と。

万芽にも何だろう、と尋ねたが、彼女はさぁてね、と答えるばかりでろくに相手をすることはなかった。

「じゃあ、万芽って何なの。怪異なの」

 当然とも思える疑問に彼女は答える。

「あたしゃ、変わり者の怪異さ。ははっ」

 逃げるようにして、猛禽は小さな体でふすまをこじ開けて逃げ出した。その途中、使用人とすれ違うこともあったが、隅をかりかりと歩いていく彼女へは誰も気にすることがない。既に慣れてしまっていた。

 万芽は父親の部屋へと向かった。ふすまの前でおーい、と声をかけてみるも、返事はない。ああ、と思い至る万芽は駄菓子屋まで歩いた。

 昼下がりの店では満面の笑みで子供たちを見送る父親がいた。ちょうど会計を終えたらしい。彼は小銭を箱に入れてから万芽に気づいた。

「おや、万芽様、何か御用ですか」

 にこりと笑いながら首をかしげる彼に対し、いや別に、と返す万芽は、座る父親の隣に腰を下ろした。それから、彼菜がね、と切り出す。

「霊って何だろうって悩んでるんだよ。特に気にすることなんて、ないのにねぇ」

 そうでしょうか、と父親が近くにある箱から飲み物を取り出した。それは冷えているらしく、汗が噴き出すように水滴がまとわりつく。

「そういう時も必要だと、思いますよ。私にもそんな時がありましたよ。どうして彼らは存在するのだろう、と」

 あんたも大概だね、と笑う。父親は飲み物の栓を開けてあおる。

「どうしてだい。それが分かればどうなるっていうんだい。あんたらの仕事が減って収入が減るのかい、それとも、成仏しやすくなるとでも言うのかい」

 ほう、と父親は彼女の嘴から出てくる言葉に耳傾ける。視線は店の入り口だが。

「違うね。そんなことを考えても、成仏させても、意味なんてないのさ。いい加減気づきなよ、あんたたち。人間もあたしも、いずれ死ぬのさ。全滅するまで、延々と現れるよ、霊なんてもんはさ」

 客が来ないことをいいことに、彼女は続けた。

「別にやめろ、なんて言わないさ。関係ないしねぇ。ただ、いらいらするんだよ。ばかばかしいって、ね」

 父親が飲み物を空にした。容器が会計机の上に置かれた。

「では、なぜ彼菜、私の娘の世話をしていただけるのですか、万芽様。幼い頃、道に迷ったあの子をなぜ、ここまでして見守ってくださるのですか」

 文句あるかい。ただでさえ鋭い視線が父親を射貫く。ふと視線を落としていた彼の背筋に何かが駆けあがる。彼女はそれを尻目に、目の前に広がる土間に下り立ち、化けた。

 己の背丈と同じくらいはあるだろう、巨大な猛禽は店内の空間を支配した。その姿はただの猛禽でこそあるものの、翼に備わる羽は頭から離れるにつれ白へと推移している。先ほどまで子供たちのいた空間が重くなり始める。

「あのさぁ、あんたはあたしのことを何だと考えてるんだい。言ってみなよ、もう一回さぁ」

 ずい、と顔を近づける万芽は問いかける。軽く見下ろされ、わずかに引く父親は口をきゅっと結んでから、睨み返すように答える。

「彼菜、という名を下さった、山の神、だと、私は認識しております」

 はは、と猛禽の怪異は笑った。さらにあはは、と笑う。天井を見上げ、のけぞるようにして笑う。父親も汗を垂らしながらにらみをきかせつづける。

 しばらくの間、怪鳥の笑い声は駄菓子屋の外に漏れ出た。しかし耳にする者は誰もいない。


 彼菜は部屋を出て、屋内をうろうろしていた。時折首をかしげながら使用人とすれ違うこともあったが、挨拶と少しの言葉を交わすだけであった。

 表の駄菓子屋へは近づかず、生活空間を中心に歩き回った。父親の部屋を訪ねようとするも、誰もいないことに気づきはっとする。そうだ、と口にした彼女はそこから少し離れた母親の部屋へと向かった。

 幼い時に過ごしていた部屋を訪れると、どうしたの、と母親が座ったまま迎えてくれる。裁縫をしていたのか、てらてらと光る布と裁縫箱が畳に置かれていた。その布は高級な生地であることは彼菜にも容易に分かった。

 一畳ほどの距離を開けながら母上、と切り出すと、はい、と返される。

「母上は、霊というものをどのようにお考えでしょうか」

 笑顔を崩さない母親は手を止めずに裁縫を続ける。

「わたしはですね、正直に言いますと、霊なんて分かりません」

 針が布を通り抜け、糸がそれに従う。彼菜が眉を曇らせた。

「しかし、万芽さんのような方もいらっしゃるんですね。神様と聞き及んでいますけれど、かわいらしい方ですね」

 にこりと笑って見せる母親の視線があたりをさまよった。数秒後には生地へと戻る。

「そうですか。母上、ふと考えたんです。霊とは何か、と。しかし納得のいく結論が出ず、お尋ねしました。ありがとうございました」

 いえいえ、と立ち去る彼菜に、いつでもどうぞと言葉を投げかけた母親にもう一度、感謝した彼菜が続いて向かったのは、裏庭である。

 裏庭では使用人の一人がいた。縁側に座りながら、ぼんやりと空を見上げ、こくりこくりと舟をこいでいる。忍びもしない雇い主の娘は彼の肩をたたいた。はっとした様子で使用人は振り返り、なんでしょうと声を上げる。

「えっと、父上について聞きたいんですけど、いいですか」

 わずかな間をおいて使用人に尋ねた。なんなりと、と笑顔を見せた彼は隣に座るように勧めた。彼菜は感謝しながら座る。

 使用人がどうぞお尋ねください、と言えば、彼菜は軽く空を見上げながら尋ねた、

「父上や兄上たちがやっている霊を送ることって、どう思いますか。母上は霊のことは分からない、とおっしゃっておられましたが」

 ああ、と笑顔を崩さぬ使用人は軽く首を傾げた。それからぱっと顔が明るくなるまではそう時間はかからなかった。

「ああ、お父上のされておられる、霊送りについて疑問に思われているのですか、彼菜様」

 はい、と答えられた使用人もまた、笑顔のまま眉を曇らせた。

「わたくしにも分かりかねますよ、彼菜様。しかし、いいのではないですか、分からなくても」

 分からなくてもいい、という彼の言葉は彼菜の目を開かせた。

「ではなぜ、雨が降るのでしょう、お天道様は世界を照らすのでしょう」

 突然の質問に、虚を突かれたような彼女は使用人の言葉に耳を傾けながら、軽く首をかしげて見せた。

「竜が天から恵みを降らせ、神が世界を照らすために天体となったんですから。ですが、それは事実なんでしょうか」

 はぁ、といまいち思い当たらない様子の娘に、同年代だろう使用人は続ける。

「霊が、旦那様には見えておられる。あなたたちご兄弟も見えていらっしゃる。それでいいじゃないですか。そこにいるというのなら、いる、ということでいいでしょう。もしどういった存在なのかが分かれば、考えを改めればいいだけのことなんですよ、彼菜様」

 変わらず笑う使用人に礼を言い、そこから離れる彼菜は彼から見えない位置で、体が傾くほど首をひねった。しかし彼女の疑問は払拭されないまま、自室へと戻ったのである。

 万芽のいない一人だけの部屋で寝転んだ彼菜は納得のいかない眼差しのまま、やがて昼寝を始めた。


 万芽は父親の前でひとしきり笑い終えて、あーあ、とため息をつく。馬鹿だねぇ、と続ける。

「そんな大層なもんじゃないよ、あたしは。ねぇ親父さん、あたしはなんだと思う。神なんかじゃないのなら、あたしが何か知りたいかい」

 にぃ、と今にも笑いそうな万芽は鋭い眼光で彼を捉える。父親は目の前の神らしい猛禽から逃げるそぶりも見せない。

「そうかい、そうかい。じゃあ教えてあげるよ、親父さん」

 嬉しそうにさえずる猛禽は、その嘴を父親の耳元にやった。三人の子を持つ人間は体をこわばらせつつ、見開かれた目で彼女の目を追いかける。

「もし彼菜に教えたら、そのときはどうしようかねぇ。考えとくよ、親父さん」

 怪異は面白おかしく笑いながらつづけた。


---


親父さんってね、と耳元でさえずると、ようやく彼菜が声を上げた。

「何かしたの、父上に」

 怒りの見える娘の言葉に、いいや、と猛禽の声は耳元から離れながら、悪びれた様子もなく答える。

「何もしてないさ、安心しなよ。親父さんは秘密を守ってくれたからね」

 闇の中に安堵のため息が響いた。猛禽がつまらなさそうに語る。

「自分の身を心配したらどうだい、彼菜。まだ話は終わってないよ」

 彼女が語る最中、娘は慣れてしまったのか、途中から平然と昔語りを聞いていた。だが彼女の目にする景色は、いまだに黒ばかりだ。

「まあいいさ。教えてあげるよ。これはあたしと、親父さんだけが知っていることさ。他は誰も知らないことだよ」

 再び猛禽の声は娘の耳元でさえずる。だが娘は倒れたまま抵抗はしない。


 昔からいる怪異さ。それも、人ばっかり食っちまう、ね。


 言い終わるや否や、彼菜の首を柔らかく濡れたものが這った。それは衣服からのぞく首筋から這い上がるようにして、顎のあたりまで移動して、離れた。生暖かいそれは粘り気のある液体を残して、嘴が閉じられる音と共に気配が消えた。

 悲鳴をあげた彼菜は軽くのけぞり、それをつかもうとした。だがそれは叶わない。

「可愛い声上げるじゃないか、彼菜。安心しなよ、まだ食べないからさ。いいじゃないか、遊ばせておくれよ」

 ずっと遠くで見下ろしながら、高みの見物をしているような声が聞こえた。これまで彼菜が聞いたことがないほど、彼女は楽しそうに笑っていた。

 彼菜は闇に手をついて立ち上がろうと全身に力を込めた。膝を立てて、闇を押して、腹に力を込め、上半身を起こす。ところが、その胸に、柔らかいものが強くぶつかった。その衝撃に、彼菜は再び尻餅をつき、倒れこんでしまう。

「あたしが怖いかい、彼菜。大丈夫だよ、我慢していればすぐ終わるから」

 獲物を逃さないとでも言わんばかりに、骨のようなものが細い両足首を掴んでいた。だがそこには人の骨さえも壊してしまうほどの握力はない。

 続いて彼菜に柔らかいものが覆いかぶさった。倒れたはずみで広げた両腕を、触れた覚えのあるものが手を合わせるように覆ったのだ。それに加えて、彼菜がぶつかってしまったのであろうものが胸に覆いかぶさる。

「あんたの時間、頂戴。大丈夫だよ、まだ食わないからさぁ」

 これまでとは異なり酔い、興奮している様子の万芽声が彼菜の耳に大きく届く。仰向けに倒れ、脱出を試みている彼菜に顔を近づけているようだった。お互いの体は触れ合ってはいるものの、泥のような闇は万芽の姿を彼菜から隠す。

 怪鳥から逃れることもできずにいた彼菜は、絶え間なく腕や脚に力を込めていた。万芽に抗おうとあきらめなかった。目前の闇を真っすぐにらみつけながら。

 それをあざ笑うかのように、再び、生ぬるく、濡れている柔らかいものが彼女の頬を撫でる。今度はすぐに引き下がらず、首や頬も、丁寧に撫でていく。時折、粘性のある水が彼女の胸元に垂れ落ちた。

 人間の娘が歯を食いしばりながら、押さえられている腕に力を込めた。羽毛が撫でるばかりで、満足に動くことはない。

 やがてべとべととしている柔らかいものがひっこむ。次に襲いかかってきたのは、獲物を食いちぎるための猛禽の嘴である。

 上下に分かれているそれは、濃い桃色の口内をさらしていた。娘の口へと近づき、口を覆う。そこから伸びる舌が踊り、閉じた口をこじあけた。

 鋭い嘴が押し付けられた。彼女は猛禽を拒絶しようとするも、嘴が皮膚に食い込み、頬に裂ける痛みが走る。

 目の前にいるはずの猛禽の姿を認められない娘は、逃げようという試みを絶やさず行ったものの、最後まで、逃がれることなどできなかった。

 脚を掴み、腕を抑え込まれていても、目の前にあるのは闇ばかりで、彼菜はただされるがまま、時間を過ごすしかなかった。時折、我に返ったかのように動きが止まることもあったが、それでもなお怪異は人間を味わっていた。

 やがて彼菜は開放された。まずは口から嘴が離され、少しの間をおいて、すべての枷が同時に外された。

 倒れたまま息を荒げる彼菜は両の手で握りこぶしを作り、せき込んでいた。肺の中にある空気を全て吐き出すほど大きくせき込み、地面と思しき闇に涎が散る。

 呼吸も落ち着き、座り込んでから呼吸を整えようとする彼菜に、万芽は何も言わなかった。粘り気のある闇に動くものは女性だけで、他に存在しない。

 彼菜の呼吸も咳も落ち着いてきたころ、ようやく闇が晴れてきた。べたべたとしていたそれらは、せき止められていた水が流れるかのように軽くなっていく。やがて闇は視界から消え失せ、部屋の全容がようやく顕わになった。真ん中には彼菜が座り込んでおり、その正面には万芽がたたずんでいた。

 彼女は闇が晴れると、舌を出して嘴を丹念に舐めていた。無表情でこそあるものの、その身にまとう空気は喜びに満ちていた。彼女の視線に気づくと、やめる。

 その目は、鋭かった。彼菜がこれまで、彼女へと向けた何よりも、敵意で満ち溢れていた。それを真正面に受け止めても、ぴくりとも反応はしなかった。そして、悪かったね、と呟く。

「憎みなよ。あたしをさ。嫌いだって、言いなよ、彼菜」

 興が冷めたかのように、じゃあね、と猛禽は娘に背を向けて、部屋から出ていった。取り残された娘は、やがて自室へと戻っていった。それから彼女は死んだように眠り始める。

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