第4話 聰羅、決闘申し込まれる!? part1?
学園長室からクラスまで戻ってきた俺達はクラスに何事も無い様な空間が漂っていた。
藤原「よし、藏元席着け。」
委員長「起立、礼。」
「「「おはようございます」」」
藤原「今日から・・・・・・」
カット!
授業内容?勉強できない奴がそんなこと書けるわけがない。
あれから、数日、退屈な勉強とPSの訓練の日々。
友達と呼べる存在は今だいないが、ちょっかいを出してくる馬鹿ならよくいる。
?「おい、誰か彼奴に喧嘩売って来いよ。げひゃひゃひゃははは。」
?「お前が行けよー。強いんだろー?あ、彼奴が弱いのか。あひゃひゃひゃははは。」
?「あ、会長だ。キャーカイチョー!」
会長「君が藏元椛さんね?至急、生徒会室に」
聰羅「・・・・」
副会長「・・・あ、ゲームしてる。」
会長「・・・・・」
聰羅「・・・ん?あんた達誰?馬鹿代表者?」
会長「なっ!?・・・ごほん、私は会長の嶋井雷(しまい らい)だ。君を生徒会室に呼ぼうと思ってね。」
聰羅「・・・・・・・ふっ」
聰羅は会長と呼ばれる嶋井からゲームに目線を変えた。
会長「「ぶちっ」ちょっと君、生徒会室に」
聰羅「そろそろか・・・」すっと立った
兎沙梨「あ、お兄様、ここにいらしたのですね。おや、生徒会の皆様でないですか?お兄様に何か?」
会長「ああ、君のお兄さんを生徒会室に」
聰羅「面倒ごとは勘弁だ。兎沙梨、帰るぞ。」
兎沙梨「はい、お兄様。では、みなさんまた。」
そのまま藏元家は生徒会を後にして家に帰った。
その頃、生徒会室では
会長「もう!何なの、あの兄妹わ!」
副会長「すごいね~あの2人。私達を見ても殆ど感情を変えた様子ないよ?」
会計「あそこまで会長が押させるとは思わなかった。」
会長「う~・・・よし!決めました!」
副会長「ん?どうしたの?ライちゃん。」
書記「嫌な予感がするので、ダメです。ダメです。」
(大事なことなので2回言いました。)
副会長「あなたの勘は当たるので心配なのですが。自分としては。」
副会長「私も心配。ライちゃん。あまり聞きたくないけど、詳細を聞いていい?」
会長「フフフ・・・聞いて驚け、その内容は・・・」
次の日
今日もいつもの登校。
兎沙梨「お兄様。では、また放課後。」
ぺこりとお辞儀をして兎沙梨は自分の教室に向かった。
自分も教室にと行こうとした。
聰羅「・・・・・・・」
皆様は下駄箱に紙が入っていたらどう、反応しますか?
聰羅の場合はこうです。
聰羅「・・・・ポイ。」
・・・そうです。捨てるのです。中身を確認しないで。
普通なら中身を見てからどうするか判断しますよね?
この人は中身がどうであれ、邪魔なものがあれば捨てます。問答無用で。
遠くから見ていた生徒会の人
会長「な!?」
副会長「・・・普通は見てから判断するのにね~。」
副会長「あの人が普通じゃないのでしょう。会長の時に分かることです。」
会長「・・・なら、次ですわ!」
教室
聰羅「・・・・クシャクシャ、ポイ。」
机に入っていた紙をまた捨てた。
会長「な!?また!?またなの!?」
副会長「・・・ん?でも彼、今少し眉間に皺を寄せてたよ?」
会長「・・つまり?」
副会長「つまり、表面の内容だけで意味だけ伝わったようです。」
会長「・・・なるほど・・・」
副会長「・・・ライちゃんは少し人について学ぶべきね。」
副会長「・・・私もそう思います。」
昼
「え~藏元聰羅、藏元聰羅。至急、第1体育館に来なさい。繰り返します。
至急、第1体育館に来なさい。生徒会・会長・嶋井雷」
聰羅「・・・・・・・・・」
佐藤「・・呼ばれてるわよ?」
聰羅「・・・はぁ、少し暴れて帰ってくる。ちょうどこっちにも用が有ったし。」
指の音をボキボキ鳴らしながら、第1体育館に向かった
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