第2話 学園都市

?「・・・ふぁぁ~・・・うぅぅん?」

俺は眠りから目が覚めた。

?「・・・・6時か・・・寝よ・・」

俺は2度寝することにした

?「お兄様、そろそろ起きてください。朝食が出来ております。」

部屋の扉から妹の声がした

?「・・・はいよ、着替えてから行くから、ちょっと待っていてくれ。」

?「はい、分かりました。お兄様」

そう言って、俺は真新しい制服に着替えた。これから行く学園の制服を。

俺の名前は藏元聰羅(くらもと そうら)高等部新1年生黒だ。

そして妹の名前は藏元兎沙梨(くらもと うさり)高等部新1年生白だ。

パンツの色ではない。黒は後天的に力を授かった者が呼ばれる。いわば劣等生。

白は先天的に力を授かった者が呼ばれる。いわば優等生だ。

その中でも俺達は異常者イレギュラー異常者イレギュラー

なぜ?それは後で言おう。

俺は着替えを終わり、居間に行った。

聰羅「お、制服似合っているじゃないか。綺麗だぞ、兎沙梨(*^-^*)」

俺は褒めた。兎沙梨は褒めると機嫌が良くなることは昔から知っているが、なぜか顔まで赤くなっている。なぜだろう?

兎沙梨「あ、ありがとうございます。そ、そんなことより、朝食にしましょう!」

兎沙梨はそのまま、自分の席に着いた。顔真っ赤。

聰羅「顔が赤いが大丈夫か?」

兎沙梨「だ、大丈夫です!」

聰羅「そうか。では、」

「「いただきます」」

朝食を食べて、少し動いたら、学園に行き

聰羅「ここが学園か・・・結構大きいな。」

俺たちが通う学園は世界中にある中の1つ。都道府県は北海道。

北海道に学園は2校ある。さすがに人が多いらしいから2校作ったらしい

そして、入学式が始まりま・・・せん!


教室

俺は今1年-J組に居る。

クラスはAからJまでの10クラス。Jが一番低く、Aが一番高い。

何が基準かと言うと、PS《パールスフィア》の強さ基準である

つまり、自分のPSで教官を何処まで追い詰めれるか基準だ。

俺は完全な状態でやっていないし、教官の攻撃をすべて躱しただけなのだ。

教官はこちらから攻撃をしない限り攻撃はしないので、一度教官の目の前まで走り(相手からしたら一瞬で前に来た)、そのまま後ろに回り教官の攻撃を凌いでいたのだ。

J組は本当の落ちこぼれが着く場所、周りからは堕生シースと呼ばれる。

ここに居るのは俺を合わせて、20人

男子が6人、女子が14人 3:7の比率だ・・・陸と海の比率だな

俺は基本的話しかけられるまで話はしないで、自家製持ち運び用PCをやっている。

電池持ちが結構良い。画面の光を最大にして1日置いても、10%しか減らない。

現在ゲーム中だ。先生?知らないな。イヤフォンもしてるので声は聞こえない。

先生「おい、おい!」

先生に肩を揺さぶられた気がしたので、前を見ると

先生「やっとこっちに向いたか。よし、それでは自己紹介をしよう。

私は藤原椛(ふじわら もみじ)だ。ここの担任になるから、私語を慎むように。よし、次・・・よし、お前やれ。」

聰羅「はぁ・・・藏元聰羅だ。よろしく。」

藤原「よし、次・・・・・・」

それから全員の自己紹介が終わった。もちろん聞いてない。興味ない。

藤原「よし、全員、これから体育館第5番に集合、遅刻は許さん。解散!」

藤原先生はそういうと、教室を出た。ほかの奴も行くようだ。

俺もさっさと行って、ゲームの続きをしよう。

そんな俺を教室の背後から見ていた何人かの生徒が居た


体育館第5番

藤原「全員来たな・・・よし、それではこれより、各自のPSを使って個人戦を開始する。それでは10分後に開始の合図を出すからそれまで能力の使用は禁止。反則があった場合は即急に学年最階位になると思え。では、散れ」

俺は普通にぶらぶらと歩いた。この学園の体育館は番号が各振られており、

番号ごとに環境が違う。この5番は森林。

ヒュ~~バン!

音が聞こえたので合図と思い、俺は周りに敵意がある奴を探した。

案外近くに居るもんだな。

聰羅「おい、居るのは分かってるし、隠れるんだったらもう少し気配を消そうか」

ここから6mぐらい離れている木の後ろからビクッってして

?「はぁ、貴方を観察する目的がもう終わっちゃったじゃない。」

そこから如何にも委員長をしてます的な人がこっちに来た。

聰羅「・・・どちら様?」

?「私は佐藤椎菜(さとう しいな)よ。自己紹介聞いていました?」

聰羅「まったく、興味ないこと以外は聞かないことにしているんだ。それで?何かようか?」

佐藤「はぁ、そんな無防備だとすぐにやられちゃうわよ?」

シュッ!そんな音が聞こえたので、ちょっと腕を後ろに回し、飛んで来たものをキャッチした。

聰羅「・・・・クナイか・・・」

そのまま俺はバキッ!っとクナイとへし折った。

ドサッっとした音と共にブーとした音がその者から聞こえた。

藤原「九条昌、アウト―」

そのまま九条と呼ばれた男は運ばれた。

聰羅「それで?何かようか?」

佐藤「・・・・酒々井(しすい)!」

佐藤は自分のPSを呼び出し、そして俺に切り掛かって来た。

彼女のPSは刀型、それを俺は、折った。

聰羅「PSは人前で言うなと親に教わらなかったのか?」

藤原「佐藤椎菜、アウト―」

彼女の名前も呼ばれて、そのまま運ばれていった。

藤原「藏元聰羅、藏元聰羅、ノルマをクリアーしたから、戻ってきてもいいぞ」

俺は藤原先生に言われた通り戻った。

俺のほかに誰も来ては居なかった。

藤原「お前が一番だ。お疲れ様。それより、どうやって2つのPSを壊したんだ?」

聰羅「先生は俺のPSが何か知っていますか?」

藤原「手袋型だろ?それがどうした?」

聰羅「ええ、そうです。では、問題です。俺は素手でPSは壊せません、ですがPSを壊しました。どうやって壊したでしょう?」

藤原「?でも、お前はあの時PSすら呼び出していないじゃないか。」

聰羅「いいえ、私は合図が来る前からPSは手に呼び出していましたよ?」

藤原「・・・つまり、手の内側にPSを呼び出したのか?」

聰羅「ええ、そうです。部分的呼び出しただけです。」

藤原「・・・・なるほど、そうゆう訳か。それと、そろそろ帰ってもいいぞ?

さっき妹さんが訪ねてきたから、そろそろ・・」

兎沙梨「お兄様!終わりましたのですね。怪我などはありませんか?」

聰羅「大丈夫だ。心配するな。それより早く帰ろう。」

兎沙梨「はい、分かりました。(*^_^*)」

聰羅「・・・そうそう、先生。」

藤原「?何だ?」

聰羅「自分のPSは手袋型ではありません。」

藤原「ん?どういうことだ?」

聰羅「自分のPSは全身型です。では。」

藤原「!おい、それは本当なのか!」

藤原先生が聰羅に叫んだが既にその場に藏元家は居なかった。

続く

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