ギルド選定戦3
次の試合は魔夜と極夜だ。俺はその後にある。魔夜と極夜のステータスは
白崎 魔夜 LV29
筋力:430
魔力:5100
耐久力:250
敏捷力:400
スキル:憎悪、魔法適性、瞬間移動
白崎 極夜 LV27
筋力:3400
魔力:300
耐久力:2100
敏捷力:2050
スキル:憤怒、炎帝、アンチ魔法
はっきり言って化け物だ。俺はスキルが多く、魔夜は魔力が多く、極夜はステータスが高い。ちなみにスキルは多くて1つ2つらしいが、俺はその倍なので一応化け物の部類に入るがこの二人ほどじゃない。
十一神がゴミに見えて、水川は…、どんまい。そしてその化け物2人が今から試合を全力でするらしい。
俺は暴走した時に止めれるよう待機している。多分今ここにいるので止めれんのは俺と神様くらいだろ。
闘技場にいる2人もやる気満々だし…。
「それでは、試合開始‼︎」
2人の化け物の試合が始まった。
開始早々に攻撃をしたのは魔夜だった。
「早々と死ね、『死の風』」
「燃え尽きろ、『炎爆』」
2つの魔法がぶつかり、『死の風』が『炎爆』を巻き込みながら極夜に向かう。
それに極夜は笑いながら突撃する。
この行為に観客席は息を呑むが、学園生と神は慌てない。なぜなら、極夜のスキル:アンチ魔法により魔法が効かないからだ。
「『焔の剣』」
突破した極夜は炎帝のスキルを使い、手から焔の剣を出した。
それに対して魔夜は
「砕け散れ『岩礫』」
岩を闘技場の砂から作り出し極夜に飛ばす。
「チッ、オラァァァ!」
それを焔の剣で薙ぎ払う極夜。
その間に魔夜の魔法の準備が完了していた。
「光すら飲み込む闇に飲まれて死になさい、『ブラックホール』」
魔夜と極夜の間の空間に穴ができ、物凄い勢いで周りの物を吸っていく。
観客席などにはあらかじめシールドがあるので影響はないが、闘技場にいる極夜には関係ない。
よって、全力で耐えている。
「フフフフ、早く死になさい」
「マジ、ブラックホールとか、ありえん⁉︎」
「本気出すって言ったでしょ?」
「鬼ィィィィ‼︎」
……、魔夜とだけはホントに戦いたくない…。
喋りながらどんどんブラックホールに近づいていく極夜。アンチ魔法と言っても魔法が直接は効かないだけで、魔法が地面にぶつかってそれによる二次災害はダメージを負う。
だからブラックホールに触れても影響はないが吸い込む力には影響が出るのだ。
ならブラックホールにぶつかればいいのだが、
「早く来なさいよ極夜。殺せないじゃない」
「いやいや、硫酸持ってるよね!そのバケツに硫酸入ってるよね⁉︎」
「…………、(^_^)」
「殺す気かぁぁぁぁ⁉︎⁉︎」
「え、そうだけど?」
「…………」
「そんなに必死に耐えなくてもいいじゃない」
近づけば魔夜が瞬間移動でとってきた硫酸の餌食。ちなみに魔夜に命令されて俺が近くに持ってきていた。
こんなことをするくらいなら瞬間移動で直接硫酸を極夜にかければいいと考えるかもしれないが、それは悪手だ。
ステータス化け物の極夜に近づけても二刀流の餌食になる。それと極夜は二刀流を使う。
全部自己流だが、余分な動作をなくして攻撃するスタイルで俺も二刀流で戦ってみたが負けた。
そんなことを考えていると極夜が動いた。
自らブラックホールに全力疾走、そこに魔夜は硫酸を転移させ極夜の頭に落とす。
「『炎帝の逆鱗』」
「ッ⁉︎『氷壁』」
突如として極夜を中心に炎の柱が出現する。
魔夜はそれを魔法で防ぐ。
その隙に極夜は二刀を抜いて魔夜に突撃、魔夜は短剣を手元に転移させ迎え撃つ。
10合、15合で魔夜は短剣を弾かれる。
魔夜は瞬間移動で極夜の背後に転移するが、それを読んでいた極夜は回転しながら魔夜に反撃するも魔夜は極夜の頭上に転移。
ここで魔夜の負けが確定した。
「『炎帝の逆鱗』」
再び現れる炎の柱、と思ったが何も起きない。そのまま魔夜はいつの間に手にしたのか弾かれていた短剣を極夜の首元に押し付けていた。極夜は諦めた表情で
「…、降参」
「フフフフ、よく頑張りました」
負けを認めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます