第11話お詫びの印に…

「すいませんでしたッ!」


「は、ハルくん!?」


俺は現在皆の前でリオネさんに土下座で謝ってた


理由はシンプルに突っ張ってて色々迷惑を掛けたこと


「あ、頭を上げてください!」


リオネさんは優しいから……こんな簡単に許してくれるのだろう

だが、こんなに甘いのは…俺が

俺自信が許せない!


「…本当に、すいませんでした!」


「ハルくん…もうその辺で」


「リオネさん、……ハルさんは自分の筋を通して

皆に謝ろうとしてるのです、そうやって甘やかすのはハルさんの気持ちを踏みにじる事になりますよ?」


若干厳しくスピュルさんが言う


あぁそうだ、全くその通りだ


だから……


(だから俺は……自分の筋を通さなければならねぇ

命の恩人であるリオネさんへの恩を仇で返すような真似した俺には……それ相応の……)


きっと……暴れまわった俺のせいで

この施設の印象は……リオネさんの印象は悪くなってしまっただろう


なら……


もう、いっそうのこと“死んで”詫びるしかねぇだろ



俺はズボンのポケットにしまっていた物を突き立て自分の陰腹を切った


「あ、そう言えばスピュル先生、厨房から果物ナイフが一本無くなったんですけど……」


レイカはスピュルへそう言う


「おかしいですね、そんな危ないものが無くなるなんて……」


「そうですねーーきゃぁあああっ!?」


いきなり土下座してるハルを見てレイカは悲鳴を上げる


見るとハルは血溜りに沈みかかってる


「ハルくんッ!!?」


「何てことを……」


スピュルは気づいた


無くなった果物ナイフを持っていたのはハル


そしてハルはその果物ナイフで腹を切った


「嘘……だろ、ハル……?」


ラッドですら顔を青ざめてる

周りの子も同様

大泣きしてパニックを起こしてる子が多い


「ハルくんッ!!」


リオネがハルの名を呼ぶと


ハルは返り血で真っ赤にした顔を上げてリオネへ向く


「ハルくん!何でこんなバカな事を!!」


「だ、だって…しょうがないじゃないですか……

リオネ『先生』への恩を仇で返して……

そのお詫びって考えたら……死んで詫びることしか考え付かなかったんですよ……」


「…!」


意識がどんどん無くなっていく


あの日……トラックに跳ねられた時と同じ感触


(自殺の俺には……もうやり直しは効かないだろうなぁ……色々やりたいことはあったけど……でも……ああ)


「本当に……ごめんなさい……」


ハルはそこで意識が途切れた










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あとがきのようなもの


皆さんこんにちは、夜に見てる人は今晩は


プラウドです


さて今回、……主人公が…やっちゃいました


と言うより作者がやらかしちゃいました


まず更新に……時間が掛かりすぎましたね


更に前話も前話でおかしく終わっちゃいましたし


いかせん作者である私は表現力と言うのが皆無に等しいので


かなり時間が掛かってしまったと

そう言うわけです


さぁ主人公はどうなるのか


次回をお楽しみに!


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