第12話和解

「ん…ぅん?」


目覚めると死後にいたあの世界


「はぁ……」


イザナミが盛大にため息をしながら近づいてくる


「あ、やぁイザナ…」


「貴方はブァカなんですかッ!!?」


腹に思いっきり頭突きされて後ろへ吹き飛んだ


「あだっ!?」


「私がどんな思いで貴方を見守ってたとおもってるんですか!」


「え?見守っててくれてたのか?」


「当たり前じゃないですか!」


そうだったのか……

いや、確かに言ってたけど(※1話参照)


「でも…見てたならさ

わかるだろ?何で俺がこんなこと選んだか」


「まぁ…それは」


イザナミが顔を伏せる


「例え死んでも……俺はしっかり謝りたかったんだ」


「……」


「それより次に俺が行くのはどこだ?地獄か?」


「いえ?あの異世界ですよ?」


……あれ?


「でも俺自殺しちゃったし……」


「死んでませんよ?」


え?


「え?」


「貴方は生きてます」


生きてる……のか?


「でも……何で?」


「実はハルが気絶した後にリオネと言う人とスピュルと言う人が貴方に治癒魔法を掛けたんです」


「あぁ……それで」


そうか……死んでなかったのか


「そうですよ…

だから、意識が戻ったらちゃんと謝ってくださいね?」


「うん……」


そう言うとだんだんハルの体は薄くなっていく


「もう、か……」


「行ってらっしゃい、ハル」


そう聞こえると


現実世界での意識が戻る



ーーーーーー

ーーーー

ーー



「ん…?」


「ハル君!」

「気づいたんですね!!」


目を覚ますとリオネさんとレイカが覗き込んでる


「レイ…カ…リオネさ…ん」


思ったように声が出なかった


「全く、あんな筋の通った謝り方されるとは思いませんでしたよ」


部屋の出口近くの壁にスピュルさんがもたれ掛かってた


「…俺を、赦してくれるんですか?」


「当たり前です!」

「当たり前よ!」


リオネさんとレイカが即答する


俺はスピュルさんの方を見た


「あんな筋の通った謝りされたら攻められませんよねぇ?

よって赦しますよ」


そう言ってスピュルさんが微笑む


「ハル君っ!

こないだ家族を頼ってって言ったばかりだよね!大事モノを見落としてたって言ったよね!!」


レイカがすごい剣幕で言ってくる

……回りも含め、本当に大きな思い違いをしてたようだ

……と言うよりも、自分自身が許せなかっただけだ

良いのかな……こんな俺が、これからもここにいて


「リオネさん、スピュルさん、レイカ……

俺は本当にここにいて良いんですか?」



俺の言葉に

『勿論』っと三人は微笑んでくれた












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき



どーも皆さん

PRUDEです


えー短いわりに投稿が遅くなった理由等について述べて行きたいと思います



まず最初に


・プラウドにそれほど文才がなかったこと


……元々文才はあまりないんです

それが無理した結果、短いのに投稿に間が開いてしまいました


次に


・そもそもが受験勉強のシーズン


これを投稿し始めたのが中三の夏でした

はい、受験シーズン真っ只中です

ただでさえ書く才能がないのに時間まで制限されたとあっちゃぁ……進まないのです……全く……



次に


・変にシリアスを入れようと頑張った結果、取り返しのつかないことになった


皆さんご存じ

ハルくんが周りに恐れられてる時の事です

当初こんな企画なんてありませんでした


適当に主人公無双してハーレムにしてやろうと思ってました


ですが、それで良いのか?

在り来り過ぎるのでは?と自問自答し


すこしだけシリアスを入れてみたんです


そしたら……

何かPV伸びちゃって……調子に乗ってたら退くに退けない所まで行ってました



まぁ、これらの件についてはこの話で終わりです



やっと、ハルくんが力を発揮していくのです



……まぁ更新は変わらず遅いと思いますが

気長にお付きあいくださいませ






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