第2話転生したけど孤児だった
意識が反転した俺が次に起きて目にしたのは
箱だった
しかも内面から…
…俺、孤児かよ
幸い箱の目の前に建物があり
その中から出てきた髪が長く優しい目をした美人がこちらに気づき
俺を拾ってくれた
て言うか施設だった
◆
そしてなんやかんやで5年がたち
俺ことハルは5歳になった
え?飛ばしすぎだって?
おいおい、君たちは只々寝て起きてよちよち歩きして発生練習してはまた寝るだけが5年分詰まった描写がほしいのかい?
要らないだろ?
だから普通に歩ける、走れる、喋れるの3拍子揃った5歳児までまった
まぁ、施設の外に出て良いのは7歳かららしいけど
あと待ったのは!
ステータスオープンもだ
これが一番きつかった
ではでは
『ステータスオープン』
ーーー
ハル
5歳
人間
Lv1
HP50
MPー(システムアップデート中)
スキル
【万物創作】
ありとあらゆる物を創造する力
【魔法創作】
魔法を創造する力
【IQ】
前世を含め一度知った事を絶対に忘れない力
イザナミの加護
幸運up
身体強造
不死鳥
武力up
防御力up
称号
転生者
異世界最強の逸材
大魔導士
賢者候補
最強のヤンキー
ーー
うわーチートだー
って現実逃避はよそう
あと、MPの欄はつっこまないからな?
だが称号、てめぇはダメだ
色々つっこみたいのは山々だが一つは言わせろ
「最強のヤンキーってなんじゃソリャァ!」
フッざけんなよ、おりゃあな、もうヤンキーは止めたんだよ
フェックスとかにリーゼント風防つけてエバハンのビートサイドカバーに三段シートにぶちあげテール&ラッパでマフラー直管とかもう過去の話なの!
「はぁ…一通りツッコンだら疲れた」
「どうしたんですか?ハル君、少し騒いでいたようですけど…」
「あぁ、すいませんリオネさん」
この俺に話しかけてきた人は『リオネ』と言う女性
長い金髪に碧眼の美女であり、施設を立ち上げた本人にして俺を拾ってくれた張本人
周りからはリオネ先生と慕われているが
死ぬ前の自分と同じかそれより若いっぽい女性を先生と呼ぶのはこっぱずかしいのでリオネさんと呼んでいる
まぁリオネさん自身数学やら読み書き歴史やら魔法やらを施設の子供たちに教えてるので、先生と言う言葉に嘘はない
「もぅ、さんじゃなくて先生ですぅ~」
何このかわいい生き物
じゃなかった
そーだ!聞きたい事があったんだ
「先生、そう言えば俺って魔法の適性あるんですか?」
「うっ……」
めっちゃ気不味そうな顔された
ナンデヤ
「あ、あのぅ…ハル君は 魔法の才能がないと言うか……魔力が感じられないと言うか……」
魔力が感じられない!?
あっ……
ーーー
MP-(システムアップデート中)
ーー
もしかして…
これのせい?
「わかりました…魔法は諦めます」
アップデート完了するまで実力隠しちゃえ
能ある鷲は爪を隠すのです!ふんす
「自棄にならないで下さいね?
魔力が感じられないと言うのは前例がないので、ひょっとしたらひょっとするかもしれません」
俯きながら俺にそう言うリオネさん
う、ちょっと罪悪感が
◆
◆
◆
さて、ある程度こちらの世界の俺とその仲間たちを紹介しよう
ハル
(前世辻村遙)
前世は多少襟足の長い茶髪に逆三角の鋭い目が特徴だった
現在は蒼白の襟足が肩まであり目は大きな黄眼
ほっそりした体つきの5歳児
幼児の割りに落ち着きがある事から同年代からは煙たがられ、保母さん達からは手がかからないと感謝されている
中性な顔立ちで若干女顔に寄っている為
自分より年が下の年代からはかなり人気があるが本人は知らない
リオネ
金髪碧眼で垂れ目美女
巨乳
周りからはリオネ先生と慕われているがハルのみリオネさんと呼んでおり
若干壁を感じてる
優しいお母さん系
ラッド
未だ出番のないキャラ
つい最近まで同年代では喧嘩が一番強いと思っていたが、絡んだハルに瞬殺される
それからはなにかとハルを追っかけている
ドワーフ族だけど全然見た目オッサンじゃない
レイカ
ヒロイン候補だけど未だに出番って言うか絡みもない
狐人族
ハルの事は少し変わってるなぁ程度の認識しかない
金髪黄眼の美少女ってか美幼女
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