ミリヲタ元ヤンが異世界転生して主に旧日本軍の武器で無双する話
@PRUDE
第1話始まり
夢…
あぁ夢か…?
体が痛い、何も聞こえない
あ、?
何も聞こえない?
俺は町を歩いてた筈だろ?
寝てる?ならなんで体が痛い?
あ……
周りが見える
赤…?なんで?
近くにあるあのバンパーのひしゃげたトラックはなんだ?
なんで俺は道路に横たわってる?
あぁ…
そうか…
トラックに跳ねられたんだ、俺
ぅ、体が痛い
ヤンチャしてた頃喧嘩相手に鉄パイプで額をかち割られた時より痛い
くそ…意識が
俺…死ぬのか…?
畜生…やっと…やっと職について親を安心させたばかりなのに…!
学生時代ずっとツッパッて生きて
ようやくまともになれたのに
こんなにも呆気なく死ぬのかよ
ふざけんな!俺はまだ…まだやることが
ここで俺は意識を落とした
「…ぇ…?」
次に起きた時は真っ白のなにもない空間
「起きましか?」
声に反応して振り返る
「誰?」
振り返るとそれはそれは美しい女性がいた
「私…ですか?私はイザナミ、貴方は」
「ハル…辻村遙」
「ハル君ですね?」
「ハル君はやめてほしいかな?ハズイし」
等と神相手に普通に会話
「あの…ハル」
「ん?」
「ごめんなさい!」
「え?」
いきなりイザナミに謝られる
「あの…ですね、ハルが死んだの私のせいなのです」
「どういうことだ?」
「ハルがトラックに跳ねられた原因からなんんですが…」
イザナミにトラックに跳ねられた原因を聞いたら
トラック運転手は持病持ちの年配でもう長くなかったらしい
そして事故直前運転手は急性心臓麻痺を起こしてそのまま即死
ブレーキを踏まれなかったトラックは当然止まらず
俺のいた交差点に差し掛かる
本来なら俺の反対車線の街灯へ衝突してトラックは止まる予定だった
しかしここでイザナミがミスを犯す
反対車線へ操作していたのを誤って俺のいる車線へ操作
結果トラックは俺を跳ね飛ばした
「と言う訳か?」
「はい」
(うーん…確かにイザナミが悪いのかも知れないけど……)
「…良いよ、許す」
今更…どうしようもないもんね……
「すいません…」
イザナミは顔を俯かせた
そして
「あの、生き返らせることは無理ですが
別の世界へ魂を転生させることは出来るのですが…その……」
「…もう一度人生を遅れるなら、願ってもないことだ」
「はい、ただ…ある欠点がありまして」
「欠点?」
「どんな家庭に生まれるかわからないんです
王族・貴族・平民・孤児・奴隷、ランダムに決まってしまうので」
「…良いじゃん、スリルがあって面白いよ?」
そして俺は転生する事を決める
「転生するにあたって
名前変更等しますか?」
「いや、良い」
「わかりました、名前は変更なし
ちなみに王族に生まれれば名前は五行
貴族で三行
平民で二行なのでハル・ツジムラになります
孤児なら一行でハル
奴隷は…商品番号で呼ばれる事が多いです」
「了解」
どんどんセッティングが進む
「次に転生特典と加護についてです
特典は三つ好きなのを考えてくださいあまりはっちゃけたのは無理ですよ?
加護は…幸運upとかつけときますね」
「…好きなの三つか…」
このときハルの頭に閃きが走る
そう、頭の中で何故か大和が敵戦艦へ主砲を撃つシーンが流れたのだ
「イザナミ、俺大和とか乗ってみたいんだけど」
「あ、では特典の一つは【ありとあらゆる物を創造する力】でどうでしょう?」
「なん…だと?イザナミ、君は天才か?それなら零戦とか作れるじゃないか!」
「あ、ハイ」
「次は…うーん…イザナミ、俺の行く世界はどんな世界なんだ?」
「魔物のいる剣と魔法の世界です」
「ならやっぱ魔法?」
「それじゃあ【魔法を創造する力】でどうでしょう?」
「たのんます
えっと最後は…あ、前の世界で知った事を向こうの世界で試せれば便利だな」
「では最後の特典は【一度知った事を忘れない力】でどうでしょう?」
「モーマンタイ」
「では三つの特典は決まりましたね
…ハル、私は貴方にしてしまった事はとても許される事ではないと思っています
日本神でありながら、日本人である貴方の幸せを奪ってしまいました
ですので少しでも向こうの世界で幸せになれるように
加護を色々つけさせて頂きました
加護や特典については向こうの世界でステータスを開いて確認してみてください」
「うん…イザナミ気持ちは嬉しいけどそこまで自分を責めるなよ」
「……はい、それと覚えていてください
貴方が地球から…日本から遠く離れても、貴方は日本人であることを
例え離れても私は貴方を見守っています
忘れないで下さい
独りの時、挫けそうな時、負けそうな時、泣きたい時
どんな時でも思い出して下さい
貴方は独りじゃないと言う事を…
私は日本神として貴方を見守り続けます
それでは貴方の人生が良き物になるように
“汝に祝福あれーー”」
瞬間俺の意識は反転した
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