おいしい水
南の方から来たという彼女は日本の水が大好きのようだった。
「ゴクゴクゴク」
ちょっと飲みすぎじゃないか。
「そんなに飲んでないですよーえへへ。」
いやもうお腹パンパンじゃん。
「なんていうんですかね、ミネラル?とにかく美味しいんですよー」
このままだと他の人にも迷惑かかるんだしさ。
「日本の水が美味しいのがいけないんです!」
そう言って彼女は、目を回しながら、ふらふらとした足取りで弧を描くように歩いた。
「私だってやっと、一人前になったんですからー。子ども扱いしないでくださいよ~。」
おいおいそんなに暴れると
「うっ、おえっ」
現在台風19号は記録的な暴風域と、大雨を伴いながら日本近海を北上中。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます