No.04 YAMAHA reface CP

2015年、YAMAHAシンセ40周年を迎えた年に放たれた、YAMAHAが誇るかつての名機を復刻させることを目的としたシリーズ「reface」4種の一つ。CP(コンボピアノ)とはCP80などに見るYAMAHAが放つ「本物のピアノ弦を張った持ち運び可能なステージピアノ」の型番。ピアノらしいアタックのあるサウンドながら、独特な芯を有し、グランドピアノとは一線を画す。reface CPはCP80を始め、SCM音源のエレピ、クラビネット、トイピアノのサウンドを搭載させたコンパクトなステージキーボード。VCMエフェクターを搭載し、楽器ごとにセッティングされており、音作りが容易にできる。ミニ鍵盤ながらそのタッチは秀逸。

実はおまけ機能があり、電源オフ時に音色選択のダイアルを音色と音色の中間に合わせ(なかなか難しい)、電源を入れるとダイヤルの位置にかかわらずRd1のランプが点灯する。鍵盤を弾いてみればアラ不思議!アコースティックピアノの音がするじゃありませんか!MOTIFのPower Grand風のステレオピアノ(プリセット内で唯一のステレオ音色)が演奏できる。

このrefaceシリーズ、コンセプトは「音を作る」事を掲げているのか、基本的にプリセットという物はなく、音を自由に作って思い思いの音色を作るという狙いがあるようだ。DXやCPにはあらかじめプリセットはあるが、DXはオペレーターの変調を容易にできるタッチパネルが用意され、CPには一つ一つに特化したエフェクトやリバーブ、フェイザー、ディレイなど6つのエフェクト(から3つ選べる)を駆使して音作りができるようになっている。

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