かぐや姫のゆめ

子が暮らす地に限界があるかは父が決めるものではなく


子が夢見る地に限界があるかは母が決めるものではなく


子は生まれた地を覚え寄り添うが父を離れ母からも離れる準備を決める


私は生まれたときより子供たちを見ていた、私に父も母もいない


私は生まれたときより子供たちをみていた、それが義務であった


私に肉体はなく、形はないが、子供たちは私の声を聞き育っていく


やがて長い時間が過ぎて私は子供たちが使う言葉で話すようになった


いつか青い空を子供たちに与えるために

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ウサギの石投げ @taipan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ