いやっふっーーーーーー!…はっ!
そして、私たちは、遊園地に遊びに来ていた。勿論、高浜さん持ちで!
「ぁー。かったりぃー。」チラッチラッ
「…………」
「なんか、つれないなー。」チラッウルッ
「…………………」
さっきから好機(?)の眼差しを浴びせているのは、何をかくそう
「何してるんですか?せ・ん・ぱ・い?」
武さんだった。
「ナニシテルンデスカ?ハヤク、タカハマサンノトコロニイッテクダサイヨ.」
「いっいや~」テレッ
「……………」
ついさきほどからこうなのだ。この人は『チキン』と言う人種なのだろうか。
こうしていてもラチがあかない……
スゥ「たーかーはーまーさーーーーん!」
「なにかね、ロアンくん!」スチャッ
私は何かと上司に恵まれていると思う。高浜さんがすぐに来てくれた。どうやら、私は上司に気に入られているようだ(自分で言うか?)いや言う。
「あのぉ……ロァン、一人でぇ、なにぃすればぁ、ぃぃかぁ、わからなくてぇ~☆」
「……………………………はっ!ロアンくん!大丈夫かね、精神科行くかい? 私、良いところを知っているんだよ。」
これは驚いた。マジで。こんな、『ぶりっこ』みたいな感じでいけば、大抵の人間は私に従順になると、とあるサイトで見たのに……(人を物のように……)いや、良くね?
「いやぁー、冗談ですよ!じょ・う・だ・ん!」
「あの、高浜さん、一緒に回りませんか?」
少し上目使いで見ると、高浜さんは、キランと真っ白なはを輝かせて、
「あぁ。」
と、了承してくれた。
私は、ワクワクするココロを落ち着けながら、
「ジェットコースターにいきたいでしゅ!」
精一杯噛んだ。
「おぉー。これが、ジェットコースターですか………意外と怖そうですねー。」
遠くから、キャーとか、ギャーとか、フゥー!とか聞こえてくるのだが、怖いのだろうか………
「ん、そろそろ俺たちの番みたいだぜ、ロアン☆」キラーン
吐き気がしてきた。そんな、顔の横でお星さまが飛ぶような低レベルの少女漫画に出てくるようなベタな展開は止めてくださいよ。……自分で何いってるのか分かんなくなりました。失敬失敬。
「何しれっーっと入ってるんですか?今は私が高浜さんと遊んでいるんですけど…」
「ダメぇ?☆」
「…………………………………」
「無視しないでよ!」
ジト目で見てしまった。この人はオカマ気質も含んでると思う今日この頃。
ジェットコースターに乗る。
ガチャンガチャン ガタンゴトン ガタンゴトン
「☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」
私は楽しみすぎて、目がお星さまになってしまっていた。
ガタン ギッギッギッギッ
(来る………………………来る!)
ガタンガタンガタンガタン
「きゃー!」「きゃぁぁぁぁぁ!」「ひゅーぅぅぅぅう!」
「いやっふっーーーーーーーーーーー!」
全力で楽しんだ!
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