「えっ?」ってなるような出来事ありますよね?
出勤2日目。
「おはようございます。」
「あっ、ロアンちゃん。おはよう。」
朝イチから会いたくない人が居た。
「それで……昨日のことだけど。」
「お受けします。」
「やっぱ駄目………ってえぇーー!?」
想像以上に驚かれた。
こういう反応を『驚き』と言うのですね。
バカみたいな反応でしたが。
「それで、先輩の好きな人とは?」
「すでに武さんじゃないんだね。……まぁ、いいや。」
「さっさと言わないと、この件、なしに……」
「分かった!言うよ!………えーと。」
「煮え切らない人ですね。」
「もう。恥ずかしいんだよ。」
この人はオカマとか言う人なんだろう。……たぶん。
「えーと。俺が、好きなのは……」
このオカマ(武さん)が、25歳なので、ちょうどいいと言えば、ちょうどいい。
明さんの情報によると、一番、交遊関係が深く、遊びにいく(デート)なども、多々あると言う。
高浜さんは、変わった人なのか?
いや、全然そんなことはない。
この職場を私に……というか、実験所に紹介してくれたのが、何を隠そう、高浜さんなのだから!
「んじゃ、一応ケー番交換しておこうか。」
「……ケータイ持ってません。」
スゥ.「あーきーらーさーんー!」
「おう!どうした?」スチャ
「ロアンちゃんに、ケータイあげてくれませんか?」
「…ロアン、お前、ケータイ持たされてなかったのか?」
「はい。」
「んじゃ、はい。これ。」
「ありがとうございます。」
「じゃ、これで。バァイ!」
ロアンは、ケータイを獲得した。テッテレーン
「ちょっと、貸して。」
私は、武さんにケータイを手渡した。
そのときに、手がふれあって、『ドキッ』と言うのはもうないイベントだけど……
「はいじゃあ、これ、俺の登録しておいたから。」
すぐに削除……しなかった。
一応、この人のキューピッドをしなければいけないから。嫌々と。
「じゃあ、今日の仕事内容だけど……」
まぁ、仕事の時には、先輩らしくしてくれるので、そこは、好感度高めだろうか……
いけない!もう、あの人のことは、嫌いなんだから。
そして、また1日が終わる。
「じゃあ、今日はここまで。」
「ありがとうございました。」
「もう、ロアンちゃんは、俺がいなくてもほとんど出来るだろうから、明日から、実際に出てみる?」
「分かりました。お願いします。」
「OK。じゃあ、店長に言っておくよ。」パタパタ
このお店のことは、大体出来るようになった。
明日から、実際に仕事が出来る。
そんな期待にみちあふれ、ウキウキしながら、私は、自宅へと帰っていった。
これが、『嬉しい』という気持ちなのですね。
その夜に来たメール
『今日も1日お疲れさま。
明日、高浜さんが、来るからね。
じゃあ、おやすみ。 』
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