確認と言うもの
◇
モモが泣き疲れて寝ている間に俺は自分のステータスを確認していた。
今のステータスの現状はこれだ。
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名前 ヨミ・ツキヨ 種族
職業 料理人 Lv 6
体力 370(+2700)/370(+2700)
魔力 264(+1936)/264(+1936)
攻撃力 230(+1400)
防御力 1426(+6464)
俊敏力 180(+800)
器用力 1599:Max!
魔法力 144
称号 最果ての料理人 切り捨てられた勇者(New)
スキル 料理 Lv:Max! 鑑定 Lv 2 硬質化 Lv 1 (鋼鉄化 Lv 1)(
打撃耐性 Lv 3(New) 斬撃耐性 Lv 2 (New) (全属性耐性 Lv5) (空間魔法 Lv 3)
言語理解 Lv:Max!
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ゴブリンを殺したからレベルが上がっていたが、色々と変化があった。
まずステータス。かっこの中の数字が減り、かっこが無い数字は増えていた。
考えられることは、レベルが上がったことによってかっこにあったポイントが本当のポイントに振られたということだ。もしかするとレベルが上がるにつれてかっこの数字が減るという仕組みなのかもしれない。
変化があったのはそれだけではなかった。
器用力にMax!という文字が付いたこと、魔法力というものが増えたこと、
スキルにレベルが表示されたことだ。
レベルが表示される様になったのは鑑定のお陰だと思う。
魔法力というのは魔法の威力、効果みたいなのだろう。魔法力にはかっこがなく、至って普通だった。
新しいスキルも増えていた。
打撃耐性と斬撃耐性、そして
打撃耐性はゴブリンが棍棒で俺を殴った時、斬撃耐性はゴブリンがナイフで切りかかった時だ。
会心はゴブリンの頭を石で砕いたからだろうか。あれはグロかった。あとちょっとで
あと硬質化のかっこが消えていた。レベルが上がったから解禁されたんだと思う。
硬質化を使ってみた結果、両腕の肘辺りのところまで白く変色していた。
初めてその色を見た瞬間は、
「なんじゃこりゃあああああ!!??」
って大声で驚いていた。
幸いにモモはまだ起きなかった。危ない危ない。
硬質化をしている状態で河原で大岩を殴ってみたところ、大岩が粉々になった。
硬質化しないで大岩を殴ってみたが、粉々にならず、割れただけだった。痛かった。割れただけだったってどーいう神経してんだ俺。普通驚くところそこだろ。とツッコミをした。何も返ってこなかったが…。
他にも、鋼鉄化かや神昌化も試したが、何も起こらなかった。
スキルのかっこは何か条件がないと解禁できないようだ。
そんな感じで色々な変化があった。
ん?モモのステータスは確認したのかって?
罪悪感が目茶苦茶あったがステータスを鑑定してみたよ。
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名前 モモ・ツキヨ 種族 花人種
職業 子供 Lv 1
体力 3000/3000
魔力 4500/4500
攻撃力 54
防御力 33
俊敏力 98
器用力 22
魔法力 877
称号 月夜家の娘(New) 桃の子
スキル 植物魔法Lv:Max! 属性魔法 Lv 4 回復魔法 Lv7 防御魔法 Lv2
毒耐性 Lv:Max! 麻痺耐性 Lv 9
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種族は花人種と言うものだった。桃から生まれたのだからそうか。
それより気になることがあった。それは…
この体力、魔力、魔法力、スキルは何ですか?
1レベでこれだよ?超規格外じゃん!普通に俺のステータス越えてんじゃん!
でもその他のステータスが低かった。特に器用力と防御力が一回り以上低い。
ステータスはモモの産み親のを引き継いだのだろう。
それにしてもモモの両親凄いなぁ。こんな次元の違う子を産むんだから。
てかこの子の様な凄いステータスの子を勇者にすれば良かったじゃん。子供じゃないか、その親か。
だが!モモだけは戦場には行かせないぞォ!この子はうちの子だ!そんな危ないことは絶対させない!
そう思いながらモモのステータスを閉じた。
「モモが起きるまで食料でも調達してこようかな。鑑定さんがいれば毒があるかないかを調べることができるし。だけどあまりモモから離れない様にしよう。」
誰も聞いていなかったが俺はそう口にして、食料を探しに行った。
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