鏡を割った


何故だかはわからない

ただ 割れた というより 割った のほうがふさわしい



鏡を割った


買い換えてすぐだ

次は気をつけなきゃ



鏡を割った


まただ

おかしいな

そんな扱いしてないんだけど



鏡を割った


んー



鏡を割った


きちんと割れないようにしてるんだけどな



鏡を割った


もうこれで何度目だろう

全部立て続けで起きている

なんだか怖い



鏡を割った


おかしいな



ガリガリッ



鏡を割った


使っている最中だった

なんで 割った んだろう ?



鏡を割った


次こそ原因を突き止めるべく

じっくりゆっくり使ってみよう


ガリッ



鏡を開いた


奮発して良いものを用意した

高かったし これで丁重に使うぞ


ガリッガリッ


鏡を見た


鏡を伏せた


ガリッ


鏡を見た


ガリッガリガリッ


鏡を伏せた




ガリガリガリガリガリガリ





あれ?




ガリガリ



違う 顔 だけ が 映ってる




ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ







鏡を割った


あれ なんで


ガリガリガリッ



鏡を買った


ガリッ


これでもう大丈夫


ガリガリッ


鏡を開いた


鏡を伏せた


ガリッ


鏡を見た


ガリガリッ


鏡を閉じた


鏡を開いた


ガリガリガリガリガリガリッ


鏡を伏せた


鏡を見た



ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ



だ あ れ  これ は  な あ に




鏡を割った




ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ


ガリガリガリガリガリガリガリガリ




ガリガリガリガリ





ガリガリガリガリガリガリガリガリ






鏡  を  …… … … 

ガリガリガリガリガリガリ


わ 

ガリガリガリガリガリガリ

 わたし…

 ガリガリガリガリガリガリ



ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ



ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリッ


ガリガリガリガリガリガリ


これ は ちがう

ガリガリガリガリ

ガリガリガリガリガリガリ



これ は だ あ れ

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ



これ ガリガリガリガリガリガリ

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ






ああ

























これあはああガリガリあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああははああああああああああああああああああああああああああああああああああああわたしじゃあああああああああはああああああああああガリガリガリガリガリガリああああああああなあああああああああはははははあああああガリガリガリガリガリガリあああああああああああああああああガリガリガリガリガリガリああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああガリガリガリガリあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る