第2話 いつもの非日常

「そーいえばかずくん?」

「ん?」

「おじ様とおば様はまだ帰ってきてないの?」

「そうなんだ。2人ともオーストラリアに出張中でしばらくは帰ってこないよ。」

「そっか。寂しくない?」

「まぁ、もう慣れたしそれに真奈美がいつもいてくれてるから寂しくないよ」

「もー、そーゆー不意打ちはダメだよ?////」

「真奈美顔真っ赤笑」

「かずくんのせいなんだからね?ほらっ食べるよ!」

「あいよ!」

「「いただきまーす!」」パクッ

「んー!やっぱり真奈美の作るご飯は美味しいよ!」

「いつもそー言ってくれて嬉しいな♡私かずくんのいいお嫁さんになれるね!!」

「まだまだ先のことだろ?笑それにプロポーズすらしてないんだならさっ」

「予約的な感じで!!笑」

「こっちからキャンセルしてやろうかな?」

「え…。」

「冗談だお?ごちそーさまー」

「もーかずくんったら。はい、おそまつさまっ」

「美味しかったぁ」ゲップ

「かずくんはいつもからかうんだからぁ」

「ふふふ」

「ところでさかずくん…?」

「ん?」

「昨日…女子と一緒にいたよね…。あれって、どーゆーこと…?」

「あー、昨日は俺日直だったからさ職員室からプリント運ぶよーに頼まれたんだ」

「ふーん、そーなんだ…。」

「真奈美?」

シャキン!!

「うぉ!」

「なんで一緒に行ったりしたの?私に言えばよかったじゃない。私はかずくんの頼みなら喜んで一緒に手伝ったのに…。大好きなかずくんと2人きりになれたのに…。大好きなかずくんと…。かずくん…。かずくんかずくんかずくんかずくんかずくんかずくんかずくんかずくん」

「ごめんな真奈美。俺が悪かったよ。今度日直になった時は真奈美にも手伝ってもらうよー声かけるからさ。だから包丁しまってくれないか?俺、死んじゃいそうだったから笑」

「はっ!!ご、ごめんねかずくん…!あたしまた変になってた。ほんとにごめんね…。迷惑だよねあたし…。かずくんに嫌われたらどーしよ…。やだ。かずくんが離れてったらあたし、生きる意味なんてないよ。」

「大丈夫だよ真奈美。俺は真奈美を嫌ったり離れたりしないよ。それに、真奈美がそーなるのは真奈美が俺のことをそれぐらい想ってるってことだろ?俺は嬉しいよ?」

「か、かずくん…。」

「だから大丈夫だよ」ムギュッ

「は、はわわ////」

「真奈美てれてる」耳ハム

「きゃっ!」

「かわいいよ」

「んーらめぇかずくん////」

「はい、おしまいっ!」

「えーーーー!!」

「おあずけだよ?」

「かずくんのいけず。」

「だって時計見てみそ?」

「へ?」

「時計がへの字になってるからさっ」

「あーー!!かずくん急いで遅刻する!!」

「真奈美おいてくよー?」ドアガチャッ

「かずくん…いつの間に。相変わらず冷静だね」

「何事も平常心!」キラン

「キランじゃないよ走るよ!」

「あーーいっ」

「急げ急げー!!」

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ヤンデレな幼馴染とハーレム少年 御守和月 @kazu98

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