6ー6


 獅子ヶ谷ししがや千尋ちひろは、やる気に満ちていた。



原初げんしょ解放かいほう!』


 ワープ装置が発生させている光の柱から飛び出してきた千尋さんは、そのまま空を飛ぶように駆け出しながら、即座に戦闘態勢を整える。


 彼女の気合に応えて、爆発的に増大した輝く命気プラーナが、その鍛え抜かれ、引き締まりながらも、女性としての柔らかさを兼ね備えた至高の肉体を包み込み、戦うための、獰猛どうもうな獣へと変えていく。


 千尋さんのトレードマークである安いジャージが弾け飛び、その美しい肌をおおう、きらめくような獣毛が、彼女のシルエットを、一回りも二回りも大きく見せる。


 いつもはチャーミングな笑顔を見せてくる彼女の顔も、百獣の王を思わせる風貌へと変化して、みなぎる力が闘気となって、夕焼けに染まった空気を震わせる。


 あの姿こそ、破壊王獣はかいおうじゅうレオリア……。人の身でありながら、獣の強さを兼ね備えた彼女ならば、この難局も、乗り越えてくれるはずだ。


『な、なんだ! いきなり出てきて、なにを……!』

『ほらほら、レオリア様の邪魔しちゃ、ダメっスよ!』

『……残念だけど、遊びは終わり……』

『悪いけど、行かせないわよん!』


 位置関係的に、敵対者の中では、ワープ装置のもっとも近くにいた牙戟がげきが、突然の乱入者であるレオリアを止めようとするが、ローズさんたち怪人三人組に邪魔され、どうすることもできずにいる。


 いや、そもそもの話として、あの牙戟では、我らが誇るヴァイスインペリアル最高幹部を止めることなど、到底不可能な話なのだが。


 そう、レオリアが、あそこにいる目的は、奴ではない。


『どっせーい!』

『ぬう……!』


 黄金こがね色に輝く獣毛を、一瞬で白く染めながら、あきらかに人間の限界を超えた速度で突っ込んだレオリアの飛び蹴りを、鋭敏えいびんに反応した大柄な老兵が、その盾のような手甲を使って、見事に防御してみせた。


 そう、あの八咫竜やたりゅう最強の存在である白奉びゃくほうを、正面から打ち倒すことこそが、彼女に課せられた使命である。


『ほらほら、こっちはオレがやるから、あんたは向こうだろ!』

『……ああ、任せてやる!』


 それまで、白奉の攻撃に耐え続けていた朱天しゅてんさんが、事前の打ち合わせ通り、レオリアとバトンタッチして、後ろへと下がっていく。


 直前までは、今回の作戦に、かなり難色を示していたのだが、それでもなんとか、納得はしてくれているようだ。


 そのまま予定通り、朱天さんは素早く後方へと下がり、ローズさんたちによって、足止めされている牙戟へと、一瞬で肉迫する。


『朱天! こうなったら、貴様は、俺が……!』

『邪魔だ! 三下!』


 いきなり攻め込まれた牙戟が、まとわりついていたローズさんたちが離れたもこともあって、迎撃の意思を見せるが、もう遅い。


 すでに朱天さんは、持っている巨大な金棒を、限界まで振りかぶっている。


『黙って、寝ていろ!』

『ぐええええっ!』


 そのままの勢いで、力強く振り下ろされた朱天さんの一撃を、牙戟は両手に持った方天ほうてん画戟がげきで受け止めようとしたが、まったく微塵も耐え切れず、問答無用で、地面へと恐ろしい勢いで、めり込むハメとなった。


 なんだか、朱天さんの金棒が叩きつけられた大地が、大きくひび割れているように見えるが、まあ、牙戟は回復力が高いのが持ち味のようだし、ああ見えて、ちゃんと加減はされてるだろうから、死ぬようなことはないだろう。……多分。


『ふん……、それで、本当にあいつなら、なんとかできるというのか?』

『あらん、もちろんよん! レオリア様なら、不可能はないわん!』


 かくして、結果だけ見れば、あの場における敵対勢力の内、あっという間に半分を取り除けたということになるのだが、朱天さんとローズさんが会話を交わしつつも、まったく警戒を解いていないことからも分かるように、本質的な脅威というやつは、まったくもって、去ってはいない。


 あのように、牙戟を一蹴してしまえる朱天さんでさえも、あのままなら、手も足も出ないのが、白奉という規格外の存在なのだから。


 奴を倒せない以上、こちらが全滅する危険性は、いつまでも残ったままなのだ。


『……あの男の差し金か』

『あの男ってのが、誰のこと言ってるのか分からないけど、それが統斗すみとのことだっていうなら、その通りだぜ!』


 これまでだったら、朱天さんの動きを察して、素早く牙戟を助けに動いたであろう白奉が、その場に留まって、レオリアを警戒するように、油断なく構えている。


 どうやら、向こうも分かっているようだ。


 目の前の存在が、自らを倒し得る力を、持っていることに。


『ふっ、そうか……、そうだろうな……』

『あん? なにが可笑おかしいんだ?』


 あの巨岩のような老兵にして珍しく、口角を上げて静かな笑みを浮かべている白奉に対して、どうやら俺のことを馬鹿にされと感じたのか、レオリアがピリピリとした怒気を発しながら、まるで獲物に飛びかかる獣のように、体勢を低くした。


 夕日が反射して、キラキラとまぶしい川辺で、二人の達人が対峙する。


『いやなに、ただ少し、こちらの司令官殿と比べて、うらやましくなった、だけだ!』

『へっ、それはそうだろう、なっ!』


 お互いに、獰猛な笑みを浮かべながら、同時に駆け出した白奉とレオリアが、正面から激しく、ぶつかり合う。


 そして、死闘の幕が、切って落とされた。


『ふっ!』

『むんっ!』


 まさに、電光石化。


 一瞬で、目にも止まらぬ速度にまで加速したレオリアが、掻き消えるように白奉の側面に回り込み、尋常ではない量の命気が込められた、必殺の拳を突き出したのに、それにすら反応した奴の手甲によって、完璧に防がれてしまう。


『ぬんっ!』

『おっと!』


 そして、その瞬間、白奉の手甲がわずかに動くと、本来ならば、奴を討つはずだった多大な衝撃が、まるで鏡のように、レオリアに跳ね返されてしまう。


 だがしかし、我らが破壊王獣だって、負けてはいない。その危険を即座に察知した彼女は、素早く拳をズラし、むしろ、その衝撃を利用して、自身の動きを加速させ、次なる一手に打って出る。


『……見事な命気だ』

『へえ、知ってるんだ! なんだよ、物知りだな!』


 空気を切り裂くような回し蹴りを、再び自らの手甲を使って受け止めながら、白奉は的確に、レオリアが使う力の根源を、あっさり言い当ててみせた。


 その姿には、僅かな揺らぎも見られない。まさにいわおごとく、堅牢な構えだ。


『長く生きれてれば、多くを知る機会があるものだ……』

『なるほどね! だったら、人生の先輩に、色々教えてもらうとしましょうか!』


 猛獣のように攻め立てるレオリアを、大岩のような白鵬が防ぎ続ける。


『だったらっ!』

『――甘い!』


 打撃ではなく、投げか関節を狙おうとしたのであろうレオリアの腕が、動き始める瞬間を、白奉は正確に狙い撃ち、叩き落とす。


『――そこだ!』

『ふんっ!』


 しかし、その一瞬……、相手の腕が伸びた、その刹那を狙って、レオリアが放った必殺の蹴りを、ギリギリで受けながら、白奉は変わらず、防御に徹する。


 戦況は、どちらの有利に傾くこともなく、ただただ重苦しい激突音だけが、何度も何度も、繰り返されるだけだった。


『……貴殿は、一体なんのために戦っている!』

『はあ? そんなの、統斗のために、決まってんだろ……!』


 幾度目かの激突を繰り返し、この戦いとは関係のないことを、いきなり問いただし始めたのは、意外なことに、あの寡黙かもくな白奉の方だった。


 攻撃の勢いそのままに、激情をそのまま吐き出すレオリアに向けて、かの老兵は、なにかを確かめるように、絞り出すように、続ける。


『あの男は、それだけの……、これほどの力を持つ貴殿きでんが、その命をけるに、あたいするほどの存在なのか!』

『ふんっ! なんだよ、いきなり!』


 それは、これまでの落ち着いた印象が強い白奉からは想像できない、色々な感情が混ぜこぜになったような険しい表情と、厳しい口調だった。


 その姿を……、その様子を見れば、誰にだって、一目瞭然だ。


 奴は本気で、その答えを、知りたがっている。


『あの男の、なにを信じる! 力か! 頭脳か! 立場か!』

『そんなもん、決まってるだろ!』


 それが分かったからなのか、必死の攻勢を続けるレオリアも、白奉と同じように、本気の顔で、本気の声で、自らの思いを……、拳を繰り出す。


『愛だよ!』

『……ふっ、そうか!』


 レオリアの、真っ直ぐすぎる拳を受け止めながら、白奉は笑う。


 だけど、それは決して、相手を見下した笑みではない。

 その程度のことは、俺にも分かる。


 あれは、なにかを受け入れた男の顔だった。


『そっちこそ、なにを信じて、こんな戦いをしてるんだ!』

『我は、我の信念にもとづいて、動いているだけよ……!』


 問答は仕舞いとばかりに、再び防御を固めようとする白鵬に、今度はレオリアの方から、一歩踏み込む。


『はっ、その信念ってやつに従って、主人を裏切ったってわけか! そいつは、またずいぶんと、ご立派なことで!』


 目に見えて加速したレオリアが、相手のふところに潜り込み、痛烈な一撃を放つ。


 完全にきょいたように見えたが、それすらも鉄壁の手甲を使って、見事に防いでみせた白奉が、岩のようにうめいた。


『……天叢雲剣あまのむらくものつるぎに選ばれた者は、八咫竜の、そして、この国の王になる者だ』

『はあ? なんだよ、いきなり!』


 これまでになく、強い調子ではじかれた反動を使って、距離を取ったレオリアを追撃するでもなく、その場にとどまった白奉は、ただ低く、吐き出すように、つぶやく。


『そんな人間が、この程度の妨害を受けて、敗北するはずはない……!』


 そう吐き出す白奉の目には、揺るぎない覚悟が渦巻いている。


 つまり、本気というわけだ。


 どうしようもないほどに、奴は本気だ。


『天叢雲剣に選ばれた、あの男の真贋しんがんを見極める……、それこそが、この老い先短い命に残された、最後の奉公ほうこうよ!」


 それこそが、理由。


 白奉という武人が、裏切り者の汚名をかぶってまで確かめたかったのは、伝説の剣に選ばれた……、俺という存在が、その運命に値するのか、否か。


 八咫竜の未来のために、己を殺し、自らを人ではなく、一つの試練におとしめる。


 その決断に、どれほどの覚悟が必要だったのか、俺には想像もできない。


『そんな……』


 自らも、白奉に裏切られた側だというのに、かつての師匠の心中を察してか、朱天さんが辛そうに、その瞳をうるませていた。


 そして、夕焼け空に投影されたモニターを、俺と同じように見ているであろう竜姫たつきさんも、かなしそうに泣いているだろうことも、今の俺には、よく分かる。

 

 分かるけど、俺にはサッパリ、分からない。


 この二人を、こんなにも悲しませてまで、そんなことをする必要が、あったのか?


『なるほど、なるほど、なるほどね! ははっ、どうやらオレは、あんたのことを、買い被ってたようだぜ!』

『なに……?』


 どうやら、俺と同じ気持ちらしいレオリアが、白奉の覚悟を笑い飛ばす。


 それは本当に、全てを吹き飛ばしてしまうほど、素敵な笑顔だった。


『要するに、信じるかどうか、自分で決めるのが恐いから、考えるのも、感じるのもやめて、楽な方に逃げたってだけだろ!』


 迷いのないレオリアの全身に、命気がみなぎる。


『それで忠臣気取きどるなんて、笑わせるぜ! 年の割には、まだまだ身体は元気みたいだけど、頭の中身は、ずいぶんと腑抜ふぬけちまったみたいだな!』


 レオリアの主張が正しいのか、白奉の覚悟は、本当に間違っているのか、それは、誰にも分からない。分かるはずなど、あるわけがない。


 だけど、そんなことは関係ない。


 自分の意思を、思いを、最後まで信じて、貫いてこその、悪の組織なのだから。


『さあ、オレがあんたをぶん殴って、そのボケた頭を、覚まさせてやるよ!』

『ぬっ!』


 自らを信じる……、そんなレオリアの強さに応えるように、彼女の中で、爆発的に膨れ上がった命気に押されて、白奉が僅かに、ほんの僅かに、後ろへ下がった。


『確かに、あんたは強い! ちょっと前のオレだったら、この勝負、どうなってたか分かんないな!』


 レオリアの表情は、自信に満ち満ちている。


 それは虚勢きょせいでも、やせ我慢でも、ましてや、現実逃避でもない。


『しかーし! 今のオレは、一味違うぜ……!』


 あれは、絶対的な強者としての、揺るぎない自負と、譲れない覚悟だ。


『――原初げんしょ覚醒かくせい!』


 命気という力は、それを使う者の意思によって、その強さを決める。


 レオリアの全身を包む、白銀に輝いていた獣毛は、光の領域にまで昇華され、神秘的に揺らめき、チリチリと空気を震わせながら、その圧倒的な密度を示す。


 しかし、その変貌で、なによりも目を引くのは、彼女の背中で羽ばたく、まるで、猛禽類のような、一対いっついの雄大な翼だろう。


 百獣の王の背中に、大空の王者の翼が生えている。


 それこそが、レオリアが心から信じる、最強の姿だった。


『――はっ!』

『――ふん!』


 刹那、光の獣と化したレオリアの姿が、掻き消えたかと思った瞬間、白奉の気合と共に、数えきれないほどの轟音が、辺りを揺らす。


 レオリアによって、まさに光の速さで繰り出される破滅的な一撃と、信じられないことに、その場を動かない白奉が、全て防ぎ切っている。


 それはまさに、驚異的な光景だった。


 あれだけの変貌へんぼうを遂げたレオリアでさえも、白奉を圧倒するまでには、至らない!


『小細工は……!』

『意味がないな……!』


 動きを止めたレオリアと、その場を動かなかった白奉が、正面から睨み合う。


 二人の力量は、とんでもない領域で、拮抗きっこうしている。


 無数のフェイントも、駆け引きも、意味を成さない。もはや、そんなもので崩れるような段階は、遥か彼方に置き去られている。


 このまま小競り合いを続けていても、勝負はつかない。

 そんなことは、あの二人ならば、誰よりも分かっているはずだ。


 だったら、どうするべきなのか。


 答えは、いつだって単純シンプルだ。


『――いくぜ!』

『……来い!』


 小細工抜きで、ただただ愚直に、互いの全力をぶつけ合う。


 それしかない。


『うおおおおりゃあああああ!』

『ぬううううううううううん!』


 にじった地面を吹き飛ばし、まるで宇宙が生まれる瞬間のような、爆発的な加速で突っ込んだレオリアの拳を、不動の白奉が、その盾を交差させ、迎え撃つ。

 


 最強のほこと、無敵のたてが、正面からぶつかったら、どうなるのか。


 そんなものは、決まっている。


 折れた方が、最強ではなかった。

 砕けた方が、無敵ではなかった。


 ただ、それだけの話だ。



『――っ!』


 それは、どちらが息を呑む音だったのか。


 遠くから見てるだけの俺には、分からない。


 分からないが、勝負はまさに、一瞬だった。 


『――オレの、勝ちだ!』

『ぐおおおおおおお!』


 レオリアの拳が、白奉の盾を砕き、打ち抜く。


 そう、勝敗は、決したのだ。


 これまで、その場から動く姿なんて、想像すらできなかった白奉の巨体が、大きく後ろに弾け飛び、夕焼けが反射する小川に突っ込んで、水しぶきを上げながら、抵抗すらできずに、ただ無力に地面を転がる……。


『……ふ、ふふっ、負けたか……』


 ようやく、動きが止まった白奉が、流れる水に身体を浸しながら、大の字になって倒れ込み、天をあおいだ。


 あのレオリアの一撃を受けても、まだ意識があるなんて、驚嘆するほかしない。


 しかし、流石にもう、戦う力までは、残っていないようだった。


『さあ、殺せ……。我の役目も、もう終わりだ……』


 まるで、それが裏切り者としての、自らの責任だといわんばかりに、悟ったような表情を浮かべた白奉が、薄く笑う。


 それは、覚悟を決めたといえば、そうなのかもしれない。


『はあ? 嫌だよ。っていか、自分の役目を、勝手に決めて、勝手に終わるな』


 しかし、そんな白奉に対して、レオリアは呆れたように肩を竦めるだけで、一向にトドメを刺そうとはしない。


 当然だ。


 俺は、そんなことをさせるために、あの場に彼女を送り込んだわけではない。


『それじゃ、うちの統斗からの伝言だ。よく聞けよ!』


 レオリアならば、必ず勝利を掴み取り、大事なことを伝えてくれると、信じたからこそ、たくしたのだ。


『あんたは、これから死ぬまで、オレたちヴァイスインペリアルが、こき使ってやるから、せいぜい長生きするんだな! だってさ』


 俺の気持ちを、俺の覚悟を、届けてくれと。


『……ふ、ふははっ、はは、ふははははっ!』


 それまでの、岩のように凝り固まっていた仏頂面を破顔させ、正面から、正々堂々と敗れた白鵬は、夕日が照らす空に向かって、ただ笑う。


『そうか、そうだな……』


 その表情は、これまでの白奉からは想像ができないほどに、穏やかなものだった。


 もしかしたら、あの笑顔こそが、彼にとって、本当の素顔なのかもしれないな。


『どうやら、真の意味で、我らは敗北したようだ……』

『ええ、そうかもしれません……』


 裏切った側と、裏切られた側に分かれていた、かつての師弟……。

 白奉と朱天さんが、少しだけ、だけど確かに、笑い合う。


 どうやら、俺の目的は、無事に果たされたようだ。


『さーて、任務完了! よっしゃー! 早く会いたいぜー! 統斗ー!』


 こうして、今回の作戦において、最大の懸念けねん材料だった白奉に関する問題は、破壊王獣レオリア……、千尋の手によって、見事に解決したのだつた。


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