ストーリーはとても面白いです。
ただ、一文が長い場合において、読点の異常な多さとその打つ位置によって、文章の構成が一部把握し難いものになってしまっているのが少々残念です。
脳内での文章構造の把握と再構成……読解という作業は、小説の醍醐味である文章の面白さと没入感によるダイナミックさを同時に失わせるので。
傾向を見るに、文字数や助詞の登場で割と機械的に打っているようですが、そのせいで「名詞句等の文節や意味的なまとまりで区切り、文章構造をわかりやすくする」という読点の役割の一つが機能しなくなっております。
例1
>国家守護庁が、捕らえた悪の組織の人間を、収容所へと運ぶために使うルートは、事前にマインドリーダーの手引きによって知らされていたし、
例えばこの文ですと、文章構造的には、「国家守護庁が捕らえた悪の組織の人間を収容所へと運ぶために使うルート」までが一つの名詞句となっています。この名詞句にむやみに読点を打ってしまうと、構造がわかり難く、意味合いの把握し難い文となってしまいます。なので、文字数が多くはなってはしまいますが、読点は打たない方が文章構造としては自然となります。
例2
>この悪の組織として、上下関係を決めるのならば、ある意味では当然といえる約束だけは、必ず守ってもらうと、強く言ってはあるけれど、
この文は特に問題が顕著で、あまりに読点で区切り過ぎていて、文章の基本たる「主語+述語」という単純な関係性すら把握し難くなっています。
「この」の指示語が掛かるのは「約束」で、その間の部分は全て修飾節です。そしてそれら全てが合わさってようやく名詞句となって主部を形成しています。
現在の区切り方ですと、「この」が掛かるのが「悪の組織」になってしまい、順当に読んでいくと『「この悪の組織」が「上下関係を決めるならば」』という仮定の文章の様になってしまいます。
『この、悪の組織として上下関係を決めるのならば、ある意味では当然と言える約束だけは、必ず守ってもらうと強く言ってはあるけれど』
文章の意味を正確に伝えようとするならば、読点の数は多くともこのぐらいが妥当でしょう。少なくとも、『「この約束だけは必ず守ってもらう」と強くいってはあるけれど、』という文意が明確に伝わる様に打つ必要があります。
読点には多様な意味合いがあり、文章表現とも密接に関わってくるため、打つ位置もその個数も、基本的には書き手の裁量に委ねられます。そのため、私も普段は口を出す事はありません。
ただ、ここに至って、文法を破壊するレベルで目に余ってしまったので、釈迦に説法とは思いましたが述べさせて頂きました。
くどくどと長文失礼しました。
そんなに持ち上げれてしまうと
脱字>持ち上げられて
今回の襲撃に参加していたレットオイスターの中には
誤字>レッドオイスター
「ううっ、この短時間で、一体なにがどうなってるよ……」
脱字>一体なにがどうなってるのよ……
ビッグブラックがヴァイスインペリアルの傘下に入るにあたり
誤字>ビッグブラッグ
服を着なおす描写がないのが気になった
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます! 修正しました!