第523話 大阪市浪速区難波中の野菜ラーメン(味噌・麺固め・大盛)
「半端な時間になったな」
昼時集合の合唱祭に参加し、無事に演奏を終えた帰り。
昼を食べ損ねていたので遅い昼食が必要だ。
ちょうど、買い物の用事もある。難波で途中下車することにしよう。
南海側の改札まで回って地上へ上がり、なんさん通りに出、一つ南の小道に入ってオタロードへと。
「その前に、買い物を済ませておくか」
わんだーらんど難波店で目的の『ツーオンアイス』第3巻と第4巻を確保。残念ながら終わってしまったが、スケートでもペアを描いた画期的な作品だったように思う。空とゴミ女がもっと早く出ていれば、と思わなくもないが、歴史にifはない。
買うものを買ってオタロードに入ってすぐ。
「よし、すぐ入れるな」
半端な時間なので列もない。目的の麺屋へと。
「ここは健康に気を配って」
野菜ラーメンの食券を確保し、案内されたカウンター席へと。出された水を飲んで一息入れ、店員に味は味噌、サービスの大盛適用、麺固め、脂は普通で注文を通す。
そのまま、サービスのご飯を確保してあとは待つばかりとなれば、『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』を起動する。現在、縋憶編最終話。まだまだ事件は解決していない感じで話は続きそうなところ。今回はのんびり進めるはずが以前のイベントで優勝したリリーが実装されたために、石は使ってしまった。まぁ、いい。
それでも、無理なくのんびりと出撃を軽く済ませたところで、注文の品がやってきた。
「久々の味噌。白いな」
黒胡椒味噌の方をよく頼んでいるので、ノーマル味噌は久々だ。
たっぷり盛られた野菜に寄り添うチャーシュー、丼の周囲にはうずらとほうれん草と刻みネギの基本的な具材と縁には海苔が三枚。家系であって、アレっぽいがアレではない。
「いただきます」
野菜をスープに浸して喰えば、まろやかな味噌味が茹でたもやしと絡んで甘くまろく。しばし野菜を楽しんだところで麺を引っ張り出す。太い固い麺もまろやかな味わいを纏っている。その麺を米で追い駆ければ、何かが来る。糖質に糖質が合わさって、疲れた身体に染み渡る。
続いて、海苔をスープに浸してご飯を巻いて喰らう。豚骨味噌おにぎり、旨い。
また、麺を野菜を喰らい、ご飯に豆板醤を載せてスープに浸した海苔で巻く。
今度は、ニンニクをスープへ。まろやかだたスープにガツンとしたパンチが加わってくる。そのスープを浸した海苔で米を喰らえば、来る。食欲がブーストされ、麺を米を食むペースが上がる。
よし、ここで辛味。豆板醤をスープに入れれば、旨辛味噌ラーメンに生まれ変わる。
豚の味がしっかり凝縮されたチャーシューを囓りながら旨辛味噌スープを楽しみ、その口で米を喰らう。おっと、麺を飛ばしてしまった。麺を啜り、米で追う。
幸腹だ。
少々米を入れすぎた気もするが、大丈夫。
辛味が加わったところにうずら玉子を喰らって箸休めにし、最後まで麺を米を喰らい。
スープの底に沈む野菜や麺の切れ端をレンゲで追い駆け。
米を食い尽くし。
最後は丼を手に持ってスープを最後まで飲み干し。
店員からまくり券をいただき。
最後に水を一杯飲んで一息。
「ごちそうさん」
店を後にする。
「さて、少し歩いて腹ごなししておくか」
オタロードへと、足を向ける。
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