【1.5】月草見守り隊
辻本月草。
彼女は私たちの友達。
容姿はずば抜けて恵まれている。
肩甲骨のあたりまであるつややかな黒い髪。
160㎝の身長で足は長く、肌は白い。
大きな目に凜々しさのある顔立ち。
守ってあげたくなるというのはこういうこの子とを言うのだろうと思う。
ただ、頭が悪く抜けているところがある。
それに、運動音痴だ。
何よりも、誰よりも苦労人でもある。
生まれて程なくしてから、施設育ち。
高校に入ってからは一人暮らしで、ほぼ毎日バイト。
休みの日は施設に行って子供たちのお世話と毎日忙しそうにしている。
そんな彼女を密かに見守っているのが
『辻本月草見守り隊』
柔道部の神林先輩を隊長とし、月草のファンが多く在籍している。
見守り隊には私たちが連絡をする。
「神林先輩、変な男が月草を連れて行きました!」
「何だと!?」
先輩はダッシュで月草の元へ駆けつけ、謎の男を投げ飛ばし、月草に最高の笑顔でお礼を言われ、ダッシュで生還した。
それが、終業式の出来事。
これからも私たち『月草見守り隊』は全力で月草を守って行こうと思います。
【1.5】月草見守り隊 END
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