ボーカロイドライブラリ紹介・MEIKO・KAITO

アリエ:

 MEIKOとKAITOは初音ミク以前から存在していたライブラリです。

 MEIKOは2004年発売、中の人はシンガーソングライターの拝郷メイコ氏。

 KAITOは2006年発売、中の人はスタジオミュージシャンの風雅なおと氏。


まりあ:

 たしか、ボーカロイドは2003年から存在するって言っていたような気がしますけど。


アリエ:

 英語ライブラリなので日本での活躍は皆無です。


まりあ:

 それは仕方ないですね。


アリエ:

 MEIKOとKAITOの話に戻りますが、この二人は初期から存在することにより年長組と呼ばれることもあります。

 MEIKOの声質が姐さんと呼びたくなるような力強いものだったこと、その上で初音ミクが届かなかった人によるワンカップ一気呑みネタの浸透により20歳以上という認識が広まってしまったこと、KAITOの方は優しい声質であるものの比較対象がショタしか居なかったことなども少なからず影響を与えているような気がします。


まりあ:

 うーん、風評被害っぽい……


アリエ:

 文化的背景はこのぐらいにして、曲の紹介に移りましょう。

 年長組の呼び名の通り、大人の雰囲気を感じさせるゆったりとした曲の印象が強いですね。

 MEIKOの代表作と言えば“Nostalogic”なんですが、この曲ではMEIKOにしてはかなり珍しいロリっぽい調教がされています。MEIKOらしい力強さを感じるなら“壊セ壊セ”や“忘却心中”ですね。


まりあ:

 “壊セ壊セ”はPVがスライドショーになっていますね。みんなで作り上げている感じがします。


アリエ:

 そういう動画を最近見かけませんね。時代の流れでしょうか。

 KAITOの代表作は“カンタレラ”や“千年の独奏歌”などです。中の人が積極的で、カバーシングルを出しているとか。


まりあ:

 歌声に包まれているようです。クリアな歌声ですね。


アリエ:

 あと年長組を語る上で欠かせないのは仕事してPですね。一時期あまりに多作だったためこう呼ばれています。

 氏の代表作である“番凩”は年長組二人の魅力を体験できる素晴らしいデュエット曲です。


まりあ:

 和風ですか。二人の歌声が見事に調和していて耳に心地良いです。

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