第5話環境を作ろう

早速先輩に教えを受けた方法を試したら実践してみたら何だか自分に自信を持つような気がしたから不思議である。

早速、先輩からメールがあり、次のレッスンがあるから居酒屋に来いとのことであり早速実家を飛び出したのである。

「よお」

「ご無沙汰です。2日ぶりですね」

「オモロイやん。でも大阪では通用せんけどね」

そんなたわいのない会話をしていた。



「次のレッスンいこか」

「よろしくお願いします。次は見た目ですか」次のレッスンは服装とかを直すと予想していた。

「違うよ。それも大事だけど、その前に環境作りから始めようか」

「環境作りですか」正直イマイチ掴めていない。

「そうや。環境や、出会いの多い環境であればそれだけ有利やねんや。

俺が最初に出会った時に君らの何ちゃらサークルの飲み会に紛れ混んだわな」

「英会話サークルですよ」

何気なしに訂正しておく。

「そうそう。その何ちゃらサークルにわざわざ紛れ込んだんのもな出逢いの環境作りのためやねんやで。そのおかげで、何人かと繋がったしな」

繋がったことに詳しく聞きたかったが、それよりもレッスンだ。

「そおいうことで、出会いを求めてバイトしよか」

「時給の多いバイトで無くてですか」

やはり時給が多い方が良いと思う。

「その考えが間違っているんよ。学生のバイトで時給だ言うてたら、あかんよ。付加価値がある仕事をせんと」

「付加価値ですか」

「そうや。付加価値やで、就職活動でも同じ事を言えるけどなぁ。」

前から思っていたけど先輩は年齢いくつなんだろう。

「先輩は年齢いくつなんですか」

「何や、唐突に。男に年齢きいたらあかんよ。もちろん女性にもなおさらやけどね。それよりもビールもう一杯いこか」


は、はぐらかされた。

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