第十六戦 VS命拾い 第十七戦 VSアフロ

「効かん!」

「ぐっ……!」


 頬を殴られた俺は、いったん距離をとる。俺の拳は確かにあいつのみぞおちに入ったはず。しかしあいつはまるで意にかいさずに拳を放ってきた。手ごたえがなかった。肉や骨の感触ではない。柔らかさと硬さをね備えた何かだ。


 あいつはふところからおもむろに、その何かを取り出した。


「持ってて良かったカドカワBOOKS。『懐に入れておいた物のおかげで命拾いする能力』だ」

「なら顔面だ!!」

「ぐぱぁ!?」


第十六戦 勝利


 ◇◇◇


「『爆発でアフロになるけどあまりダメージを受けない能力』だ!」

「出てくるのがおせえ!!」

「ぐぱぁ!?」


第十七戦 勝利

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