【神格名鑑】(神々)
"アグニ"
「馬鹿な―――何故だ!何故同族が人間風情を守る!?」
デーヴァ・モデル。
汎用型神格。
本体性能は標準的。武装は剣、槍。槍は投射可能。相は火炎。
全高五〇メートル、重量一万トン。色はペール・ブルー。
極めて標準的なプラズマ制御型の個体。巨神を構築する流体の分子機械を励起させてプラズマを発生させ、それを自在に制御できる。
決して弱い個体ではないのだが、可もなく不可もない。三女神の奇襲であっさり撃破されてしまった。眷属としてはまだ若い。
裏話:ごめんなさい彼には思いっきりコメントあるんで言わせてください。
彼との出会い(いや彼のモデルになったキャラですが)は私が中学生の頃。故吉田直氏の処女作「ジェノサイド・エンジェル」の終盤に出てくるやられキャラなんです。その名を"青ざめた公子"ターラン。古代ガリア地方で嵐の神として崇められていたこともある"自称"最強の雷神。それがアグニのモデルとなりました。
"アルテミス"
オリュンポス・モデル。
本体性能は標準的。相は隠蔽。
武装は弓、剣。
ステルス型の神格で、ほぼ完全な熱光学迷彩を備えている。神格でもその姿を発見するのは困難。
無音で攻撃するために武装には弓矢が採用されている。矢は分子運動制御で加速するため速度は高いが質量が軽いため攻撃力はさほどない。
"ヌアザ"
ケルト・モデル。
本体性能はパワー型。やや鈍重で、作中ではそれが仇となった。相は烈光。
武装は大剣。投射不可。
比較的頑丈な神格で、その防御力にものを言わせて大剣で戦う事を得意とするが、本編では莫大な攻撃力を誇るヘルに撃破されている。
粒子加速砲を装備している。
裏話:元はブレスにしてたんですがアレスと紛らわしいので変更しました。物語上アレスの方が(ちょっとだけ)重要ですし……(ひどい
"アレス"
オリュンポス・モデル。
本体性能は防御型。相は闘争。
武装は大剣、短剣、斧、投槍。
指揮官警護用のモデル。非常に反射神経と頑強さに優れる一方、パワーは標準型よりやや劣る。
性質上情報処理能力が優良である。
その自己修復能力は凄まじく、腕が切断された程度ならほぼ瞬時に回復する。しかし、ブレス同様相手が悪すぎた。
"ベルセルク"
ギュルヴィ・モデル。
本体性能はパワー型。相は狂気。武装は戦斧、短剣。投射不可。
熊の毛皮を纏った闘士の姿をした巨神。極端なパワー型で、標準型神格をまったく寄せ付けない一方、防御力は低い。それを補うため比較的俊敏である。
流体自体が強力な演算素子であり、強化されたセンサー系と相まって未来予知とも言える凄まじい予測能力を持っている。(原理的には燈火の直感とは異なる)しかしフランの反乱までは予測できなかった。
"カルナ"
マハーバーラタ・モデル。
本体性能は高機動型。相は熱。武装は槍。投射可能。
黄金の甲冑を纏った戦士の姿を持つ。非常に俊敏で、その分子運動制御は熱操作に特化している危険な神格。
熱エネルギーを直接投射する事で対象を溶融させる相を備えている。
"ク・ホリン"
ケルト・モデル。
本体性能は標準的。相は投擲。武装は槍、剣。投射可能。
投擲に特化した分子運動制御を持つ巨神。海辺の街の戦闘でウルリクムミの腕を最初に奪ったのはこの個体である。巨神本体を召喚していなくても槍だけを投擲する事が可能。
その槍の威力はヘルがアレスに対して投擲したものを超える。直撃を受けていれば、エススの命はなかったはずである。
"ウィクトーリア"
ローマ・モデル。
本体性能は標準的。相は勝利。武装は槍、剣、斧。投射可能。
史上初めて人類製神格により撃破された記念すべき神格。
経験・性能は劣っているわけではないが、先の戦闘で消耗していたところを標準型神格以上の近接戦闘力を持つ"The-G"に奇襲されてはひとたまりもなかった。
強力なレーザーセンサーを備え、索敵・情報処理能力は極めて優秀。
また攻撃用としても大出力レーザーを投射できる。
姉妹機に"ニケ"がおり、地球側が保有している。性能は完全に同型。
賢明なる読者諸氏はご理解いただけていると思うが、勝利の女神である彼女が惨殺される=神々の勝利はないという事です(メタ発言)
"トラロック"
アステカ・モデル。
本体性能は標準的。相は雨と稲妻。武装は小剣。
気象制御型の神格。エスス・タラニスとよく似た特性を備える。アスタロトの命に従い嵐を呼んだ。"スティールコング"の流体ミサイルで死亡。
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