第23話『山賊の地下アジトは、力戦奮闘!①』

 山賊の首領が戦斧を軽々と振りかざす。その巨大な凶器の巻き起こす風切り音が、地下の大広間にビュンビュンと響き渡る。


「どけっ! 邪魔をするな!」


 行く手を塞ぐ遊撃隊の前衛二人に巨漢が罵声を浴びせかける。


 こんな人間離れした男に目の前で凄まれたら、誰でも言う事を聞いてしまうだろう。若い竜馬が嫌々ながらこの男に従ったのも無理からぬ話だ。


 ドタドタと地面の泥土を跳ね上げて、土間と一体構造になった土製の丸椅子を蹴散らす。同じく地面から生えたテーブルの間を駆け抜けて猛然と突っ込んで来た。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:ゴードン

 ❙ 役職:首領

 ❙ 職業:山賊

 ❙ LV:7

 ❙ HP:30/30

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ┗━━━━━━━━━━━


【首領のターン】

 ムキムキの上腕筋で膨れ上がった両腕が掴むパワーアックス。パンプアップした後背筋が、背中越しの地面スレスレまで振りかぶった戦斧を藤堂に叩き付ける。


「オラオラオラー、真っ二つになりやがれ!」


――ガシッ!――


 あまりの迫力に王子の見切りが間に合わない。かろうじて防御が間に合った革の盾もろとも、藤堂の身体を真後ろに吹っ飛ばした。


 両側に並べられた長机の間をゴロゴロと後転する。クラクラする頭を振りながら立ち上がった場所は、タニアのすぐ前だった。


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】【首 領】■■  

■■『酒 田』  ↓↓ ■■

■■       ↓↓ ■■

■■     『藤 堂』■■

■■     『タニア』■■

■■          ■■  

■■     『竜 馬』■■

■■     『ロビン』■■

■■          ■■

■■          ■■


「グハッ! 畜生、ふざけやがって。俺の反撃は、一体どうなったんだ!」


 刃物による斬撃というよりも、まるで鉄棒による豪打と呼ぶ方が相応しい攻撃に、藤堂は唸り声を上げた。だが、防御に徹したおかげでHPゲージの減少はない。


「マスター! 今のは、ノックバックだピョン! 百パーセント発動じゃないけど、一定の確率で攻撃と同時に相手のポジションを数マス後ろに下げる特殊スキルだピョン」


 藤堂の疑問に答えようとして、頭上を舞い飛ぶフェアリーが必死に呼びかける。


「クソッ、道理でこっちの反撃がキャンセルされる訳だ。この間合いだと、俺の剣は奴に届かねえ!」


 さっきまで王子の眼前にいた岩山のような大男は、三マスも向こうで高笑いしている。


 首領の攻撃は何の変哲もない直接攻撃だった。本来であれば【敵のターン】の後、【王子の反撃】が発動するのがセオリーだ。


 だが、直接攻撃は敵のすぐ隣のマス目でないと実行できない。【敵のターン】でポジションを二マスも後ろに下げられた結果、【王子の反撃】は無効になったのだ。


「先輩! 僕が止めてみせるっす」


 パワーで真っ向から勝負してくるハゲ親父に対抗心をもやしたのか、元柔道のインターハイチャンプの経歴を持つ女戦士が、鼻息も荒く大斧を振りかざす。


「ま、待て。鉄平、早まるな! 今はマズイ。立ち位置を考えろ! 一旦俺の隣まで下がるんだ!」


 しかし、藤堂の静止に耳を貸さず、女戦士は大柄な身体をゆっくりと右へスライドさせる。正面に山賊の首領を捉え、屈強な二人の戦士が面と向かい合った。


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】【首 領】■■

■■ →→→ 『酒 田』■■

■■          ■■

■■     『藤 堂』■■

■■     『タニア』■■

■■          ■■

■■     『竜 馬』■■

■■     『ロビン』■■

■■          ■■

■■          ■■


【酒田のターン】

「力比べなら、負けないっす。ふんぬっ!」


 山賊のボスが操る戦斧には若干見劣りするものの、女戦士が振り回す大斧もその迫力なら負けてはいない。


 長い柄の先についた諸刃の斧が、遠心力を利用した理想的な攻撃となって繰り出される。まるで揺れる長い髪が、地下の大広間の淀んだ空気に涼風を送り込むかのようだ。


 女性キャラの特性か。戦士とはいえ、力よりもスピード重視の戦闘スタイルだ。柔道で培った足捌き。瞬時に間合いを詰めて、巨漢にかわす隙を与えない。


 酒田の一撃が、大熊の毛皮を羽織った首領にヒットする。下に着込んだ山賊の鎧がガツンと音を立てて弾けると、巨漢のHPバーがパパッと削られていく。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:ゴードン

 ❙ 役職:首領

 ❙ 職業:山賊

 ❙ LV:7

 ❙ HP:25/30

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■□□□□□

 ┗━━━━━━━━━━━


「げげげっ! このオッサン硬過ぎるっす」


 女戦士が放った渾身の暫戟が、思ったほどのダメージを与えない事に愕然となる。この時酒田は、自分よりもレベルの高い敵と初めて剣を交えたのだ。


【首領の反撃】

「ふん! 女にしてはソコソコ出来るな。だが、そんな腕で俺様を止めるなど笑止千万。身の程を知れ、いくぞ!」


 驚愕の覚めやらぬ酒田に痛烈な一撃が襲い掛かった。人間の背丈ほどもある戦斧が、唸りをあげて飛んで来る。


 大斧を構えた酒田は、完全に相手の攻撃を受け止めた筈だった。だが、信じられないほどパワーが乗った殴打が、酒田の防御を意図も簡単にぶち抜いた。


「グアッ!」


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:酒田鉄平

 ❙ 役職:――

 ❙ 職業:戦士

 ❙ LV:5

 ❙ HP:20/28

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ □□□□□□□□

 ┗━━━━━━━━━━━


 酒田が構える得物をモノともせず、首領が放った痛打は容赦なく女戦士のライフポイントを奪っていった。右から左へ流れるような速さでHPゲージが白く変わる。


 さらに、またしてもノックバックのスキルが発動した。大柄な体格の酒田までもが押し戻される。仰向けに倒れそうになる女戦士の身体を後ろの藤堂が何とか支えた。


「だから退がれって言っただろ、鉄平。 大丈夫か?」

「すいません、先輩」


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】【首 領】■■

■■       ↓↓ ■■

■■     『酒 田』■■

■■     『藤 堂』■■

■■     『タニア』■■

■■          ■■

■■     『竜 馬』■■

■■     『ロビン』■■

■■          ■■

■■          ■■



「ガハハハ、戦士と言っても所詮はその程度か。だが、見込みはあるぞ。どうだ? 俺様の女にならないか? ベッドの上で闘い方を教えてやろう、手取り足取りな」


「うげっ! 気持ち悪い。僕、中身は男っす」


 女戦士のアバターが顔をしかめて、心底嫌そうな表情になる。片手をヒラヒラと振りながら、野人のような大男のプロポーズを断固として拒否した。


 そんな酒田の背後で王子が歯軋りを繰り返す。


「ギリリッ! くそっ、俺のターンはまだか?」


 まだレベルが低い藤堂は、ターンバトル制の弊害をモロに被っていた。攻撃力はともかく、下っ端の山賊でさえ王子よりレベルが高い。


 シミュレーションゲームの仕様とはいえ、低レベルのキャラの行動順位は自然と後回しになってしまう。


「いいか野郎ども! 俺様の通り道を確保するんだ。分かったな?」

「へい!」


 山賊の手下共が手にした武器を下ろしながら、ゾロゾロと遊撃隊の横を通り過ぎる。


 自分達のターンなのに、酒田や藤堂だけでなくシスターのタニアさえも無視して、攻撃を実行する事無く【待機】を決め込んだ。


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】     ■■

■■          ■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】【首 領】■■  

■■【山 賊】     ■■

■■【山 賊】『酒 田』■■

■■【山 賊】『藤 堂』■■

■■     『タニア』■■

■■          ■■        

■■     『竜 馬』■■

■■     『ロビン』■■

■■          ■■

■■          ■■


「クソッ、あの筋肉ハゲ親父め。見かけによらず悪知恵が働きやがるぜ」


 藤堂が山賊の首領のしたたかな戦術に舌を巻く。


 ボスと違って、子分共は遊撃隊のツートップに歯が立たない。女戦士や王子に無理矢理戦闘を挑んでも、二人の【反撃】で返り討ちに合うのが関の山だ。


 そこで首領は咄嗟に一計を案じ、手下を使って自分が通るルートを確保させたのだ。こうして遊撃隊の左側面に、山賊たちの身体を張った通り道が出来上がった。


 首領の狙いは、もちろん盗賊の竜馬の首だ。


 藤堂は最初、酒田と並列して山賊共を迎え撃つつもりだった。床から生えた長机が両サイドから迫る山賊の接近を許さない。この地形を最大限に活かせる陣形だ。


 だが、ノックバックという予想外の展開に、藤堂の戦術はとたんに綻びをみせる。


 だが、もし女戦士が彼の忠告どおりファーストアタックを取り止めて、王子の隣のマス目まで退いていたら、藤堂の狙い通りの展開に持ち込めただろう。


 さらに、もし王子のレベルがもう少し高ければ、山賊どもが押し寄せる前に彼のターンが回ってきただろう。


 そうなれば当初の思惑どおり、藤堂は酒田の左隣のマス目で待機して山賊の一団を迎え撃つ事に成功したに違いない。


 しかし、このゲームの戦闘にIFの文字はない。リプレイはないのだ。


 裏切り者の余計な一言で怒りに燃える首領は、山賊の手下が築いたルートを通り、間違いなく次のターンで竜馬に向かって突き進むだろう。


 遊撃隊の綻びた防御陣形の隙を突いて、一気に突破を図る筈だ。


 もはや藤堂に残された選択肢は一つしかなかった。


【王子のターン】

「クソッたれ。どけ、鉄平!」


 直前のマス目にいる女戦士を押しのけて、藤堂が突進する。余裕で口の端を曲げる首領の足元へ一気に飛び込んだ。


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】     ■■

■■          ■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】【首 領】■■  

■■【山 賊】『藤 堂』■■

■■【山 賊】『酒 田』■■

■■【山 賊 】     ■■

■■     『タニア』■■

■■          ■■    

■■     『竜 馬』■■

■■     『ロビン』■■

■■          ■■

■■          ■■


「喰らえ!」


 藤堂家に伝わる古武術、中丞流の脇構えからショートが抜き打ちで放たれる。


 眼にも留まらぬ早業! 剣を振り抜いた王子が残心ざんしんで姿勢を整えた後、ようやく山賊のボスからうめき声が漏れる。


「ぐ、ぐぐ!」


 次の瞬間、袈裟懸けに斬られた傷跡からバッと血しぶきがあがった。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:ゴードン

 ❙ 役職:首領

 ❙ 職業:山賊

 ❙ LV:7

 ❙ HP:20/30

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ □□□□□□□□□□

 ┗━━━━━━━━━━━


「クソッ、浅いか!」


 藤堂が剣を構え直して吐き捨てる。


 山賊を足止めする道が絶たれた彼に残された最後の手段。敵のボスに特攻をかけ、ダブルクリティカルヒットが発動する事に一縷の望みを託したのだ。


 だが。


「ダブクリどころか、クリティカルも出ないとは……」


 首領とのレベルの違いを考えれば、女戦士の酒田が与えたのと同じダメージを負わせたのは賞賛に値する。たとえ、剣対斧のアドバンテージを差し引いたとしてもだ。


 それでも現実は厳しい。


 裏切り者の始末で頭に血が昇った首領が、その身に受けた傷を物ともせずに、巨大な戦斧を天に向かって掲げる。


【首領の反撃】

「小賢しい、ハナタレ小僧め。ドウリャアー!」


 まるで天からに振り下ろされたような得物が、王子の身体を頭から二つに引き裂いた。


「剣一!」


 タニアの叫びと同時に、斬り倒された藤堂の残像がゆらりと揺らめいて消える。


「慌てるな、タニア!」


 大広間のぬかるんだ土間に突き刺さった首領の戦斧。その数センチ向こうで、藤堂がニヤリと壮絶な笑みを浮かべた。


 刹那、彼の顔から鮮血が迸る。


「ちっ、かすっただけでこの威力か」


 パックリと数センチ斬り裂かれた頬から流れ出る赤い血。左手で構える革の盾にぽたりぽたりと滴り落ちる。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:藤堂剣一

 ❙ 役職:隊長

 ❙ 職業:剣士

 ❙ LV:1

 ❙ HP:15/22

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■□□□□□

 ❙ □□

 ┗━━━━━━━━━━━


「どうだ? 小僧、思い知ったか? ガハハハ」

「やかましい、勝負はこれからだ!」


 前衛で王子が死闘を演じている間、戦況を危ぶむエルフは冷静な判断を下していた。


【ロビンのターン】

「竜馬さん、ここはいったん後退します。いいですね?」

「う、うん。分かった」


 盗賊を守ると言い切ったアーチャーが、迫り来る脅威に備えて逃げる手筈を整える。竜馬の背後を固めるためにポジションを前後にチェンジしながら戦線離脱を図った。


「逃がすものか! クソガキめ。裏切り者には死をくれてやる。それが俺たち山賊の鉄の掟だからな。ガハハハ」


 後退し始めた盗賊の動きを眼の端で捉えた首領が、雄叫びを上げる。と同時にモンクと呼ばれる回復役が動き出した。


【モンクのターン】

「お頭かしら、傷の手当をしますぜ」


 何の宗教かは不明だが、たぶん修行が嫌になって逃げ出した僧兵の一人だろう。首領の背中にゴツイ両手をかざした。


 モンクの唱える呪文が、地下の大広間に不気味に流れる。首領が羽織る大熊の毛皮越しの背中に添えられた手が淡く輝き、巨漢のダメージを回復していく。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:ゴードン

 ❙ 役職:首領

 ❙ 職業:山賊

 ❙ LV:7

 ❙ HP:25/30

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■□□□□□

 ┗━━━━━━━━━━━


「ガハハハ。癒されるぜ。相変わらず、イイ仕事するじゃねえか!」


 巨漢が後ろを振り返り、怪我を癒してくれたモンクの肩をバシバシと叩く。


「タニアだって、負けないんだから。主よ、彼の者の御霊みたまを回復させ給え。ライファ!」


 セクシーな修道服をひらめかせ、一マス前に進み出たシスターが、女戦士に向かって癒しの杖を振るう。


【戦闘情報】

 ┏━━━━━━━━━━━

 ❙ 氏名:酒田鉄平

 ❙ 役職:――

 ❙ 職業:戦士

 ❙ LV:5

 ❙ HP:25/28

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■■■■■■

 ❙ ■■■■■□□□

 ┗━━━━━━━━━━━


「ありがとう、嬉しいっす」

「鉄平ちゃん、頑張ってね!」


「グヘヘヘ。さーて、俺様のターンだ。待ってろよ、コソ泥のクソガキが。一振りで貴様の首を落としてやるからな。ガハハハ」


 巨大な戦斧を肩に担いだ首領が、子分達で敷き詰められた道を進む。捻じ曲がった信念を振りかざし、執拗に盗賊の竜馬を追い詰める。


【戦闘フィールド】

■■【魔術師】     ■■

■■          ■■

■■【山 賊】【山 賊】■■

■■【山 賊】【モンク】■■

■■【山 賊】     ■■  

■■【山 賊】『藤 堂』■■

■■【山 賊】『酒 田』■■

■■【山 賊】『タニア』■■

■■【首 領】     ■■

■■          ■■    

■■       ↓↓ ■■

■■       ↓↓ ■■

■■     『ロビン』■■

■■     『竜 馬』■■


「鉄平! ハゲ親父を逃がすなー!」


 地下の大広間。長机に挟まれた狭い通路に王子の悲痛な叫びがこだまする。


 前後に伸びてしまった遊撃隊の陣形に出来た僅か一瞬の隙を突かれ、ついに山賊の首領に一点突破を許してしまった。


 このままでは穴の開いた堤防のように、次々と山賊共がロビンと竜馬のもとへ押し寄せるだろう。


 まるっきり後手に回ってしまった遊撃隊。竜馬の命はまさに風前の灯だ。王子はいかにしてこの難局を打開するのか?

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