第62話 I wish..♥願わくば♡ 62 加筆修正有

62.


遡って仁科貴司が初めて葵の様子を見に畑を訪れた日のこと。



=== 西島薫 ===



 男の自分が見ても水も滴るいい男。




 醸し出すオーラからして違っている葵の夫が少し離れた

所に居る。(◞‸ლ)




 葵の夫仁科が来た時、たまたま道具と水を取りに行ってた

自分は、2人からはかなりの距離があった。



 ふたりの遣り取りの雰囲気から、その場にはいない存在に

なるよう努めた。



 視界の端でその男を見た瞬間、知らぬ間に昔の思い出の中に

ワープしていた。



 その場面は子供が幼かった日の運動会で西島の今は亡き妻もいた。




 仁科貴司が息子達を伴って妻である葵と歩く姿を目にすると

他所の奥さん達は色めきだった。~♡ⓛⓞⓥⓔ~♡



 その様子を見ながら西島の妻は、私はあなたが一番と云ってくれた。


 そう云われてうれしかったことを思い出した。㋜ ㋖( ◜◡‾)(‾◡◝ )



 だがあの時、自分は冷静に考えた。


 しかし、そんな風に云ってくれる妻だってどちらに対しても

初対面で、自分かあの男かを選べと云われたなら、きっとあの男を

選ぶだろうと。



 それが当然と思える程に、仁科は魅力的できれいな男だ。



 それでもだ、他所の女房連中がキャーキャー騒ぐ中、あなたが

良いと云ってくれた愛しい妻が偲ばれた。(≧ω≦)♥♡




 葵さんも独特の雰囲気を持つ、キュートな女性だ。


一切毒の無い女性で、派手に着飾って美貌をアピールする

でなし、夫の横にいても高慢に振舞うでもなく、しとやかで

清楚な雰囲気を纏い、素敵に見えた。٩(๛ ̆ 3 ̆)۶♥イイナァ




 あの少し毒さえあるような男には、派手で彫りの深い顔に

厚化粧をしているような美人が似合いそうなせいか、皆

奥さん連中は血迷い、


 もしかしたら、あのきれいな男の横にいたのは私だったかも

しれないと、勘違いしていたのだろう。



 そんな雰囲気が彼女達の言葉や態度から見てとれた。


 その様子におかしいやら、あきれるやらしていたのを

ふと思い出した。(*´ω`*)アキレタォー



♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o



 昔の思い出に浸っていたらいつの間にか、葵と貴司の姿が

見えなくなっていた。



 仁科貴司はやはり今夜、葵の暮らす家に泊まって

いくのだろうかと思った。(◞‸ლ) ソンナ...





 昨日は葵からお好み焼きの差し入れがあった。

 自分の好きな豚肉がたくさん入っていた。


 たくさん持って来てくれていたので、今日はみそ汁を付けて

食べるとするか。


 手作りのおいしいお好み焼きが待つ我が家へと

西島も畑を後にしたのだった。٩(ˊᗜˋ*)و カエロー





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