第49話 I wish..♥願わくば♡ 49 加筆修正有2020.08

49.


=== 仁科葵 & 仁科貴司 ===



 夫はせいぜいが後数ヶ月か1年、最悪それ以上か

とにかく、私が今の暮らし方をもう少し延長したいと

申し出ると思っているはず。




 けれど、Non Non トンデモ・・・!!!



 私は関西の地元に帰り、夫と対決した。٩(◦`꒳´◦)۶ カカッテコイヤァー



・・・



 『私、もうこちらへは帰って来ないつもり』



 「えっ!! 君、確か旅に出るって出掛けたんだったよね?

それ、おかしくない? 息子達や僕のこと、どうするつもり?


家族を・・・

家庭を・・・ 



捨てるってこと?」マァマァヾ( ̄ー ̄;)ォチッィテ...




 『そうなるかなぁ。でも息子達は捨てるつもりない・・』



 「・・・。」



 しばらく、脳内で私の発した言葉を消化しようと努めていた

夫は、しばらくして何かに思い至り、瞠目し口を開けたけれど

音声を発することに失敗した。

 



 「つまり、僕だけを捨てるってこと?」(;´゚д゚)ナンデヤネン




 『これから先の人生は、新天地でひとりで生きていきたいの。

あなたとは、もう暮らしていけない』



 「誰か好きな男でもできた?」




 『あなたと一緒にしてほしくないなぁ~。

 すぐにそういう思考回路になるんだね。


 皆がみんな、自分と同じような行動をするっていう考えは

止めた方がいいわよ。

 

 そんな簡単に男女の関係に普通の人間はなかなかならないよ。


 しかも私なんて50才過ぎたどこにでも転がってるただの

おばちゃんだよ? アホらしい』( ◜◡◝ ;)バカバーカ



 夫の前で初めてズバズバッとしゃべる私の姿に夫が

戸惑っているのが判る。



 「今まで文句や不満も云わず仲良く暮らしてきたじゃないか。

子供達も成人してこれから今まで以上に夫婦単位で旅行したり

デートしたり仲良くできるこれからっていう時に、

どうして? 理由が判らないよ。」( ༎ຶ ◡༎ຶ)ナンデェ~

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