第44話 I wish..♥願わくば♡ 44 訂正有

44.


=== 仁科貴司 & 仁科葵 ===



 妻の居る町へ行って来た。━ヾ(゚ω゚*) ヤット アエタ━!

妻が、旅に出ます、のひと言を残して家を出て行ってから

半年。



 どう考えても旅にしては長過ぎる。

だが、当初はいう程心配していなかった。


 初めて出た長旅に堪能したら、帰って来るだろう位にしか

考えていなかった。


 だが姉から自分の今までの行いを鑑みたら、葵は帰って来ない

つもりで出て行ったのではないかと、叱責されここで初めて

もうこのまま家族の暮らすこの家に戻って来ないんじゃないか

途中で連絡も無くなり姿を消してしまうんじゃないか、妻を

見るまではそんな不安にばかりに襲われていた。




 怖怖(こわごわ)、いつ帰って来るのかと何度かメールを

打った。

イツ━━━(゜□゜)━━━オカエリドスカ


 しばらく、滞在してみたい場所が決まったからと、やっと

居場所の連絡があり、矢も盾もたまらず葵のもとへ会いに

行った。




 彼女からは、ずっとこのまま帰らない、の言葉は無かった。

 もうしばらくここの暮らしがしたいと云われて、少し

不安が払拭された気分だ。



 自分の考え過ぎだったかと。


 仕事のこともあるので、今すぐという訳にもいかないが

自分が先で妻の暮らす町に行き一緒に暮らすという選択も

考えてみることにした。


       アオイト( ^ω^)アノマチデ クラソウカナ~♥


 そう思える程、自然に囲まれた静かで美しい町だった。




・・・




 ずーっと、夫に裏切られ続けてきた私は、人を信じられなくて

どこか壊れてしまったのだろうか?


--------------------------------(ะ`♔´ะ) アノヤロウ



 どうしてこんなにもコウに気持ちを持っていかれて

しまったのだろう。




 その理由を考察してみた。



 ずばり、人間不信が根底にあるように思う。



 どーして今まで気付かずにいたのだろう。

年を重ねる毎にどんどん私は周りの人間に不信感を募らせて

いたというのに。



        フシンカン マンサイ( ・×・)ボッチ ダヨ



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