第40話 I wish..♥願わくば♡ 40 加筆修正有2020.08

40.


=== 仁科葵 & 西島薫 & (仁科貴司) ===




 私はこの町で思った以上の収穫をした。


 ひとつめは、猫のコウと仔猫のミーミ。メロメロ(*˘︶˘*).。.:*♡


 ふたつめは、西島さんという隣人?友人?だ。


             アッタカイヒトダォ ( ^-^)ゞ ♪



 みっつめはキャンプ場のオーナー夫妻と飼われている

たくさんの犬&猫chanたち。



 夫を見送った日、こんな事柄をコウとミーミに話しながら

いつしか夢の世界に入っていったのだった。



・・・



=== 西島氏と葵の畑での会話 ===




 実は夫がいきなり畑へやって来た時、離れた場所に

西島さんがいたのだ。敢えて?こちらに近付いて来なかったのか?


 きっと西島さんもどんな対応をすればいいのだろうと、微妙

だったと思うけれど、ひとまず今回夫とはじめましてを

しに来なくて、ほっとしている自分がいる。



 離れていたから私達のやり取りはあまり聞こえていなかったと

思う。


 そこも少しほっとしたのだった。




 だけど・・・。



 それから3日後、又畑で会った時、西島さんから

からかうように云われた。




 「ご主人、あなたを迎えに来ていたんでしょ?

一緒に帰らなくてよかったんですか?

 息子さん達も寂しがっているかもしれないですよっ。」




 『あらぁ~~!!!


 あーーーんなに離れた場所にいらしたのに、随分と地獄耳

ですことぉ~! 耳、ダンボにしてたんですか?』



 「そりゃぁ~、葵さんのご主人らしき人が来たんですから


耳は超特大ダンボでしたよ。 Hahaっ」



ダンボ( ̄∀ ̄)3




 『えっ、なんか・・ちょっと、はずかしっ 』((^┰^))ゞ




 「大方は、僕の推理ですよ。ほんとはね、耳ダンボで頑張り

ましたけど、僕のように普通の人間レベルじゃあ、あなた方の

会話を聞き取ることはできませんでしたからね」



   キコエン ヨォ   (¬_¬) ジーッ




 『なんだ、そうなの? あせっちゃった、はぁー』( ;・・)ナン!



 『西島さん、推理、遠からずってところでしょうか。

 こんな素敵な場所で暮らせるchanceを手に入れたんですもの

なかなか、帰れませんよ。



 それにこんな風なひとり暮らしすることは、もう随分何年も昔から

夢見て計画してのことなんです』




 「じゃあ、しばらくご主人は寂しく過ごさないといけない訳だ。

 こんな所まで来たっていうことは、かなりキテますよ、きっと。


 先日、どーしようか迷ったのですが、やはりあなたの知り合いとして

声掛けなくて正解だったようですね。



 僕なんかがご挨拶したら、ご主人あなたのことが心配になって

首に縄をつけてでも、連れて帰ったかもしれないからね」




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る