第39話 I wish..♥願わくば♡ 39 加筆修正有2020.08

39.


=== 仁科葵 (仁科貴司) & (西島薫) ===



 その夜、夫には別の部屋に布団を敷いた。


フトンニイル タカシ (¦3ꇤ[▓▓] ボッチカヨ (T_T)


 納得出来ないまま、それでももうしばらくこの町に

滞在していたいという私の意志を尊重してくれて

夫は翌日、帰って行った。



 お金に困るといけないからと、かなりの額入れてある

通帳を渡してもくれた。(*^ー゚)v ヤッタァ♪


  アリガト(´ω`*)タスカリマスゥ




 そんな夫を駅まで見送りながら、私はもう帰らないよ、と

胸の内でつぶやいていた。


         カエリマセンッテバ(ノ≧∇≦。)ノ))...

         


 夫には旅に出ると云い置いて家を出た私。


 息子達には帰って来るのか帰って来ないのか、どちらになるか

判らないけれど落ち着き先が決まったら、ちゃんと連絡するから

と、出発前に話していた。




 息子達からはお母さんの冒険が成功することを祈ると応援してもらっていた。



 小さな頃から夫や私のことを側近くで見て育った彼らは、ドンナ時も

どんなことになっても、自分達は私のことを信じ応援するよと

言葉に出してくれて、それが私の心の拠り所だった。




 夫を見送ったその後で、ほぼ毎日行く畑へ出掛けてみた。


 元々この畑は西島氏のもので、私は畳3帖分位を間借りしている

だけ。


 畑だけの子守をしていられる訳ではない私にはちょうど

いい位の広さだ。


 そんなだから作る作物の種類も限られている。



 作ってない野菜は師匠の西島氏から分けてもらったりしている。

 私はキュウリ、トマト、茄子、イチゴ位、作ってるって云ってもね。



 キャベツや大根、生姜玉葱は、彼から許可を貰っていて

ほしい時に収穫しても良いことになってる。



 畑耕すおじさんだけど、本業は小児科医。

 こちらに来て一番驚いたのが西島先生との再会だった。


     !?(〃゜口゜)!? エェーッ センセイ?


 西島さんは長男と次男が子供の頃ずっとお世話になっていた

小児科医だ。



 おまけにうちの長男と彼の息子さんが同級生でもある。


 3年前に奥さんを病気で亡くし、ここに来たようで。


 ここでは診療所で週4日勤務していて、以前のようなハードな

働き方は止めたのだとか。



 メインではなく助っ人要員待遇らしい。


 それでも子供相手のことなので時間外勤務はあるようだけれど。


         医━━━(○゚ェ゚○)━━━者  


 医者と患者の保護者という立ち位置でしか交流のなかった人。


 今は週に何度か大自然の中、同じ畑で互いの存在を感じながら

野菜を栽培。



 時に寡黙に黙々と、時に思いついたことを訥々と話しながらする

畑仕事は、日々のルーティンワークにもなっていて、心地よい。


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 |vvvvvvvvvvvvvvvvvv

 |vvvvvvさぁ耕すぞ!v  ガンバル ♡♡

 |vvvvv◆\(^^\)vvv (^-^)vvv

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 |vvvvvvvvvvvvvvvvv vv

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