第33話 I wish..♥願わくば♡ 33 加筆修正有2020.08

33.


=== 仁科葵 & 仁科貴司 ===



 家を出てすでに2ヶ月が過ぎていた。



 「いつ頃帰ってくるの?」



 『う~ん、まだ当分帰らないわ』


人(´▽`;)カエランヨぉ




 「いやいや、いや。

旅行長過ぎだろ、はよ帰って来なさい」



 『いやいや、いや。

楽し過ぎだもん、まだ帰りませんよぉ~』(>人<*)カエリマヘンっ


 


 「じゃぁ、何時頃帰って来れそうかだけでも教えといて!」



 『ごめん、決められないわ』

 

         ヾノ≧∀≦)oイエイエ!ワカンナイヨっ



 私の優柔不断な返信の後、夫からのメールはしばし

途絶えた。


 少しして、再度のメールがきた。



 「もしかして、帰って来ないつもりじゃないよな?」



 『・・・こちらにずっと住みたい、、、の』




 「いちど、そっちに行くわ。居場所、教えてなう」


     ((( ̄  ̄*(オシエロッ



 『え~っと、もう少し先じゃだめかな?』



 「はよ、はよ、教える・・はよ」


 ハヤク ハヤクゥ ((( ̄  ̄*(( ̄  ̄*( ̄  ̄*)(* ̄  ̄)* ̄  ̄))* ̄  ̄)))




 返信しないでいると、着信有。



 どうしよう! こっちに来られてもねぇ~

困るぅ~。

      



 「もしもし、何してンの? 住所教えて!

何拒否ってンの? 帰って来ないって、どういう事?」


  ェ~ノノノ_(≧。≦_)ψ(`Д´)ψハヨイワンカイッ 



 帰らないと云う私にガンガン攻めて来る夫。


---


 今まで2度の挨拶程度の余裕の? メールしかして来なかった

夫のいきなりの帰って来ないつもり?なんていう、急を

告げるメールに驚いた。




 びっくりはしたものの・・・・。


 やっとですか。

 やっと2ヶ月も過ぎて、私が帰らないかもと思い至った

のですか。


 遅すぎるような気がするのは私だけ?


          ((*゜ヮ゜)Φオソクネ?



 ほんとは居住地のことも云わず、蒸発してしまう家出人のように

連絡取るのを止めてもいいかなぁ~とも思ってたけど

まぁ、息子達の将来のことも考えると逃げてる訳にも

いかないかなと思い、進んで連絡はしたくなかったけれど

こうなったら、しようがないかと夫に住所を教えた。



 土曜の午後に着くからと連絡があった。


 私はその日通訳の仕事が1本入っていたのでキャンプ場で

待っててくれるようにお願いした。(*´I`)σ”オネガイ




 用事(ほんとは仕事)があって19時頃迎えに行くからと。




 「じゃぁ、早く行っても待つだけだから17-18時間頃

到着するように行くよ。」




と夫から返信があった。




 あーっ、頭が痛くなってきた。


 夫が来るって、、 これって迎えに来るってこと?



 迎えに行くとは云われてないけど・・・。


 まだここでの生活は2ヶ月と少し、地に足をつけて

そして本当にこの先ずっと独りでやっていけるのかは

まだ、正直自信も無いし見極められないけど・・

だけど、今は帰れない。


っていうか、帰りたくない。⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ カエリタナイッ




 ここでずっと暮らしていきたい気持ちのほうが断然強い。



 ここは腹を括らないといけないのかもしれない。



 夫、突撃の連絡を受けたことで、夫との対決・・決着が

目前に迫っていた。ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。タイケツシタル


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