第32話 I wish..♥願わくば♡ 32 加筆修正有2020.08

32.


=== 仁科葵 & 西島薫 ===


西島と葵の畑交流




 西島さんは、こちらで仕事がある限りは8年後の60才まで

働いて年金満額受け取れる65才までは残り5年あるけれど

貯蓄もあるし、畑もあるのですっぱり引退して残りの人生は

自然と共にこの美しい町で老いていきたいと語った。


   σ( ̄、 ̄=)ンート・・・ エエ ジンセイニ シタイゼ

            


 何かあった時の為のお金ももうすでに準備してあるそうだ。



 息子さんがひとりいるのでどうにもならなくなった時には

どこかの施設にブチ込んでもらえるように・・とのこと。


    (・_・)ヾ(^o^;) オイオイ ツレテイッテナ オネガイ


 まぁ、足腰鍛えて食事と健康に気をつけて夜寝ている間にでも

そっと自然死出来れば理想的だがね、とも云った。




 ほんとに誰にも迷惑かけずにそっとあちら側に旅立てたら

なんて、生きてる人達皆の願いだけど。


^ヾ☆   ヾヽ( -^ #) ナガレボシニ-オネガイ♪


 そんなにあっけなく逝ける人の方が稀だから・・・・。


マッテェ☆彡 (・・;(/ --)/ アッ・・ナガレチャッタ…



 産まれて来るのも、死にゆくのも独りは同じだけど

死んでいく時の覚悟は、半端ないでしょうね・・

なんてことを私は云った。





 「ほんとに・・大往生出来るといいのに」と西島さんが応えた。




 こんなやあんな、ポツリぽつりと話す男女50代の会話に

ロマンスの香りは無い。


   ダイオウジョウ スルワイッ (~-~;)ヾ(-_-;)  オイオイ...


 だけど、夕暮れ時まで週に何度かいろいろな話をしながら

一緒に作物を愛でる作業は楽しかった。




 イチゴやプチトマト、キュウリに茄子とすぐに取り掛かれるよう

苗を譲ってくれたので西島氏のお陰でホントに苦労知らずで

野菜作りを謳歌することが出来た。




 真夏に向けてどんどん日差しも厳しくなってきたので

畑のお礼も込めて広くて大きなツバの付いた日除け帽子を

西島さんにプレゼントした。


  ボウシ-アゲルヨッ゙!(*゚ー゚)ノ"☆/;^-^)ノthanks♡♡


 ちょっと恥ずかしいけど、自分用にも同じモノを買った。






 同じ畑に同じ帽子を被る男女、となれば夫婦に見えるよね?

などと、つまらないけどプチ楽し気なことを妄想しながら

イチゴに水遣りするのも楽しきかな。


。o@(^-^)@o。 couple ニ ミエルントチガウ?♪


食堂や通訳の仕事、畑での野菜作り、そしてコウとの

Love Loveな生活に慣れて頃、珍しく夫から連絡があった。


   ホットイテェ (*・・) エーッ イランガナ






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