第18話 I wish..♥願わくば♡ 18 加筆修正有2020.08☆



18.


=== 仁科貴司 & 小野寺祐子 === 



 パッチワークの品評会のあった日、俺を探し回っていた

小野寺に近付き、妻や息子達の目の届かない所に誘導した。



 何を勘違いしているのか、そそくさと嬉しげに俺の後を

素直に付いて来た。(๑◔‿◔๑)ニコニコ




 人目の付かない場所に来るといきなり振り返り

俺は高飛車に云い放った。٩(◦`꒳´◦)۶-テメェ



 「何しにこんな所に顔出ししてンだ!ルール違反だろう?」



 「突然会わないって切られて、私寂しかったンだからぁ。

 あれからあなたのこと忘れたことなかったよ。

 あなたに会いに来たに決まってるでしょ!!!」


              ₍₍ ( ๑˃̶◡ ˂̶๑)◞♡アイタカッタ

 


 「何寝ぼけたことを・・。」

 お前が付き合ってほしいと云い寄って来た時、ちゃんと

 云ってあっただろ?


  俺は妻を愛してる。遊びでしか付き合えないから

  俺に近付くのは止めといたほうがいいって。


  1番じゃなくていい、3番でも4番でもいいから付き合って

 ほしい。飽きたらもう付きまとったりしないから、ほんの

 短い間だけでもいいから付き合ってほしいって、お前が

 云ったんだろう。



  それを今更、何云ってンだよ。妻子持ちに付き纏うなんて

 オマエ、頭大丈夫か・・2度と来ないでくれ。



  妻には迷惑かけないのが、俺の最低限の浮気のルール

 なんだよ。 こんなことされたら困るんだよ。」

          (´‐` ○)\(○`ε´○) コラ!コラ!




 「奥さんが怖いの? それとも嫌われるのが怖いの?

 アンタみたいなタラシ奥さんはとっくに腹括ってるわよ。



  じゃなきゃ、いつもいつもいろんな女侍らせるような旦那に

 文句のひとつも云わないなんておかしいもの。


  あんたに気持ちなんて、これっぽっちも向けて無いのよ。

  興味なんて無いのよ。ε=(。・`ω´・。)シラネ



  あんたのように大勢の女と付き合っても、奥さんひとりの

 気持ちさえ判らない・・ううん判ろうともしない男って

 いるんだ。

 

  だけどそんサイテーな男を忘れられない私もサイテーだな。

  いいから、もう一回私と付き合って。

  そしたらさ、大人しくしてやるから」



 「物分かりの悪い女はごめんだね。帰れ!」



 「ねえ、聞いていい? あんたさ、奥さん愛してるって

 云ったよね? 愛してるっていう意味、知らないんじゃねぇ?

 普通妻を愛してるヤツは浮気なんかしないんだよ。


 しかもあんたなんか信じらンないことしてきてるじゃん。

 ずっと奥さん以外の女、途切れたことない位いつもいるんだよね。


 どの口が妻を愛してるっていうのかしら。笑っちゃう。

 おかしーぃ・・ははは・・。(◔o◔ฺ)パカミタイ


 今更だよ。

 奥さん、もう何も感じてないし気にもしてないよ。


 私がアンタを襲撃した時の奥さんがアンタを見る表情や

 立ち振る舞いを見てたら、判りそうなもんじゃない。


 気付いてないのは、灯台下暗しってやつ。

 何も判ってないのはあ・な・た・だよ。

 だからぁ、一回、一回でいいから最後と思って私と付き合って。

 そしたら忘れる、ホントだよ。」


    (*´3`) チュゥー (*`д´) キモチワルインダヨ!!




 「おまえとは寝ない。

 帰れ、クソ女!」ヽ(#`Д´)ノ コンナノイラン!



 こんなに胸糞の悪い女だったとは・・。

 妻の心情をさも分かったふりで話す女。


 何言ってやがるんだ、お前が俺たちの前に出現した時、妻は

まだ俺たちのことは何も知らなかったのだから・・そんなこと知ったかぶりで

言われても辻褄が合わんよ、全く。





 

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