もうオタなんてやめる

アニメ見ないと何にも出来ないわけじゃないよ

初めてできた彼女が

「オタクは嫌い」と話してた

そりゃデートとかしてみたもんね

だけどあまり楽しくない

君がオタク趣味ならアキバもデートでいけたのに

一緒にいるときは一般人(バンピー)を装うけど

やっと部屋にたどり着いた僕はスグにアニメを見てた

キモヲタを嫌う君の気持ちはわからないけど

いつもより作画がいい

画質に少し拘ってるよ

もし君にひとつだけわがままを言えるのなら

「もうオタなんてやめる」なんて言わないよ絶対


保管用の同人がすべて棚から消えた

たくさん買ったアニソンも僕の留守中に捨てられてた

オタクらしく生きるために別れを決めた僕は

他の誰から見ても一番大バカ野郎だろう

あんなにいっぱいのキャラのフィギュアを集めて無駄なものに囲まれて

暮らすのも幸せと知った

密林(アマゾン)のオススメがメールで届いてるうちは

買うかどうか迷っている

初回特典が心配だから

二人でいけなかったコミケは今度出会える

君の知らない誰かと楽しんでくるから

本当に本当にアニメ大好きだったから

「もうオタなんてやめる」なんて

言わないよ絶対!!!!


(もう恋なんてしない:槙原:recog)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

vip替え歌 ten @ten_amano

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る