5話
鍛錬の翌日、大樹は娼館を紹介してもらうべく商業ギルドに足を運んでいる。
ちなみに大樹たちの学生服はこの城下だと目立ちすぎるので着替えを用意してくれた。そしてそれを今、大樹は着ているのだが・・・とても注目されている。
一見、服装だけを見るならば突出することのないちょっと身なりの良さそうなだけの青年であるのだが、目にかかるほどの髪で隠れていたはずの顔が露出しているのだ。
出かける前に使いの者に紹介状を渡されそのまま外出しようとしたら呼び止められた。
一応は王の紹介ということになるのでそれなりの服に着替えて欲しいということと顔を明らかにしないと王の沽券にも関わるとまで言われたので大樹は承諾し城のメイドの人に前髪をばっさり切ってもらいある程度伸びていた後ろは軽く手入れしてもらった。
その際、髪を手入れしてくれていたメイドさんが不貞腐れてしまったのだが大樹は苦笑いを浮かべるだけであった。
そんな一悶着が起こったが大樹は今は城下を歩いている。そして見る人見る人が振り返っていた。大樹の姿今、どこか見た目は気品があり王族と間違われても仕方なく、顔つきは清廉でありどこか野生みがある顔だち。その割に髪は長いため女性用の髪留め(メイドさん一押し)で髪を留めてポニーテールと揺らしている。
言うならば男装の麗人という例えがしっくりくるだろうか。こと、本人に至っては前世の時からこんな感じなので特になにかを思うことはないので堂々と歩いている。
(さて、ここか・・・そういや、このままだと帰ったら何か面倒になりそうだし認識阻害でもかけておこうかな。)
大樹は帰った後のことを考えながら商業ギルドの門を開いた。そこには幾多の商人たちが売り買いの交渉をしていたり商人同士の横のつながりを持つために会談をしたり等、様々な様相をしていた。
そして、新しく門が開いた方角をチラリと見るとその全員が大樹を一斉に見て値踏みするかのような視線を送る。
しかし、大樹自身はさして気にしたほどでもなく受付カウンターへと歩いていく。
「いらっしゃいませ。当ギルドへどのような御用でしょうか?」
大樹が選んだ受付には20代前半と言った女性が座っており、穏やかな笑顔を向けてくれている。だが、内心はと言えば
(ど、どどどどどうして私のところに来るの!?笑顔引き攣ってないわよね!?こんな人王族でも早々いないんだけど!「あっ、コイツなんだかすげー残念な人だわ」とか思われたらどうしよう!人生そのまま終了しちゃいそうなんですけど!)
必ずしも表情と内心が一致するとは限らないのであった。
そんな内心を大樹は露と知れずに受付の女性にだけ見えるように紹介状を見せる。
「王からの紹介状です。内容が内容なのでギルドの偉い方かそれに準ずる方へのお目通しをお願いします。」
「はひ!ちょうちょうおまひくだひゃい!」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・ぐすっ少々お待ちください」
「す、すみません・・・」
別に何も悪いことをしたわけではないのだが大樹に罪悪感が半端なく襲い掛かってきた。
しばらく受付前で待っていると奥の扉から先ほどの受付の女性とそれとは別に裕福そうな身なりの男性が現れた。
「貴方が依頼者ですかな?」
さすがに王からの紹介状持ってきたのは貴方ですかとは聞けずに遠まわしな聞き方をする。
「そうです」
短く応答すると男はニッコリと笑って「では、こちらでお伺いします」と言い商談用の部屋へと案内された。
残った受付では大樹の価値を見定めていた商人たちが近づくかどうかで考えをまとめている。そんな中で一人、男が執事とメイドを引き連れて貴賓席として設けられている場所から声が掛かる
「商人たちよ、あれはやめておけ」
その男の名はブルモンシュ・ラグリードと言う。ラグリード家は代々この地の大貴族としてそして戦場となればその第一線を長く任されている貴族である。
それだけに武にも精通している大貴族からしかも当代きっての秀才とまで謳われるブルモンシュが自ら抑制してきたのだ。
「ちらっと見えたのだがなアレが受付に渡した印に王族の印があった。となると何か厄介ごとかもしれんぞ?」
しかし商人たちはそれならば王とのパイプを持っている人物ということで近づけば王に自分を売り込むチャンスでもあるのだ。鴨が葱をしょって歩いてきているようなこのチャンスを逃すまいと今まで静観していた商人たちの他にも情報のやりとりをしていた商人たちまでもが鼻息を荒くし始めた
その様子を紹介状を受け取って中継ぎした受付の女性は顔が蒼白になり小刻みに震えそうになった。
「ふぅ・・・まったく商魂逞しいのは結構だが、あやつ相当強いぞ?死線を幾つ潜り抜けているのかすらわからん程にな。となると駆け引き等も相当なものだろうさ。猛獣を飼う趣味があるのならば俺は止めはせんがね?」
といったようなことが大樹が部屋に行った後にやり取りがあった。実の所は別に大樹としては商人とのパイプは欲しいところなので別によかったりする訳だがこの場にいないため意味がない。
(しかし、さっきの男は本当に何者だ?そういえば数日間城で勇者召喚の儀が準備されてたな。・・・なるほど。商人たちにはあぁ言ったが面白い。あの男、なんとも面白いではないか)
「爺よ、俺は城に行く用事ができた。取り急ぎ王に謁見の許可を取ってくれ。リリン、お前は俺の商会の商品リストを一覧にしてくれ」
「「畏まりました。」」
「ブルモンシュ様、リストはすべてですか?」
「そうだ。1時間内にまとめろ」
「承知しました。」
ブルモンシュはそのまま立ち上がり商人たちに一礼して出て行った。そしてその残された商人たちは互いに目を配らせ、この件に関してはあまり首を突っ込まないようにしようと考えるのであった。
ブルモンシュの言葉を全て鵜呑みにするわけではないが、商人としてリスクとリターンを考えた結果なのだ。
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「さて、それでは此度の用件は娼館の紹介。ということで良いのですな?」
大樹の目の前のソファーに座る男はそう切り出してくる。
「えぇ、出来れば貴族も利用するような高級娼館と安全性を重視した民でも通える金額の娼館の2種類を教えて頂ければと思います。あと斡旋所の場所も出来れば」
商人の男は「ふむ」と短く相槌を打つと冷蔵庫から紅茶のようなものを取り出し一口流す。
「わかりました。場所を記したものをご用意しましょう。娼婦はどの娘も素晴らしいのですがお勧めの子も添えて置きましょう。他に御用もおありのようですが何かありますかな?」
「わかりますか?といっても大したことではないんですが馬車を用立てて欲しいんです。出来ればスタミナのある馬を」
「となると軍馬かそれに準ずるモノが良いでしょう。ただし、かなり値が張ると思いますが失礼ながらご予算は如何ほどで」
「金貨200。ただ、自分の持っている金貨は相当古いのですが大丈夫でしょうか」
「実際に実物を拝見しないことには・・・今お持ちですか?」
意外と安いと思った大樹は何もない空中に手を翳しイメージをする。すると大樹にしか見えてはいないが空間にリストが表示される。その表示されるものはどれもこの世界でなら嗜好的価値のあるものから実用的価値のあるものまであり、喉から手が出るほどの一品ぱかりである。そしてそれとは別に白銀貨、金貨が数千万枚。これらを自らが作り出した次元魔法へと保管していたのだ。
我ながら溜め込みすぎだろうと苦笑しそうになる。
「とりあえずは金貨1枚をお見せします。どうぞ」
男はそう言われ大樹から金貨を受け取る。そして鑑定器を取り出し金貨の純度を確認する。贋作ならば純度が1%以下であるためすぐにわかる。だが、結果は大いに違った
「・・・!こ、これは!?」
鑑定器が純度を表示させたのは純度が90を超えているのである。現在、市場に出回っている金貨はどれも純度が70のものばかりである。これは単に純金が手に入りにくくなっているのもあるのだが加工する技術が時代と共に少しずつ失われてしまっているため如何しても純度が落ちてしまうのであった。
そして大樹が渡した金貨は今から1000年ほど前に作られているもので今よりもずっと採掘量が多い時代である。ならば当然純度も増しているのであった。
「で、如何ほどの価値がありますか?」
少し唖然としてしまっていた男は大樹の言葉で我に返った。しかし、この目の前の男は何者なのだという新たな疑問が浮かび上がる。
聞いて素直に答える訳もないとは思っているが大樹に対して男は俄然、興味が沸いてきた。だが、今は商談中であるためすぐに頭を切り替える
「そうですね。純度が90を超える数値が出るものなど私は初めて見ました。現在、市場に出ている金貨はどれも70程度のもの。もし、全てがこの純度ならば金貨としての価値は2枚もあれば十分すぎるほどです」
と、男は素直に告げる。ここで並みの商人ならばぼったくってもおかしくないのだが男は今後のことを考え素直に告げる。
目の前の男とは個人としても商人としてもマイナスの印象は与えたくないと思える人物なのだ。
「2枚ですか?そんなに良いものだったとは・・・では、金貨2枚です」
そういって大樹はもう1枚取り出して男に渡す。それも確認した男は地図とお勧めの子を半ば半強制的に教えられ商館を後にする。
大樹はその足で高級娼館ともう一つの娼館へと赴くがまだ営業の時間ではなかったので今回は下見だけ済ませることにした。お勧めの子に関してはまた後で買うことにする。
「さて、後は斡旋所に行って先に登録を済ませるか。前はテンプレ的なイベントに絡まれたけど時代が変わってもまだあれはあるんかな?あったらもう伝統ってレベルだな」
馬鹿な考えだとは分かっているがそれでも大樹は昔を懐かしみながら斡旋所の門を開いた。
「い、いらっしゃいませー!斡旋所バートへようこそ!」
大樹は中に入ると早々に立っていたメイドの人に挨拶をされる。そして顔を赤らめて実に分かりやすいなと笑顔になってメイドを直視する。
「あ、あの?ほ、本日はどのようなご用件でしょうか?」
少し意地悪が過ぎたかと思った大樹だったがメイドの人に登録をしに来たと伝えると屈強な男が歩いてきて案内される。案内された場所は登録ルームと書かれておりそこに何人かの登録者が並んでいた。
その者たちを観察していると皆若い男ばかりである。それもそのはずで男女別に登録部屋があるためである。後に大樹が耳にしたことではあるのだが昔は一男女まとめてだったらしいのだがよからぬことをする者が居た為に今では男女分けての登録となっているのだ。
(少し、ステータスを弄る必要があるか?面倒だし全部1に見えるようにしとこう)
言うが早いかということで大樹は自分のステータス表示を1に見えるようにした。本来なら、水晶眼に対して偽装なんてものは出来ないとされている。実際にキャンセラーという魔法が掛かっているので幻惑や認識妨害なの魔法は無効化するのだがこと大樹に至っては使うのが咒法である。咒法は神威によるもののため水晶眼にしても認識できないのである
「次のやつ。この水晶に触れ」
大樹の番になりイカツイおっさんが指示をしてくる。言われた通りに触ると水晶越しにステータスが表示される。
「・・・がんばれよ」
イカツイおっさんが哀れむような慈愛の顔を浮かべ登録用紙を渡し大樹に激励を飛ばしてくる。その顔には少しばかり涙が浮かんでいるのを大樹はきっと忘れないだろう。
「ボウズ、人生ステータスが全てじゃねぇ。生きることこそが人生だ。泥水を啜ってでも生きたいと思うなら必死になれ。いいな!」
お節介だと人はいうかも知れないが大樹としてはこの人の考えはとても素敵に思えた。いや、実際に素敵なのだと大樹は思う。先ほどの涙と共に忘れないと心に刻み込む
「ありがとうございます。人生の先輩のお言葉、大切にしますね」
「おう!でだ、冒険者として講習を受けるならラウンジにある冒険者フロアで申請をするんだぞ。分からなかったらこの部屋に入ってくる前にいた奴にでも聞きな。あと冒険者登録はしてるがカード発行まではしてねぇからそれも用紙持ってフロアでしてもらいな」
「わかりました」
大樹はおっさんに感謝を述べ部屋を後にした。
(一先ずは登録したしいいかな。時間もまだ余裕があるか・・・カード発行と講習はラウンジの冒険者フロアでってことだっけか)
とりあえず講習を受けるということで大樹は冒険者フロアへと向かった。冒険者フロアとお酒が飲めるラウンジは斡旋所の1階にある。2階と書かれていたとこには城下内での仕事のフロアとこちらにも軽食をとれるラウンジがあるようだ。
そして冒険者フロアの受付を見つけ大樹は足を運ぶ。
「すみません。今日、冒険者になったばかりなので講習を受けたいのですが」
「はいはい講習ですね。では、お名前とかございますか?あと代筆はいりますか?」
「大丈夫です。名前もありますし代筆は不要です」
「では、この場で説明になりますがよろしいですか?」
「構いません。ですけどそんなにすぐ終わるものなんですか?」
「えぇ、簡単な注意事項とランクについての説明だけですから。それをこういうのはシンプルであればあるほど分かりやすいですから」
確かにと大樹は思う。幾ら言葉を並べようとも自分の命が対価であることは変わりがない。ならば、注意を怠ったものが悪いというわけである。実に分かりやすいだろう。
「では、改めて。まず最初に、こちらの冒険者カードに貴方の名前を記入して先ほど登録した用紙と血を1滴垂らしてください。」
大樹は受付の人に従って冒険者カードへ血を垂らす。すると、冒険者カードに色々な情報が浮かび上がってきた。
「ありがとうございます。登録完了です。私たちはお金を払う対価として貴方の命を懸けてもらいます。もちろん城下内での仕事で生活するのもいいでしょう。しかし、最初の内に城下内での仕事は皆無です。貴方は冒険者としての道を選んだことだけは覚えておいてください。死ぬも生きるも貴方次第です。それと人に迷惑を掛けてはいけません。迷惑を掛けた場合には罰則に従って頂きます。あまりに多い場合は登録抹消と重労働が課せられます。これは拒否することは出来ませんので肝に命じておいてください。ここまではよろしいですか?」
登録の流れは少し驚いたがこの辺りは昔と変わらないなと大樹は思う。
「大丈夫です。それに人に迷惑を掛けないのは人として当然ですね」
「そうですね。ですが、それすらも出来ない人がいるのも事実ですので」
命の価値が軽くみられがちな世界であるからこそなのかも知れないと大樹は感じる。だが、それは仕方がないことだろう。
もし、それを変えたいならばモンスターなんてものが出ないようにするしかない。が、土台無理な話だろう。
「次に冒険者としてのランクというものがあります。これは初代勇者様が作った制度なのですがランクがG~SSSまであります。最初はGから始まります。そしてそのランクは討伐、採取のランク自体も変わっていきます。ランクより外の仕事は基本請けられませんのでご注意を。受ける場合は報酬は発生しません。素材の買取も不可です。自分のランク外と組むのは可能です。しかし、その場合の買取は該当ランクの人の討伐数によって変わります。討伐数が0なら当然買取も0です。
討伐カウントは依頼を受けたその時に冒険者カードにその日の討伐数が記載されていきますのですり替えなどは出来ません。総合計討伐数とレベルに応じてこちらで昇格試験を御用しますので時期になるとお伝え致します。
依頼の受け方についてですがG~Dまではこちらのフロアの左手隅にあるクエストボードがありますのでそちらでご覧ください。ランクごとに表記しています。もし、文字が読めないようでしたらこちらで見繕いますので言ってくださいね。
次に施設の説明ですが、ご覧のように冒険者フロアは1階にあります。2階は城下内での依頼ですので城下内の依頼を受けたい場合はそちらで受けてください。尤もランクが低いと受けれる仕事は男性の場合はきつい力仕事、女性の場合はギルド内の清掃か城下の掃除程度です。あ、でもその分一日仕事なのでその日の食べる分には困りませんよ?
そして3階以降ですが、3階と4階は簡易の仮眠室があります。こちらはランク不問で利用可能です。その変わり食事は出ないのと宿泊代金を銅貨2枚頂戴しています。3階は男性、4階は女性に分かれていますので男女共同はありません。
で、5階ですが5階はCランクのフロアになっています。Cランクはそちらで受けてください。Bランク以降も各階層に分かれています。
そして討伐場所ですが、ランクごとに制限を解除していきます。制限してはいますが入ることはできますよ。ですが生きて帰ることが出来るかは保障しません。以上ですが大丈夫でしょうか?」
「ありがとうございます。理解しました」
受付の人は少し拍子抜けしたような感じで大樹を見る。見れば見るほどイケメンだ。などと思ったが仕事中のため頭を切り替える。
「では、斡旋所バートへようこそ!貴方を私たちは歓迎します。」
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「はぁ~・・・緊張したぁ!」
そういって受付の女性は大きく息を吐く。そして先ほどの男性について少し意識を向ける。そこには鮮明につい少し前までいた男性の顔が浮かび上がり自然と顔がにやける。
まるで御伽噺の中の王子様といったようなであり英雄のような凛々しく美しい顔に姿。これでにやけるなと言う方が無理だった。
「冒険者になったってことはまた会う機会あるよね。にゅふふふ」
まるで恋する乙女のような女性は休憩中ずっとトリップしていた。端から見たら危ない人であるのは置いておこう。
「お~い、誰か地下の闘技室の清掃してくれないか?至急だ」
何かあったのだろうかとトリップしていた女性は意識を戻す。他にも休憩をしていた同期の女性達が口々につぶやいている。
「所長、何かあったのですか?」
と一人の男が声を掛ける。それに他の所員たちも耳を傾ける。
「あぁ、ほら大貴族のラグリードの坊ちゃんいたろ?あの坊ちゃんが何やらウチの闘技室を貸切にしてくれって言ってきてな?」
ラグリード家がなんの用だろう?と聞き耳を立てていた所員たちが考える。
「どうにも試したい相手がいるらしくてな。だけど秘密裏にやりてーからってことでウチを借りたいんだとよ」
要領を得ない話ではあるが所員たちは厄介なことになりそうだと思うと同時に興味が沸いたのも事実であった。
一体誰があのラグリード家に一目置かれているのか
皆が沸き起こる中ただ一人、先ほど彼を担当した女性はチラリと彼の顔が浮かんでくる
(まさか・・・ね)
一瞬浮かんだ女性はその思考を霧散させ休憩も終わるので業務へと意識を置くことにしたのだった
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