第87話ありがとうございます!

 夕方になって、マイページを開いたら。

『二人の一歩~バルダーナとラクシャーサ~』のPVがピコピコっと増えてて、うれしかったです。


 毎日更新という技がつかえませんから、短編は微妙なのですが。

 ですがですが、どなたが見てくれたのかな~と思う時間も愛しくて。

 楽しいです。カクヨム!


 今日は夕方までカクヨムしないでなにをしていたのっていうと……心理カウンセラーであられる、心屋仁之助(こころや じんのすけ)さんの御本を読んでました。

 ほかにもいろいろしましたが、やはり心を豊かにするきっかけとなったこの「セブン&アイ出版」の『人生に奇跡が起きる魔法の言葉』のことをカクしたいなと。


 出会いはニューオープンしたセブンイレブンの書籍棚。パパパッと見て目に入ったモノクロの世界にパッと開いた赤い花のような傘を差した筆者(?)。

 お名前の横に真鍮色の文字で「The Words of Charisma カリスマの言葉シリーズ」とありますね。お名前、というか存在すら見聞きしたことのない方です。なのによく考えもせずパッと目次を見てパッと買ってしまった。

 決め手は『第4章 もう、がんばらない」の一言です。


 がんばった後だったから、著しく自己を否定された気もしたけれど、もう休みたい、がんばりたくない。十分がんばってるのに……という思いも確かにあったのです。

 中には文句を言いたくなる言葉もありました。

 れいはというと、すぐに思い浮かぶのは「とにかくがんばればうまくいく」わけではない、という逆説的な言い回しです。

 それはね。うまくいかなかったときに「がんばりがたりないんだ」という思いにとらわれて苦しくなってしまうから。だから「がんばらない」選択肢を作って、それでも「がんばってもいいんじゃないかな」と思う。「失敗なんてない」と思える。そういうことをしていけば生きることが……なんというか。

 まあ、つらくなくなるよ、という話。だったと思います。


 うーん。この本を読んで、わたくし机の上に並べた辞典をとって一ページ目から読みました。よく知らない言葉がいっぱいある。手もとに置いてあるだけで利用してなかった辞典の価値に気づきました。勉強しなおそう、そう思いました。


 デザインに詳しくなりたいな……本棚に並べた大人の塗り絵『着物』を抜き取ると、そこには色のない図柄がたくさん詰まっていて、解説が一つ一つついていました。

 桜と紅葉の柄のものは春秋吹き寄せといって、季節問わずに身につけてよい柄だとか。むずかしい四文字熟語を目にしたりしました。

 物語を語るのはなにも文字や歌だけではなく、季節の花々や蝶や鳥、人物画だってあるのです。

 このシーンは物語の何を表しているのか、それを頭に入れて観るだけでも鑑賞眼が磨かれるような心地がします。

 勉強に必要なものは一通り目にしてきている。それを生かすも生かさないも、自分の気持ち次第。


「がんばらないで」ちょこっとやってみようか、などというのがささやかだけど、大切な一歩になりうる。そういうことを学んだ一日でした。


 本のそでを見ますと、心屋仁之助さんはKADOKAWAからも出版なさってます。気になった方は『人間関係が「しんどい!」と思ったら読む本』を探してみてください。わたくしは買う気満々です。

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