第75話水滸伝1・2話を観た!

 父が好んで読んでいた「三国志」「西遊記」と並ぶ「水滸伝」。108の英傑たちの戦いの物語。



 中国のバトル映画って華麗なんだよな。武道が決して剣技だけによらない。棒術、槍術、体術。道教の影響もあって、道士が特別扱いされる向きもある。(妖しいが)


 日本では十年ごとに中華ファンタジーがブームになっている。「剣と魔法」の世界そのものだから、おいしいと言えばおいしい。


 すばらしいのは文化的背景と大陸性だ。島国日本ではまず生まれない状況と表現がいっぱいだ。


 舟で尾行したり、それをまいたりなどは、大きく緩やかな河がないと、想像すら難しい。日本には急流しかない。地形的な問題だ。これは第二話に出てくる。


 しかし北斗七星の誓いは劇的で、中国語の強い意思をこめたセリフが、文法すらわからないというのに、ジンとくる。字幕のセンスにもよるのだろうが。


 そして俳優さん。わたくしは赤髪鬼の行き当たりばったりな性格と、それすら補って余りある英傑ぶりと、素直さのにじんだ瞳が大好きである。素朴なかわいさがある。


 そうして、日本人の好きなタイプではない(ようするにイケメンではない)その俳優さんに「素敵! 美しい! わーっ」っとなってしまう。頭の中がミニオンズだ。


 気が向いたら3話も観よう。

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