第24話 ブルーのワイシャツ

「お母さん、病院にパンツを買いにいきましたか?」


と、キョウコ先生は、東京から帰ってきたミナミに聞いた。


「行ったのですが、コンビニにパンツは売っていませんでした」


とキョウコ先生に言った。


「コンビニではなく奥のお店です」


とミナミに返した。


ミナミは、


「奥にも行きましたが無かったんです」


とミナミは言った。


ミナミは子供の宿題を見ながら返事をしたいた。


「そうでしたか・・・」


キョウコ先生が、自分の病院で買い物をしていた様子を感じ


とれなかった。


すると話が急に変わり


「お母さん、玄関で寝ていた時がありましたがその時はスカート


でしたか?ズボンでした?」


ミナミは、その質問を不思議に思ったが、掃除を終え買ったばかりの


玄関マットに気持ちよさそうに1時間くらい寝ていた時があった。


その時の事を聞いているのかと思い思い出そうとした。


季節変わりの10月の頃だ。


ミナミは、季節によって服を替えていた。下に身に付ける物は


特に替わる。夏は、ジーパン、冬はスカートだ。


ミナミは、頭を悩ませた。


「分からないです。ジーパンだったと思います」


するとキョウコ先生は


「よく思い出してみて」


ミナミは、必死に思い出そうとしたが、はっきりとした返事が


出来なかった。


「秋からは、着る物が変わるのでスカートだったかもしれません・・・」


「スカートだった?」


キョウコ先生は、心配だったからか二人のやりとりはこの繰り返しだった。


ミナミは、子供の宿題を見ていたものの鉛筆は止まっていた。


これでも、ミナミには、まだ何があったのか分からない感じだった。


でも、2階で掃除をしたいたのにも関わらず何故か1階で


寝ていた時があった。


掃除機はきちんと廊下の隅に片付けられていた。


それが「違う」と教えてくれた医師もいた。


その時に、ミナミは、何かあったのかとなんとなく察し医師の


言葉を聞き事件性を感じた。












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