第17話 ブルーのワイシャツ

「認知症」


「18歳の結婚」


「事実婚」


最近、深刻に考える事が多い。


ミナミは、これまで耳にした事を考えていた。


それは、この出来事が起きてから3か月経ち、寒さが和らぎ


始めようとする3月になっていた。


ミナミは、聞いた事を繋ぎ考えようとするが何がなんだか


さっぱり分からない。


そんな時


「事実婚って何?事実婚って何?」


とミナミ聞き、ミナミは、自分に何か諭しているのかのように思った。


(最近、色々あるなー。なに?)


ミナミは、何かよく分からない事に振り回されそうになっていた。


(愛人の事・・・そう言えば夫が冬休み前に認知症のパンフレット


を持ってきたのは何だろう?)


知人にも、自分の身に振りかかっている事と同じような


事になっていないか心配になっていた。


また、色々な医師と話をし、頭の中が整理がつかなくなりそうだった。


ミナミは、思った。


(キョウコ先生を呼ぼう)


「キョウコ先生いらっしゃいますか?」


この時期、用事がある時は先生と呼ぶようになっていた。


キョウコ先生がミナミの声を聞いて


「何ですか」


と応えてくれた。


ミナミは、キョウコ先生に相談した。


「色々、話を聞いて何が何だか分からなくなってなって


きています。どうなっているのでしょうか」


キョウコ先生は


「医師は、沢山います。振り回されないようにして下さい。


それから事実婚という言葉を調べてみて下さい」


とミナミに言ってきた。


ミナミは、


(事実婚?カッチャンともそういう話にはなったなー)


と思いながら、きちんとパソコンで調べようとした。


ミナミは、調べたが、パソコンに載っていることが難しく感じ、


キョウコ先生とあまり話が続かなかった。


でもミナミは、結婚と同じ生活をするという事なのかとは思い、


あの時、カッチャンと事実婚を簡単にしなくてよかったと心の


中で思った。


キョウコ先生との話は続く。


しばらくしてキョウコ先生が


「それから、色々な医師と話をしていると思いますが


声優さんがいる事を思い出して下さい」


とミナミに抽象的な声をそう受け取るように教えてくれた。







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