第一章その3.件(クダン)の考察

市村いちむら君は、一連の異変をどう思う?」

 かみが真剣な顔をして聞いてきたが自分も異変が起きてから、ずっと考えているが推測の域を出ていない。

「最近の出来事は、何かの前触れなのかも知れない。神羽屋もそう思うだろ?」

「確かに私もそう思っているけど、それが何の前触れなのか分からないの‥」

「そこが問題だよな…」

 結局、異変の話は直ぐに考えがまとまらずじまいになってしまった。雲一つない青空にんだ空を見上げながら神羽屋は一言つぶやいた。

「何も起きないといいけどね」

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