第6話 恋愛講座

綾は、平の前では可愛らしい聡明な女の子でいたいと


思っていた。


それが上手くいかないのが恋かもしれない。


綾は、「そうでいたい」「ありたい」は結構難しい事だと思った。


綾は、その場の状況に流されてしまい感情が先走り理性を忘れて


しまうからだと勝手に思った。


「何?」という聞き方1つにも、相手に首をかしげる?見つめる?


など考えた。


相談1つには、唐突に相談をもちかける?それとも「相談があるの」


と前置きする?綾は、この事を考えると、どちらかというと後者の方だと


思った。


そんな事を考えていると真理から連絡がきた。


そしてこの話題になった。


真理は、どちらかというと前者のほうだと言った。


理由を聞くと


「私、何も分からないの」と返信がきた。


綾は、恋愛のマニアル本を持っている。


そして、その話題にもなった。


すると真理は


「マニアルだけの恋ってないんじゃない?」という考えだ。


綾は、確かにそうだと思ったが、聞き方1つで付き合いも変わるのでは


ないかと思った。


綾は、そういう本ばかり読んでいた。


それに、医師志望の平と付き合うには、マニアル本がなけれ上手く


付き合えないのかと思った。差のある男女関係とはどうなんだろう


と真理と必死にメールのやりとりだ。


それから


「男性にもマニアル本ってあるんあだよ」


と真理に教えてあげた。


すると真理は


「そうなの?」


と驚いていた。


綾と真理は、「愛おしい」とふさわしい言葉の男女関係になりたいと


思う毎日で違う研究を日々している。


綾には、もう1つ課題があった。


「好きな人と別れないといけない気持ち分かる?」


という言葉だった。


外を見ると雨が降っている。


綾は、外をジッと見つめながら考えていた。




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蒼よりも青く君が愛おしい @yurine

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