第5話 スマホ


朝、起きた綾は洗面所で顏を洗っていた。


顔を洗い終えるとiPadを見た。


平からは、


「会いたくなる」


とメールが入っていた。


綾は、うれしくなりiPadを胸に抱きしめた。


その頃、千夏は友達と朝マックしている。


「モーニングコーヒーは美味しいな!」


すると佐々木も


「やっぱり、マックだよな!朝からのハンバーガーは、


たまんないぜ」


猪森


「ホントだよな!」


いつものメンバーと千夏はいた。


そして、千夏節が始まった。


「オレの彼女、スマホ持っているんだ。それも、その


スマホ大きいんだ!誰が、持たせたんだよ!はまっていて


困る」


と佐々木たちに怒りながらこぼしていた。


「え?お前、彼女いたっけ?」


と佐々木が少し驚いて返した。


猪森


「しかし、複雑だよな。赤い糸が絡まってるんじゃないか?


俺は、大丈夫なんだ。平には言うなよ。ま、今どき、ガラケイは


いないからな。スマホぐらい持たないと」


猪森は、全部お見通しのようにあれこれ話す。


佐々木


「しかし、どのくらい大きいんだよ!」


千夏


「実話、iPadなんだ」


佐々木、猪森が


「Ipad?!それも違うんじゃないか?!」


千夏


「だろう!!ここだけの話にしてくれ。Ipadは出すな。


しかし、はまって困る」


佐々木


「あ!オレ、用事を思い出した!またな!!」


佐々木は、急いでマクドナルドを出た。


「あ!オレも鈴・・・。あ、なんでもない」


「なんだ、保守的だな・・・。つまんねーの!」


佐々木と猪森の姿はなくなった。


千夏は、一人、コーヒーを飲んでいる。





















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